52円50銭のSPYミラー延命策

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なぞの,おにぎり型シールの役割は?(^^)

なぞの,おにぎり型シールの役割は?(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

以前,本ブログ内の紹介記事へ52.5円のみみっちい改善について触れていました。

なんとも中途半端な金額ですが,改善効果の検証ができましたので,ようやくタネアカシです。

例によって,ふたを開けてみると「な~んだ・・・」というネタですが,いつものことなのでお許しください(^^)

バックミラー大好き♪

突然ですが,ロードバイクに限らず,自転車で車道を走るとき,バックミラーを付けていますでしょうか?

もちろん,法的義務はまったくないですから,付ける・付けないは自由ですが,おいらの場合は,バックミラーを付けないと,とてもじゃないですが怖くて走れません。

本ブログ内の紹介記事へ初めて付けた時は,子供を連れて先導して走るときに,「いちいち後ろを振り返るのが面倒だから」という理由で付けました。

最初はLGS SIX号に付けていたのでした(懐!)

最初はLGS SIX号に付けていたのでした(懐!)

Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

でも,今では,一人で走るときも,常に右後方から迫りくる自動車を確認していないと,不安でたまりません。

もちろん,駐車車両を避けるときや右左折するときは,後方を振り返って直接確認しますが,普通にまっすぐ走っているときは,常にミラーに頼っています。

そんな,バックミラー命♪のおいらが愛してやまないのは,ZefalのSPYミラー。

とっても小さいので,2個付けることだってできます。やりませんけど・・・(笑)

とっても小さいので,2個付けることだってできます。やりませんけど・・・(笑)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

写真の通り,とても小さなミラーで,ドロップハンドルにもフラットバーにも,バーエンドバーにも,自由に取り付けることができます(フレームに付けている人もいるそうです)。

お値段は1,500~2,000円と,すこし張りますが,同じような製品に比べてミラー面の見栄えが比較的よく,小さい割にはちゃんと後方確認ができるので気に入っています。

LGS SIX号の頃から使い続けていますから,かれこれ5年のおつきあいになります。



SPYミラーの欠点

長年愛用しているSPYミラーですが,実は,深刻な欠点を抱えています。

それは,「風雨による経年劣化が激しい」という欠点です。

LOOK号(その前身のLGS RHC号も)は室内保管の上,基本的に雨中走行をしないので,常にドライ環境にあります。

一方,室外保管しているLGS SIX号に付けたSPYミラーは,だいたい,1年もたたないうちに,後方確認は無理なくらいに表面が痛んできます(アルミ面が剥離したり,浮いてきたりして,ガビガビになる)

こんな感じに,ガビガビになります(泣)

こんな感じに,ガビガビになります(泣)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

前項では「5年のおつきあいになります」と言いながらも,実はこの間に4回くらい代替わりをしているのです。

1個2,000円弱ですから,毎年1個買っていたら,今後100年で20万円近くも浪費することになってしまいます(一体,何歳まで乗る気なんだよ)。

というわけで,毎年,Zefal社に搾取続けられてきていたのですが(ひどい言い方である),ここに来て,ようやく52.5円で対策ができることが判明しました。

さて,そのしょぼい対策とは・・・。


株式会社ダイソー製,液晶保護フィルム(105円)

え~,ごめんなさい。

こんだけ引っ張っておいて,対策はこれだけです。

ザ・保護フィルム(笑) 2枚で105円。さすがダイソーである・・・。

ザ・保護フィルム(笑) 2枚で105円。さすがダイソーである・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

そう,おいらがこよなく愛する100均ショップダイソーの液晶保護フィルムを貼っているだけです。

可能であれば,デジタルカメラやスマホ用に作られた高光沢タイプがいいかと思うのですが,そういうのは,たいてい500円以上しますので,ケチって105円のダイソーです。

が,世界中を探しても,SPYミラー用にプリカットされた液晶保護フィルムは売っていないと思いますので,自分で切るしかありません。

①フィルム装着前

①フィルム装着前

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
②ミラー面にあわせてマジックで切り取り線を描きます。

②ミラー面にあわせてマジックで切り取り線を描きます。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
③これは失敗作。もうちょっと小さめにカットしなければいけません。

③これは失敗作。もうちょっと小さめにカットしなければいけません。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
④完成! むほ~,意外とキレイだよ。

④完成! むほ~,意外とキレイだよ。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

コツは,ミラー面よりもほんの少しだけ(1mm程度)小さめに切ることです。

大きめに切ってしまうと,ミラーとボディの間の隙間をまたぐ形になりますので,隙間から雨水が浸入しやすくなります。

ジャストサイズでもだめです。上記とほぼ同じく,ミラーの側面から雨水が浸入してしまいます。

そんなにシビアにサイズを決める物品でもないと思いますので,あらかじめ引いた線より,適当に数mm内側をはさみで切ればOKです。

おいらが買ったフィルムは大型の物で,一枚で2個分の切り取りが可能でした。なので,105円÷2枚=52円50銭なのです(^^)



52円50銭の効果

さて,このしょぼい対策の効果はどの程度なのでしょうか?

対策実施から4ヶ月が経ちましたので,その評価をしてみましょう。



反射率は若干下がってしまう

これは,液晶フィルムの品質に直結していると思いますが,貼った瞬間から反射率は少し下がってしまいました。

さすがに安物フィルムなので,少し反射率(透明度?)が下がってしまいます。

さすがに安物フィルムなので,少し反射率(透明度?)が下がってしまいます。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

でも,「見えない」ということはなく「少し見にくくなった」というレベルですので,実用上の問題はありません。

先述の通り,高光沢タイプや,より透明度が高いタイプの液晶フィルムを貼れば,もっと影響を少なくすることができると思います(お値段も少し張りますが・・・)



劣化傾向は皆無(^^)

肝心の劣化対策の方ですが,こちらはバッチリです!

液晶フィルムを風雨にさらして大丈夫なのか,若干心配がありましたが,なんの問題もみられません。

4ヶ月間,外置きで風に晒されたあとの状況。ちょいと汚れていますが,まだまだ大丈夫(^^)

4ヶ月間,外置きで風に晒されたあとの状況。ちょいと汚れていますが,まだまだ大丈夫(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

また,ミラーそのものの表面は完全にクリアな状態でした。


まとめ

というわけで,今のところ,特に問題なくSPYミラー延命策は進行中です。

このまま使い続けて,いつかは,保護フィルムもだめになるとは思いますが,それでも,残りのフィルム切れ端(52.5円)がありますから,それを張り替えればOKです。

今まで使い続けたSPYミラー費(2,000×5=10,000円)は高い授業料でしたが,新たな解決策を見いだせたので(そしてネタも書けたし)良しとしましょう。

本当は,LGS SIX号を室内保管してあげたいところなんですが,狭~い我が家を50円程度で拡張するのは無理ですので,当面はあきらめです。残念。

しばらく(一生?)は,このダイソーフィルムでがんばります!

おしまい。


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2011年08月06日 | カテゴリ:  DIY | ID: 10121
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