デュアルコントロールレバーの使い心地は?
おいらのLGS SIXは,2ヶ月前の大工事でデュアルコントローレバー(シマノではDCLと呼ぶそうです)化されています。
ちまたでは,ラピッドファイヤーの人気もまだまだあり,DCLには好みの差がだいぶあるようです。さて,おいらとDCLの相性はどうでしょう?
LGS SIXの購入時のシフトレバーは,廉価車では一般的なラピッドファイヤのEF-50。
初めてのスポーツ車だったので,恥ずかしながら,第一印象は「一体,どうやって操作するんじゃ?」でした。でも,乗り始めるとすぐに「こりゃ~ 楽だ!」に一転。
今をさかのぼることウン十年前,小学生の頃にブリヂストンの「ロードマン」なんかに乗っていた時には,シフトレバーにはいっさいのクリック(インデックス)は無く,「むにゅ~」とレバーを操作すると「がちゃがちゃがちゃ~,がこん」と変速されていました。
それが,EF-50のラピッドファイヤは拳銃のような引き金を引くと一段速いギア,もう一つのレバーをよいしょと持ち上げれば一段遅いギア,と簡単に変速できるのです。コレには驚きました・・・。
で,前置きが長くなりましたが,2ヶ月前にDCL化して,それから500kmほど走ってみた感想はというと・・・
ずばり,すばらしい! ブラビッシーモ!という感じです。
DCLでは,ブレーキレバーとシフトレバーが一つのレバーになります。手前に引くと普通のブレーキ。下に降ろすと一段速いギア,上に上げると一段遅いギアに変速されます。
最初はとまどうこともありますが,今ではこんな利点を感じつつ変速しまくっています。
- 親指をハンドルから離さないですむ
- おいらは親指・人差し指でハンドルを握り,中指・薬指でレバーを握るスタイルです。ラピッドファイヤの場合,速いギアへの変速は人差し指や中指でできますが,遅いギアへは親指でどっこらしょとレバーを押し込む必要があります。 DCLでは,シフトアップもダウンも中指・薬指でできます。親指を離さないので,安定してハンドルを握っていられます。
- 疲れない
- おいらがこよなく愛する鎌倉はアップダウンの激しい地形。そのため,やたらと変速する機会が多いのですが,ラピッドファイヤの場合,親指が疲れてしまう傾向にありました。DCLの場合,人差し指~小指(!)まで,どの指でも操作できるため,結果として変速操作を多数やっても疲れないというメリットがあります。
- なんとなくかっこいい!
- 実はコレが一番かも(笑) 実際には,他人の自転車の変速レバーなんて,世界中の誰も気にしていないので,完全に自己満足だったりするのですけども・・・。
とまぁ,非常に気に入っているのですが,困った点も無きにしもあらず。困っているのは,こんなところ。
- ワイヤリングがなんだか苦しくなる
- ここでも書いたのですが,ブレーキワイヤの出口が妙にハンドル内側にオフセットされています。そのため,ブレーキワイヤを短くする必要があるのですが,短くしすぎるとハンドルを曲げた時にきつい。かと言ってゆとりを持たせると,普段はブラブラしてしまう。なんとかならんのかなぁ・・・。
- オプティカルギアディスプレイ
- EF-50のときは,現在のギアが数字で示されていました。しかし,DCLのディスプレイは,なんとなくこの辺かなぁ~といった程度の目盛りです。その程度であれば,実は本人は最初から自覚したりします。困るのは既に9速に入っているのに,「もうちょっとスピード出すぜ!」と思ってレバーを操作してしまい,「あ? なんだもう9速だったのか・・・」という状態。しょっちゅうやっています。まぁ,おいらの問題のような気もしますが・・・
こんな感じで2ヶ月,500kmほど走っています。LGS SIXには不釣り合いなほど上位グレードであるDeore LXのDCL(フロントディレイラは未だにAcera・・・)。ニヤニヤしながら,不必要なほどに変速しながら鎌倉界隈を走るヤツを見かけたら,たぶんおいらです。
- ■「コンポ」カテゴリー内の前後記事
-
- 1件新しい記事:一点超豪華主義,XTRチェーンCN7701
- 1件古い記事 :ベアリング入りプーリー,BBBの「Roller Boys」