ママチャリ内装変速修理の奥深き森へ・・・(後編)
おぉ~,ダブルサイドタイコ式インナーワイヤ(勝手に命名)。これさえあれば簡単サ!(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D先週の日曜日,ママチャリ内装変速修理の奥深き森へ迷い込んでしまいました。
それから1週間。
専用のシフトワイヤを購入して再チャレンジしてみると,写真撮影込みで15分もかからずに,ワイヤ交換&SIS調整が終わってしまいました。
奥深いと思っていたのですが,実際はとても浅い森でした(笑)
内装変速機用シフトワイヤ登場!
先週の分解作業で知ったのは,内装変速機用のワイヤーは「あらかじめアウターに入ったインナーの両側にタイコが付いている」という仕様。
もちろん,エンドキャップも付いているので,「完組のワイヤ」という状態でしょうか(^^)
ワールドサイクルで「アウター1520mm,インナー1578.5mm」のワイヤセットを注文し,4日ほどで我が家に到着。
インナー,アウター,キャップ×2,タイコ×2が組みあがった状態でパッケージされてます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D予想通り,「インナー,アウター,キャップ×2,タイコ×2」が完組状態でパッケージされていました。
こうなっているということは,後は自転車にくっ付けるだけでは・・・?
自分史上最速! 変速機ワイヤー接続完了!
普通,スポーツバイクでシフトワイヤを接続するには,以下のような手順が必要です。
- アウターを切断する(長さは交換前とあわせる)
- アウター内部のライナーを修復する
- アウター切断面をヤスリ掛けする
- アウターをフレームに配線する
- アウターの両端にキャップを取り付ける
- シフター側からインナーを通し始める
- 変速機側でインナーを仮止めする
- SIS調整をする
- インナーを切断する
- インナーの先端にキャップを取り付ける
この他にも,アウター内部へのグリス注入する・しない,によってさらに手順が増えたりします。
一方,ママチャリ内装変速機の場合,上記手順の1,2,3,5,6,9,10が不要ですから,残る作業はコレだけです。
- アウターをフレームに配線する
- シフター側からインナーを通し始める
- 変速機側でインナーを固定
- SIS調整する
- フォトポタ日記を更新する
なんだか,「他にやり忘れは無いか?」というくらいシンプルな手順ですが,実際にやってみると,本当にこれしかやることがありませんでした。
シフター側から順番に,フレームのワイヤー受けを通していきます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dシフターのタイコは大きくて通らないので気を付けましょう。(だから,シフター側から,小さい変速機側タイコを通していくのです)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D変速機側は,こうやって通します。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dシフター側のタイコを接続して結線完了。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dもっとも緩んだ状態でこうなるよう,アジャスタを調整します。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこれが2速。停止してても変速できるので調整も簡単。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dおぉ,ちゃんと3速も入った。無事終了~(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dまとめ
先週の分解作業ではビックリするくらい(っていうか,ビックリし続けてた)手間がかかっていましたが,ちゃんと専用のワイヤを用意した後は,あまりの簡単さに拍子抜けしてしまいました。
たくさん写真を撮りながら作業していましたが,それでもSIS調整を含めても15分もかからずに接続完了しました。
使用した工具は,シフターのカバーを開けるためのプラスドライバー1本だけです。
本日の全使用工具(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dフレームサイズに合わせた長さのワイヤを購入しなければならない面倒くささはありますが,一度,その仕組みを知ってしまえば,本当に簡単です。
これで,また一つ,ママチャリ修理対応レベルが向上しました(^^)
ママチャリ内装変速機のシフトワイヤ交換でお悩みの場合には,怖がらずに(?),まずはワイヤの長さを計って購入するところから始めましょう!
(おまけ)
ちなみに,専用ワイヤのお値段は店によってかなりばらつきがあり,300円~900円くらいのようです。
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