超ローコスト軽量化術 (誰でも簡単に車重を1.5kg以上も!?)

1件新しい記事(ミニマムカイゼン,石鹸水の運び方) 1件古い記事(世界初! リトラクタブル・サドル・プロテクター)
細かい軽量化もありますが,やっぱり,コイツに一番期待しています(^^)

細かい軽量化もありますが,やっぱり,コイツに一番期待しています(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

先日の,本ブログ内の紹介記事へこの秋3回目のヤビツアタックで,年内の40分切りに黄色信号が転倒したおいら(いや,もとから点灯していたか?)。

これから年末にかけては,クリスマスや誕生日,忘年会などのビッグイベントが押し寄せ(あ,結婚記念日も),とても機材の更新は無理。

しかし,一気に車体重量を1.5kg以上(!)も軽量化する秘策を発見したのでした! それは・・・。

アイディアは思わぬところから

先日のヤビツアタックでは,参加した4人それぞれが目標を持っていましたが,残念ながら全員もう少しのところで届きませんでした。

頂上で,「ど~したもんだかねぇ」と反省会をしている中で,にしやん@ぶちょーさんが,「いっそ,パンク修理キットとかを全部置いていくのも手だなぁ」ということをおっしゃりました。

おぉぉぉぉ! 確かにそうです!

ヤビツアタックは全長で12km弱ですから,最悪,パンクしても歩けない距離ではありません。

仮に,菜の花台に駐車したとすれば,そこより下であれば最長8km,上であれば長くて4kmしかありません。このくらいなら歩けます!

というわけで,「機材を交換するのではなく,無駄な物は持たない」という,禅の世界のようなパワーアップを考えてみることにしました。

(一部,必要な物も置いていく,という感じですが・・・)




置いていく物をピックアップしよう

前回のヤビツアタックで持っていったものの中で,前項の方針に従って,持っていかなくても良さそうな物をリストアップしてみました。

パンク修理セット一式

サドルバッグではなく,普通のボトルに以下の物を押し込んで運んでいます。これが一番,重いです。もう2年以上もパンクをしていないのに,無駄に運ばれています。

  • チューブ(EVO55)
  • タイヤレバー(3本)
  • 携帯ポンプ(TOPEAK マイクロロケット)
  • ミニ工具(TOPEAK MINI6)
  • ミッシングリンク

ボトルごと置いていくわけですから,ボトルケージまで外せるという,裏ドラも付いてきます(^^)

LOOKボトルに入れていますが,ボトル込みで318gもあります。

LOOKボトルに入れていますが,ボトル込みで318gもあります。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
中身は意外とシンプルだったりします。音なり防止で袋詰めしています。

中身は意外とシンプルだったりします。音なり防止で袋詰めしています。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D




携帯電話

auの激重携帯電話である,TOSHIBA BIBLIOを使っています。そもそもヤビツは電波が入らないですから,持っていく意味はほとんどないはず・・・。



財布

頂上で飲むコーラ代金(150円)があれば十分。っていうか,そもそもお金を使える場所がない・・・。



ドリンク半分

いつも,750mlのポラーボトルを満タンにして上っていますが,実は半分くらいしか飲めません。最初から半分にしていけば,相当軽量化できます♪



デジカメ

この人も意外とヘビー級で,250gもあります(!)

この人も意外とヘビー級で,250gもあります(!)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

これは,最後まで悩みましたが,やはり,記録のためなら芸術もあきらめましょう(笑) それに,おいら愛用のRICOH CAPLIO GX100は,コンデジにしては重たいのです・・・。



トライボックス

デジカメ(GX100)を入れるためだけにトップチューブに装着しているトライボックス。デジカメを持っていかないことにしたのであれば,自動的にトライボックスも家でお留守番になります。



前後ライト・バックミラー

ヤビツにはトンネルはありません。

また,明るいうちに上って,明るいうちに下りますから,ライトの出番はありません。

道交法的にも「暗いときは点灯せえよ」であり,暗くないときにライトを装備していなくても,罰せられることはないはずです(^^)

また,町中ではないので後ろを警戒する必要がないため,バックミラーも不要です(いや,後ろから追い抜かれる,ぶちょーさんを警戒する必要ありか!?)



ウィンドブレーカー

夏場は暑くて大変だったヤビツも,季節は秋になってしまい,下りは寒いくらいです(っていうか,すごく寒い!)ので,ウィンドブレーカーは必需品です。

しかし,上りは運動によって暑くてしょうがないですから,タイムアタック中は単なる「荷物」になってしまいます。

問題のダウンヒルは,ブレーキで超低速運転し,さらに軽いギアをぐるぐる回せば,体も暖かくなるはずです。



チューブレスタイヤFUSION3

つい先日から使い始めたばかりのFUSION3。

今のところ大きな問題は無いのですが,ヤビツアタックでは重量が課題です。チューブがないんだから軽くなるのかと思いきや,PRO3 RACEよりも前後で100gも重くなっています。

待ってました,PRO3 Light!! これだけで120gも軽量化します。おまけに,回転体だ!(^^)

待ってました,PRO3 Light!! これだけで120gも軽量化します。おまけに,回転体だ!(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

そこで,ヤビツアタック専用に,PRO3 RACEよりもさらに10g軽いPRO3 Lightを輸入してみました(3,200円!)。これで,前後タイヤで120gも軽量化できます。




目方でドン!

で,外していけそうなもの全部を量ってみると・・・。

パンク修理セット・デジカメ・携帯など主要物品で750gほど。重い~

パンク修理セット・デジカメ・携帯など主要物品で750gほど。重い~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D





物品軽量化 [g]
パンク修理セット一式318
ケージ38
携帯電話166
財布81
ドリンク半分350
デジカメ248
トライボックス82
前後ライト
バックミラー
70
ウィンドブレーカー200
チューブレスタイヤ120
【合計】1673

余裕で1kgを越える1673gの軽量化を達成です!!

ここ数日の寒さを考えると,さすがにウィンドブレーカーはまずいかな?という気がしますが(カチカチに冷えきってからのタイムアタック・・・),それを差し引いても,1473gです。

やはり,パンク修理セット(318g)とデジカメ(248g)が大きいです。

ちなみに,これらを全部外した状態で,LOOK号を計量してみると7.4kgでした。本ブログ内の紹介記事へ3月の頃には8.4kgでしたから,色々交換したりしているうちに,自転車そのものも1kgも軽くなっていたことに驚きです。

アイディアをいただいた,にしやん@ぶちょーさん,ありがとうございます!! これで,40分どころか30分切りだって可能です!(うそ)



Ready to Challenge!

さて,準備は整いました。

相変わらず,練習はまったくしていませんが,機材だけは大幅な軽量化を果たせそうです(それなりにリスクを背負っていますが)。

気温の低下とともに,左足のガングリオンの痛みが増してきています。今年のヤビツチャレンジも,あと1~2回が限界でしょう。

今週末の土日に機材の整備(といってもタイヤ交換だけだけど)をして,来週の2日 or 3日あたりには,この秋4回目のヤビツチャレンジに行ってこようと思っています。

台風,くるなよ~(^^)

おしまい。



〔番外編〕さすがにコレは無理でした(持っていきます)



ヘルメット

これは絶対に無理。必ずかぶります。

上りだけならいいんだけど,下りがあるからなぁ・・・。

たった200gをケチって,あの世行きリスクを高めたくないので,あきらめましょう。



スピード&ケイデンスセンサー

Edge705はGPS端末ですから,速度センサーが無くても速度や距離を計測できます。

で,この本ブログ内の紹介記事へ速度センサーが結構ごっつくて,50gくらいありそうな感じです。

本当は外してしまいたいのですが,ケイデンスセンサーを兼ねているので,さすがに断念。感覚だけでケイデンスを掴めるようになったら,外してしちゃおうかな~。



自分の体重(ダイエット)

絶対に無理。

現状で175cm&54kg。

これ以上軽量化したら,ヤビツじゃなくてあの世に行ってしまいます(笑)


■「DIY」カテゴリー内の前後記事
2010年10月28日 | カテゴリ:  DIY | ID: 9890
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/6573