ロードバイク傷防止キャンペーン(ケーブル保護編)
PINARELLO乗りにはできまい。フフフ・・・。
今気がついたけど,LOOK,TIME,TREK,FELT。4文字メーカーって多いのね。
ロードバイク傷防止キャンペーン最終回は,格安ケーブル保護材の紹介です。
といっても,前回の「表面保護用テープ」以上に,わりと普通の物品ですので,ご存知の方も多いかと思います。
が,やってみた人しか分からない,秘密機構も発見しましたので,騙されたとおもって(^^)読んでみてください。
いいところ
- ケーブルによってフレームに傷をつけないように,圧着端子カバーが有効(^^)
- 自転車専用品に比べて格安
- 柔軟性が長持ち
- いろんなカラーがある
ダメだこりゃな点
- ケーブルを抜かないと着脱できない
既存のケーブル保護材
多くの完成車では,メーカーオリジナルやJagWireなどのケーブル保護材が付いてきます。
595はフレームからの自力組み立てだったので,JagWireの「Tube Tops」を使っていました。
JagWireのTubeTops。悪くは無いんだけど,無くす・高い・固くなる・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこういった,自転車専用のケーブル保護材の多くは,後から被せるタイプのため,装着にあたってケーブルを張りなおさなくていいので便利ではあるのですが,以下のような欠点もあります。
- 簡単に外れてしまう。輪行で自転車を袋詰めした際や普段の運用中にも,簡単に外れて紛失してしまいます。「割り」を入れた構造で,装着を簡単にしているためですが,それがアダとなって簡単に外れてしまうのです。
- お値段が高い。紛失したら買えばいいのですが,そのお値段がびっくりするくらい高いのです。メーカーによりけりですが,大体,1個200~300円という脅威のお値段です。
- 硬化してくる。長年(といっても,おいらの場合最長で3年ですが)使っていると,経年変化でゴムが硬化してくることがあります。ケーブルの外皮よりはマシですが,それでもフレームと擦り続けていると,フレーム表面がガサガサになってきてしまいます。
なんとか,抜本的解決策はないものなのだろうか・・・。
ケーブル保護の救世主(?),圧着端子用カバー
既存ケーブル保護材の,外れる・高い・硬化するの3大欠点を回避できる素材を求め,世界中を旅した(ウソ)結果,近所のロイヤルホームセンターにたどり着きました。(いつも同じ書き出しだ・・・)
ホームセンターで50個入りを買いました。こんなにいらないんだけど・・・。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D見つけたのは,圧着端子カバーです。
がっかりするくらい,普通の電気配線用品です(^^汗
既存ケーブル保護材,3大欠点解決!
ごく普通の,圧着端子カバー。
軟質PVC。たいてい,1個5~10円くらいです。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D「な~んだ」とがっかりするなかれ,この圧着端子カバーをケーブル保護に使うと,既存ケーブル保護材の3大欠点がクリアできるのです。
- 絶対に外れない。当たり前です(笑)なんせ,切れ目が無いですから。これで,輪行や車載で運んだときにカバーをなくさないですみます。
- 安い!驚異的に安いです。お店によりますが,単価では1個5円から,高くても10円以内です。自転車専用品にくらべて1/40程度のお値段です。
- (たぶん)固くならない。もともと「柔らかさを前面に出したパーツではありませんが,たぶん,軟質塩ビかなんかでできているので,ゴムのように経年で硬化することはないのでは?と思っています。
なんと言っても,とにかく格安なのが最大の利点で,595号でも無数に使用しています。ます。
定番は,トップチューブ付近。595はブレーキケーブルに2個連結して使っています。
が,シフトワイヤには入れ忘れています。今度,赤いのを買ってきて装着しよう。
トップチューブから出てくるブレーキケーブルも。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2DチェーンステイのRDシフトケーブル。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dまた,パーツの特性上,カラーバリエーションが実に豊富ですので,自転車フレームやケーブルの色に合わせたカバーを用意することができます。
おいらは,最初に使っていた白いケーブル(クラークス)に合わせて「白」を選んでいますが,ケーブルが赤に変わったので,近々,赤いカバーにしようかな~なんて思ってい
ローリングプロテクション機構(PAT.PEND)
当初,クラークスの5mmシフトワイヤを使っていたので,コレに合わせて5mmの端子カバーを50個入り袋で買ったのですが,その後,純正のSP41(4mm)に変更したので,端子カバーは少し緩めになりました。
本当は,4mmの端子カバーを買えばよかったのですが,40個以上あまっているし,買いに行くのが面倒くさかったので(笑),そのまま5mmカバーを流用しました。
そこで発見したのが,「ローリングプロテクション機構(RAP; Rolling Protection Mechanism)」(おいら命名,笑)です。
説明より前に,まずは動画を見てみましょう。
595の場合,ハンドルを思いっきり右に切ると,リアブレーキワイヤはフレームに接触した後,ずるずると上に引きずられていく格好になりますが,サイズぴったりのカバー(既存の自転車専用品含む)の場合,フレームの上をこすっていきます。
一方,「ちょいと太目の圧着端子カバー」の場合,映像のように(分かりにくいのですが・・・),クルクルと回転していくのです。
これが,ローリングプロテクション機構であり,発見者のShiro准教授によると「フレームにさらに優しく」「ハンドル操作をさらに滑らかに」するとのことです。
本当かどうかイマイチ分かりませんが,なんとなく,そんなような気もしないではない,程度に思っておきましょう(笑)
まとめ
え~・・・,あおった割には,第2回目(表面保護テープ)以上に,しょぼい普通の改善ですが,いかがなもんでしょう。
やり始めて丸1年ですが,今のところ,特に問題はありません。
真っ直ぐに伸びたISPが格好いい(^^) あ,いけね。ブルホーンバーになっている・・・。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2Dただ,容易に予想がつきますが,最大の欠点は,「ケーブル配線後では装着ができない」という点です。
ケーブル張替えやハンドル取替え時に併せてやればいいのですが,このためだけに,ケーブルを外してカバーを付けるのは,ブログネタに枯渇した時以外,まずやらない行為でしょう。
ま,ケーブルは年1回の交換が推奨されていますので,その際には,ぜひ,フレームやケーブルのカラーに合わせた圧着端子カバーの導入をご検討してみてください。
最近の595号。内心,「ホントはこんな過保護じゃなくて,ツールを走りたいんだけど」とか思っているかも(笑) すまぬ!
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8それでは,3回に亘ってお伝えしてきました,ロードバイク傷防止キャンペーンを終わりにいたします。ご静聴,ありがとうございました(^^)
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