ロードバイク傷防止キャンペーン(問題提起?編)
これはもはや「傷」ではないか・・・。職場のSさんのDEFY1号全損状況。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D世の中には2種類の人間がいる。
ロードバイクに傷が付いてもなんともない人間と、すごく気にする人間だ。
「だから何?」と聞かれると困っちゃうのですが(笑),明らかに後者の人間であるおいらは、今までいろんな「自転車傷防止グッズ」を使ってきました。
今回のシリーズは、よりお安いお値段で、より確実に傷防止ができるグッズを2つほど紹介します。
既存の保護関係グッズの難点
ちょっと大きめの自転車ショップに行けば、自転車、特にフレームの傷防止グッズがたくさん並んでいます。
チェーンステイのカバー(ネオプレーンやシール)、ケーブルカバー(ゴムチューブ)、トップチューブカバー(布製)などなど。
1年前の595号のヘッドチューブ周り。初期の頃はTubeTopsとClearSkinを使っていました。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dおいらも、今までいろいろ試してきて、それなりに効果がある物が多いのですが、共通する欠点があります。
【欠点1】お値段が高い!
たとえば、ここで紹介したフレームカバーシール(BBB Clear Skin)は約1000円、こちらで紹介したケーブルカバー(Jagwire Tube Tops)は800円でした。
Clear Skin。とても便利だけど,これだけで1000円は高いかなぁ・・・。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8どちらも、原価は数円レベルだと思われますが、用途が自転車に限られるため、このきわめて小さなパイで商売を成り立たせるために、一般の方が見たらびっくりするお値段になっています。
確かに「自転車専用」であって、使い勝手はとても便利でフレームへのダメージ防止には効果抜群なのですが、お財布へのダメージも大きいのも事実です。
長さ数cmの「ゴム管」が800円というのは、いくらなんでも・・・。
【欠点2】保護場所が限られる
自転車で傷が付くところは実に多く、その形状は多種多様です。
多くのパーツは、フレーム保護を目的としていますが、それだけでも、
- チェーンステイ(チェーンが当たる)
- ヘッドチューブ(シフトケーブルが当たる)
- チェーンステイ下部( 〃 )
- ダウンチューブ( 〃 、フロントタイヤが跳ねた小石が当たる)
- トップチューブ(ローラー台から降りるときにクリートが当たる)
- シートチューブ(リアタイヤが跳ねた小石が当たる)
- リアエンド(ローラー台のカップリングに当てる)
上に書いたのは、全部経験済み(泣)です。
RHC号のチェーンステイ。保護テープがボロボロになっています。
これは,乗り方が下手なせいでもあります(DH時にチェーンテンションを下げすぎ)
LGS SIX号。降りるときにSPDでガリっ。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dさらには、フレーム以外でも、
- リアディレイラ(ローラー台のカップリング)
- 右クランク(脱落したチェーン)
- フロントフォーク(サイコンセンサーの固定用タイラップや輪行時のホイール)
なども傷が付きやすい部位です。
LGS RHC号のフロントフォーク。輪行時のホイール接触。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D同じく,RHC号のチェーンステイ。これも輪行で。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2Dこれに対して、市販の保護グッズがカバーできる部分は限られています。
これらの要注意箇所に気がつかなかったLGS RHC号は、無数の小さな傷が付いてしまいました。まぁ、それはそれで愛着はありますが(^^)
次回に向けて
というわけで、既存の自転車保護グッズの問題点に鋭く切り込み、高コスト体質の業界に一石を投じた、シリーズ第1回目はこれにて終了です(笑)
待望の第2回目は、「なんでも保護テープ」と「格安ケーブル保護」をテーマに、自称自転車保護研究家のShiroさんをゲストにお招きして紹介予定です。
それでは,ごきげんよう~(^^)
595号のチェーンステイ。この写真内で4箇所の保護がされています。
ステイ上部,シフトワイヤは分かりやすいですが,あと2箇所はどこ!?正解はまた次回に!(^^)
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