スバルライン試走のまとめ(走行編)
湘南平を彷彿させる,なが~い直線上り坂。うっとり♪ (←バカだ)
Sony DSC-TX10昨日は,梅雨の晴れ間をねらって,なんとか無事にスバルラインを試走することができました。
試走してみることで,いくつか課題や注意点が見えてきたので,本番に備えてメモを残しておくことにしました。
走行編と装備編に分け,今日は走行編をお伝えします。
なにかの参考になれば・・・(^^)
左脚の回復はアテにしてはいけない
今回の試走では,左脚は本当~~~にダメ野郎でした。
実は4合目を過ぎた付近で一度足を着いてしまいました。あまりに左足が痛いので,一度降りて,モミモミしていました。
計測は止めていなかったので,ラップタイムを見ると分けるように,そこだけべらぼうにタイムロスしています。
逆に見れば,「これがなければさらにタイムアップ?ムフッ♪」という期待もありますが,たぶん,本番も左脚は同じような状態が予想されます。
なので,今回と同様,あまりにきつくなったら,左脚の踏み込み時は手で押してあげるなどして手伝い,なんとか急坂区間をやり過ごすしかないな~と思っています。
また,今回は試せなかったのですが,どうにもダメなときは,ダンシングしてしまうというのも手かもしれません。
今回も緩斜面でしかダンシングしていませんが,急勾配区間でも左脚が耐えられないときは,ダンシングに切り替えてあげる必要がありそうです。
序盤は以外と勾配がきついので気をつける
料金所を出た直後(料金所手前もですが)は,勾配が結構きつくなっています。
スバルラインは,全体としては平均5%程度の緩やかな勾配なのですが,序盤は7~8%の結構急な坂が続きます。
序盤は手を抜きすぎてもいけないですが,ほどほどにセーブしたほうが無難です。
Edge705計測データから自作
おいらは,序盤をセーブするのはあまり好きではないのですが,この区間で飛ばしすぎるとさすがにマズイ気がします。
後述するように,目標タイムを距離で割っただけのラップ表なんかを作ってしまうと,序盤はすごく遅れ気味になり,必要以上にがんばってしまいそうなので,気をつけましょう。
区間ごとのペースは一定ではないので気をつけましょう
前述の通り,スバルラインは平均5%程度の緩やかな勾配ですが,こまかく見ていくと,3~5%くらいの緩斜面と,6~8%くらいの急坂が交互に現れます。
典型的なスバルライン風景(?) 勾配が増えたり減ったり。
Sony DSC-TX10今回は,ステムに貼ったラップタイム表,Edge705のバーチャルトレーナー機能も,どちらも当面の目標「90分」を全体距離「24km」で割っただけの平均値で作っただけの簡易計算でやってしまいました。
その結果,序盤の急斜面ではすごく焦る(タイムが伸びない)ことになってしまいました。
特に,スバルラインは最後の2kmくらいは勾配が1~2%くらいしかなく,猛烈なスピードで走れます。逆に言えば,そこに至るまでの間は,タイムはずっと「遅れ気味」というラップになるはずです(で,最後に大逆転する)。
おいらみたいに,一度,実走してタイムを計るのが一番ですが,それができない場合には,各区間の勾配を考慮したラップ表を作られるといいと思います。
こちらについては,今週末には改良版ラップ表を自作予定ですので,できたらご紹介します(^^)
今週末には改良版をリリース予定です(^^)
Sony DSC-TX10
ラストの2kmは死ぬ気で走る!
スバルラインのラスト2kmは,勾配が2%くらいしかなく,その前の四合目付近が8%くらいありますから,ものすごく楽に走ることができます。
実際,同じパワーで走っているつもりでも,簡単に30km/hくらい出てしまうと思います。
が! それで満足してはいかんです。
ここの区間こそ,フロントをアウターにして,全力で走りきりましょう。
今回のおいらは瞬間的に38km/hまで出せましたが,平均は35km/hを下回っています。本番ではもっとがんばらねばと思っています。
でも,それまでの1kmラップは3分30秒~4分30秒くらいだったのに,この区間では1分台ですからと,一気に盛り返せています。
トンネルを抜けると,最後の「心臓破りの坂」が待っています。気を抜くな~(^^)
Sony DSC-TX10最後の最後に上り坂が待っていますが,気にせず全力でかっ飛ばしましょう。
ただ,最後の上り坂が始まる前に,早めにフロントをインナーにしておくのをお忘れなく。
さすがにアウターのままではしんどいです。2年前のFHCでは,ここをアウターのまま上ってしまい,足がつりそうになりました。
アウト・アウト・アウト
平地のレースであれば,最短距離のインコースが一番速く走れますが,ヒルクライムでは「距離」のほかに「勾配」というファクターが入ってくるので一概にはいえません。
今回のおいらは,左脚がどうにもならないくらい疲労していたせいもあり,少しでも勾配や緩くなるアウトコースをずっと走り続けました。
左カーブであればセンターライン付近,右カーブは路肩ギリギリを走ります。
この場合は,左端の路肩ギリギリを走ります。
この写真のカーブは勾配がゆるいので,真ん中付近をイン・イン・インで走るのも手かと思います。おいらはアウト一本槍ですが・・・。
わずかな距離の差よりも,少しでも緩い勾配を選んだのですが,勾配が急なカーブでは結構な効果がありました。
が,本番は,多くの選手が走っていますから,右に左に自由に走ることは難しいと思いますが,余裕があれば,自分の好みのライン取り(距離重視,勾配重視)を試してみる価値はありそうです。
ただ,路肩は気をつけた方が良いです。
スバルラインは,ずっと側溝がありますから,ここだけには落ちないように気をつけましょう。
Sony DSC-TX102年前のFHCでは,何人か路肩に脱落している人を見かけました。おそらく,左ギリギリを走っているうちに,なんらかのアクシデントで落ちたのだと思います。
そこだけは気をつけましょう。
12-25Tをあきらめ,12-27Tでいきます
今回は12-25T(105)のリアスプロケで上ったのですが,8%程度の急勾配区間では左脚が悲鳴を上げてしまい,ずっと25Tを使い続けることとなってしまいました。
なので,本番では12-27T(DURA)を使うことにしました。
車重6.8kg,カーボンホイール,平均勾配5%で27Tを使うとは思えないのですが,やはり,保険で12-27Tを持っていくことにしました。
12-27Tという,べらぼうなワイドレシオを使うとなると,「適正なギア比が得られない」というリスクが増えますが,2年前のFHCも12-27Tで上っていました。
さらに,そのときは9速(TIAGRA)でした。
9速の12-27Tと比較すると,以下のようになります。
12-27T(9速) | 12-27T(10速) | 12-25T(10速) |
---|---|---|
12 | 12 | 12 |
13 | 13 | 13 |
14 | 14 | 14 |
15 | 15 | 15 |
16 | 16 | |
17 | 17 | 17 |
19 | 19 | 19 |
21 | 21 | 21 |
23 | ||
24 | 24 | |
25 | ||
27 | 27 |
本番で12-27Tというワイドレシオを選んだとしても,2年前の時よりも1枚ギアが多いわけですから,そんなに雑なギア配置にもならないことでしょう。
ま,もともと,きわめて雑なシフティングですし(2~3枚飛ばして変速している・・・),頻繁に使う16Tもあることですから,あまり気にならないことでしょう。
どうせなら,DURAの方がうれしいし(^^)
まとめ
というわけで,無事に24kmを完走したものの,さらなるタイムアップにはいろいろ課題がありそうです。
一番の課題は左脚ガングリオンですが,こいつを言い訳にしていると進歩がないので,こいつの存在を前提としつつ,走り(勾配が緩い部分を走る)や装備(軽いギアで走る)でカバーしていきましょう。
目標を高く持つのだ! ハイ,おとうさん!
Sony DSC-TX101時間15分(シルバー)は無理としても,1時間25分は達成したいな~!
p(^^)q
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