人生初のチューブラータイヤ交換!

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剥がし作業の様子。うまく剥がれてくれよ~。

剥がし作業の様子。うまく剥がれてくれよ~。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

先週,トレッド剥離が判明し,本ブログ内の紹介記事へご臨終となった決戦タイヤVELOFLEX Record

傷は小さいですが(そうでもないか),タイヤの構造体がむき出しになっていますので,迷うことなく,新品タイヤへの交換となります。

さてはて,我が人生初のカーボンホイール&チューブラーでのタイヤ交換はうまく行ったのでしょうか・・・?

うまく,剥がせるのか・・・?

タイヤ交換といっても,「装着」の方はもちろん購入時にやったことがありますので,初体験なのは「取り外し」の方です。

どのメンテナンス本を読んでも,「チューブラーを外すときはドライバーでこじるべし」と書いてあるのですが,RecordはカーボンホイールMV32T ULに乗っていますから,ドライバーはダメっぽい感じです。というか,カーボンリムに金属ドライーバーって,絶対損傷すると思うのですが・・・。

買っててよかった,新品のRecord(^^) 傷に見えるのはゴミです・・・。

買っててよかった,新品のRecord(^^) 傷に見えるのはゴミです・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

そこで,前回いただいたコメントを参考にして,鉛筆(=木)や定規(=樹脂)などを用意して望んでみました。



いきなり,ウィークポイント発見!

「どうやってやろうかな~?」と迷いながら,タイヤを横から手でこじってみると,微妙に浮き上がる部分を発見しました。

たいていの部分はガッチリとくっ付いているのですが・・・。

たいていの部分はガッチリとくっ付いているのですが・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おや? ちょっと剥がれやすいところがあるぞ!?

おや? ちょっと剥がれやすいところがあるぞ!?

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

MV32T ULは,リム内部にシリアルナンバーのシールが貼ってあるのですが,そこの部分は両面テープ(TTP-1)の接着力が割りと弱くなっていました。

この弱点を突いていけばよさそうです(^^)



簡単に外れました・・・

弱点部分の周辺を手でこじってみると,たいした力も必要なく,あっさりとタイヤが浮き始めました。

とてもありがたいことに,両面テープはタイヤ側にくっ付いて剥がれてくれたので,リム側はクリーンになっています。

おぉ,あっさりと剥がれました!! なんの工具も要りませんでした。

おぉ,あっさりと剥がれました!! なんの工具も要りませんでした。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おぉ,タイヤ側にくっ付いていってくれた!

おぉ,タイヤ側にくっ付いていってくれた!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

このまま,数cmにわたってはがし続けていくと,リムからタイヤが横に外れてくれました。あとは,ゆっくりと全周に亘って剥がしていけばいいはず。




一箇所だけ難航しました

途中までは,非常にスムーズにリムからタイヤが剥がれてくれ,また,両面テープはタイヤ側にくっ付いてくれたので,とても楽に作業が進みました。

「楽に作業が進みました」とは書いていますが,粘着力はかなりあるので,よいしょよいしょと引っ張る感じです。ただ,タイヤ側にテープが残っているので,力は要るものの苦労はありません。逆に,リム側に全部残ったとしたら,その苦労はとんでもないと思います・・・。

また,懸案だった,ニップルの穴周辺でのカーボン繊維ほつれもありませんでした。

しかし,一箇所だけ,妙にリム側の接着力が強く,なかなかタイヤが剥がせないところがありました。

げっ,一箇所だけ妙~に粘着している~!

げっ,一箇所だけ妙~に粘着している~!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
ちょっとだけ,両面テープの残滓がついてしまいました。

ちょっとだけ,両面テープの残滓がついてしまいました。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

結局,強引に引っ張って剥がしたのですが,わずかながら両面テープの残滓がリム側に残ることになりました。

ここ以外のところは,コレといった問題なく外し作業完了です。

取り外しミッション完了!

取り外しミッション完了!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D




リム面の清掃

一箇所だけ両面テープの残滓が残った部分があるので,無水エタノールで溶かしてふき取りました。

それ以外の部分では,まったく汚れはなかったのですが,念のため,全周に亘って脱脂だけしておきました(無水エタノール)。

これで,両面テープの残滓を溶かしましょう。

これで,両面テープの残滓を溶かしましょう。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
クリーンなリム面。新品みたい(^^)

クリーンなリム面。新品みたい(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

とても心配しながら作業に望んだ割には,なんの工具を使うこともなく,「手」だけでタイヤを外してしまうことができました。

今回は,リム内部に貼られたシール部分から作業を始めましたが,そうではなかったとしても,全般的にたいした接着力ではなかったので,どこからでもできたと思われます。TTP-1の接着力は,意外とたいしたことがないのが幸いでした。

ただ,ごく一部でTTP-1がリム側に残ってしまいましたが,ほとんどはタイヤ側にくっ付いてくれたため,リム側のお掃除もとても簡単に終わらすことができました。

およそ,15分で作業完了でした(^^)



ニュータイヤ装着!

タイヤの装着は,最初にRecordを装着したときとまったく同じです(本ブログ内の紹介記事へ詳細はこちらをご参照ください~)。

両面テープ(TTP-1)を貼って,タイヤを仮載せしてセンター出し。その後,両面テープのシートを剥がし,再度センター出しをやって完成です。

また,このお方(TTP-1)にお世話になります。

また,このお方(TTP-1)にお世話になります。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

ふぅ(^^)


まとめ

タイヤを外して装着しなおすまで,工具は何一つ使わず,30分ほどで作業完了でした(^^)

これなら,なんとかギリギリ,出先でのパンクにも対応できるかどうか,といったところです。

ただ,屋内のきれいな環境で,作業用マットの上で,かつ,タイヤを載せる台(ローラー台)があっての話です。

洗浄もテープ貼りも,ローラー台(や振取台)があると便利です

洗浄もテープ貼りも,ローラー台(や振取台)があると便利です

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

これが,出先でのパンクとなると,まず,リムを傷つけないように下に何かを敷かなければならないでしょうし,両面テープ(TTP-1)を貼る際には,ゴミなどが付着しないように木を使う必要もありそうです。

やっぱり,出先でのパンク対応は,可能な限り本ブログ内の紹介記事へシーラント剤で対応したいなぁ,と思い直しました。

また,MV32T ULとRecordはやはり山岳決戦専用(=短距離)であり,長距離のツーリングにはシャマル+FUSION3の組み合わせのほうが絶対によさそうです。

何はともあれ,Shiro家一族として初のチューブラータイヤ交換は無事に成功いたしました。

ご心配いただいた皆さん,アドバイスをいただいた皆さん,ありがとうございました~!

おしまい。



(おまけ1)

リムへの固定が完了してから気がついたのですが,今回購入したRecordは,バルブ長が短くなっているみたいです。

MV32Tは名前のとおり32mmハイトなのですが,写真のように,ほぼ埋もれた状態になっています。

げっ,ほぼめり込んでいる!

げっ,ほぼめり込んでいる!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
シンクロタイプのエクステンダーのおかげで,なんとかなりました。

シンクロタイプのエクステンダーのおかげで,なんとかなりました。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

以前のRecordは,もう1cmくらい飛び出ていたので,2011モデルはデザイン変更されたのかな?

いずれにせよ,もう,シンクロタイプのエクステンダーじゃないと,絶対にエア注入ができなくなりました(ホイールに載せる前なら,バルブコア交換もアリだったかも)

(おまけ2)

今日の作業はタイヤ装着までしかできず,外したRecordの内部検証まではできませんでした。

4月に注入したシーラント剤,NoTubesはどういう状態になっているのか,今週の作業時に検証をして報告予定です~(^^)



【2011.9.5 追記】

「楽に剥がれたよ~♪」とばかり書いていますが,強力にくっ付いているので「腕力」は必要です。ただ,作業前には「も~んのすごい接着力で死ぬほど大変」と思い込んでいたところもあり,少し拍子抜けしたと感じでした。タイヤ側にテープがくっ付いてくれたので,悩むことなく,力さえかければ楽にはがせたということですので,ちょいと修正しました。



■「タイヤ」カテゴリー内の前後記事
2011年10月03日 | カテゴリ:  タイヤ | ID: 10152
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