富士ヒルクライム2011参戦記(レース本番編)
どこだかわからん・・・(笑)
今回は数枚しか写真を撮っていないので,前後関係が分からず,イマイチ,どこだか分からんのです
富士ヒルクライム参戦記の第3回目は,いよいよ,レース本番の様子をお伝えします。
と言うか,普通は「レース本番」のみを紹介するような気もしますが,フォトポタ日記ではネタ確保のため(?),ようやく第3回目でレース本番編です(^^)
すでに速報でお知らせていているとおり,目標であった1時間25分を達成することができた,今回のレース。その24kmもある長丁場の様子はどんなだったのでしょう。
序盤(計測開始~一合目)
計測開始ポイントから料金所付近までは、多くの選手がとてもゆっくりしたペースで走っています。
胎内交差点を曲がって10mほど進むと計測が開始されるのですが、ひょっとしたら、料金所から計測が始まると勘違いされている方もおられるのかもしれません。
計測開始直後は,みんな超スローペースです。もっと気合を入れないと!(おいらも写真撮っているけど)
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessarまた、料金所を通過しても、やっぱり多くの方はペースをセーブして走られています。
2年前の時は8000番台(2時間申告)だったので妥当な気もしますが、今回は5000番台(1時間半)なので、「もう少し速くないと脚が残るのでは?」と思いました。
おいらは、序盤に我慢できない性格(だからだめなのか?)なので、胎内交差点を曲がる前からハイペースで上り始めました。
同じように思っている同志は少なくないようで、5~10人くらいで固まりながら、ハイペースで抜き合いながら先を急ぎました。
その途中,前方にNoguさんを発見!
そして,「Noguさん、追いついた~!」と,そのまんまの声をかけ、Noguさんの勇姿を一枚撮影してお別れです。次はNogu妻さんを追いかけるのだ~!
中盤(二~三合目)
二合目をすぎると、集団もだんだんバラケてきて、だいぶ走りやすくなってきます。
と同時に「一人旅」になる場面も増えてきますが,ここで,5月末の試走データが役に立ちます。
試走データに基づくEdge705のバーチャルトレーナーと競争しながら走れば,とりあえず,1時間28分はキープできます。また,ちょっと先を行けば,1時間25分も見えてくるでしょう。
いずれにせよ、一人旅になっても、ペースを見失わないというのは非常にありがたい機能です。
結局、苦労して作ったラップ表は文明の利器には勝てず、ほとんど見ることのない、お守りになってしまいました(^^)
こんな感じ(これは,ヤビツのデータ)。
コースの勾配(プロファイル)が表示され,二つの●で,現在のトレーナーと自分の位置を表します。この画面ひとつで十分だ♪
中盤になると,急勾配と緩斜面が交互に現れるようになってきますが,いつものヤビツと同じく,「急勾配は我慢、緩斜面はハイスピード」という作戦で走りました。
この作戦では、緩斜面の入口で最高速度に達していたいので早めにダンシングを発動するのですが、ここでもバーチャルトレーナー機能が役に立ちます。
せっかくハイスピードになっても、緩斜面が数十mしか続かない場合には、まったくの無駄になってしまいますが,画面にコースプロファイルが表示されているので、前方に緩斜面が見えてきたとき、「その緩斜面がどれくらい続くか」を知ることができます。
前方に100m程度の緩斜面があった場合に限り、ダンシングを発動してハイスピードで走り抜ければ、効率的なタイムアップができます。まぁ,ちゃんとコースを覚えていれば,こんなものを使わなくてもいいのですが・・・(笑)
いずれにせよ,立ったり座ったりしながら,この区間は全然疲れ知らずで快調に飛ばすことができました(^^)
後半(四合目付近)
つらかったです・・・。
今回は左脚の状態はかなり良いので大丈夫ですが、試走の時は足を付いてしまった区間です。
データを分析すると,ここまでのスタート~4合目までは,すべての1kmラップで試走よりも10~30秒も速く走っています。
が,19~20km区間のみ(もろ,山岳賞区間だ),試走と同タイム(3分50秒)にまで落ち込んでしまっています。
1kmラップ記録。最初の1km以外は全区間で試走を大幅に上回るペース。が,19~20km区間のみ同一ラップにまで落ち込む。
このつらい区間を,苦し紛れのダンシングで走っていたところ,追い続けていた3000番台のMATSUさんを補足!
MATSUさんは、試走の時のプチハンガーノックの恐怖に苛まれていたようで、ペースをセーブしてしまい、最後には脚が残ってしまったようで、くやしがっていました。
おいらは、この時点でかなりアップアップでしたが、人に見られるとがんばってしまう、単純な性格なので、太鼓の前で加速、MATSUさんの前で加速して先を急いでいきました。
残るは、女子スタートのNoguツマさんと、3000番台スタートのSHIGEさんだ~! しかし,二人とも速いな~,見つからない~
この区間で,「フォトポタ日記のShiroさんですよね!」とお声をかけていただきました。とってもうれしかったです♪
例によって,いいところを見せようと,ボカ~ン!と加速してしまいました。みんなに声をかけてもらえれば,シルバーも夢じゃないか!?
驚異のラストスパート!(怖かったよ~)
スバルラインも終盤にさしかかると、勾配が1~2%程度と極端に緩くなります。
4合目付近が8%台の急坂だっただけに、体感的にはほぼ「平坦」に感じてしまうくらいの緩い斜面です。この区間こそかっ飛ばしてタイムを稼がなければなりませんので,早めにダンシングしてスピードに乗ります。
空気が薄くて抵抗が少ないのか、ものすごくスピードがでてしまい、あっと言う間に、インナー×9速(13T)まで行ってしまいました。
気がつくと周囲は同じように加速している選手に囲まれています。
もっと加速するために、「落ちるなよ~!」と祈りながらアウターに切り替え、下ハンドルダンシングで走ります。
同レベル選手で固まって走っているうち、前者との距離は数cmになってしまったりしていました。前後左右身動きできない状態で疾走し続けましたが,後でデータを見ると,最高速度はなんと46.1km/h。
どうやら、我がロード人生初の「ドラフティング効果」体験だったようです(^^)。
ものすごい加速感を味わうことができた一方で,あまりの速度に怖かったのも本音です。
そして、最後に訪れるのが、8%ほどの心臓破りの坂。
2年前のときは脚が攣りそうになりましたが,今年は文字通り,心臓が破れそうになりました。データを見ると分かるのですが,勾配がきつい坂になったにもかかわらず,もはや心臓は反応することなく,静かにフェードアウトしていっている感じです(涙)
初めて写真買っちゃった。イッパイイッパイのくせに,妙に余裕のある表情&Vサイン。カメラを意識しすぎか!?
そして,感動のゴール(笑)
心臓がいっぱいいっぱいの割には,良く見ると「Vサイン」を出しています。
余裕があるんだか,無いんだか・・・。
気になるタイムは,公式記録で以下の通りでした。
1時間22分33秒(おっさんクラス1021人中172位)
とりあえず,データを見てみる
Edge705のデータを分析してみると,こんな感じです。
速度は加速・減速を繰り返しながらもほぼ一定ペース。心拍は,ラストに向けてしぼんでいきます(涙)
また,比較のために,2年前のときのデータ(こちらはPOLAR CS400)も載せてみました。
心拍・速度ともに今年と似たような変化ですが,ラストで心臓がかなりがんばっています。
進歩しているのか,いないのか,微妙ではありますが,とりあえずタイムは7分縮めることができました。
フレームもホイールもアルミ→カーボンに変わり,車重は9kg→6.8kgまで軽量化されて,この結果です。
大きいと見るか,小さいと見るか?(笑)
それよりも,左脚ガングリオンの痛みが消えていてくれたことが,一番大きな勝因かもしれません。
項目 | 2009本番 | 2011試走 | 2011本番 |
---|---|---|---|
タイム | 1:29:50 | 1:28:42 | 1:22:33 |
平均速度(km/h) | 15.7 | 16.5 | 17.6 |
最高速度(km/h) | 35.8 | 38.4 | 46.1 |
平均心拍(bpm) | 180 | 177 | 181 |
最高心拍(bpm) | 190 | 184 | 190 |
平均ケイデンス(rpm) | 74 | 76 | 77 |
最高ケイデンス(rpm) | 113 | 128 | 101 |
消費エネ(kcal) | 1446 | 1396 | 1451 |
体調 | 左脚激痛 | 左脚痛い | 左脚快調 |
また,「どんだけ速いんだ~!」と追い続けていたNogu妻さんは,途中で追い抜いてしまっていたことが判明(泣) どうやら,見落としてしまったようです・・・。
前述の通り,人に見られると無性にがんばる体質(性格?)のため,ステキ女子の前ではさらに3.0倍くらい加速できたと思われるだけに,残念でなりません。
山岳賞ジャージに身を包み,ご満悦のおいら(笑)
ダウンチューブを右手1本で持ち上げてみたものの,真正面でよく分からず(涙) あ,握力が持たない・・・。
また,同じく追い続けていたSHIGEさんは,1時間27分でゴールしていたので,こちらは追いつけなくて正解です(笑) だって,スタートが10分も違うんだもん。
次回は,よもやま話と反省の予定です(^^)
- 【2011.6.18追記】
- 四合目付近で声をおかけいただいたことを追記しました。
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