人生初の自転車作業成功!(リング錠取り付け)
六角ボルト締め付け中の次男坊。舐めちゃうなよ~
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9先日登場した新しい次男坊号(アサヒのママチャリ)の後輪に,「リング錠」や「サークル錠」と言われる鍵を付けてみました。
Vブレーキの固定ポストに乗せるタイプのリング錠です。
いつもは,購入とほぼ同時においらが開封して取り付けまでやってしまうのですが,今回は,初めて,おいらじゃなくて次男坊自身で鍵の取り付けをやらせてみました。
うまくできたかな~?
Vブレーキ台座にリング錠を取り付けよう!
おいらに似て工作全般が好きな長男と違い,次男坊は妻に似ていて工作全般はあまり興味がなく,小さいころからプラモデルも工作もほとんどやったことがありません。
別に,どちらがいい,というわけではないですが,自転車の鍵くらいは自分で取り付けられたほうが,将来,何かとお得なことが多いと思います(できれば,パンク修理も)。
そこで,リング錠を自分で取り付けさせてみることにしました。
おいらはリング錠の取り付けは5回くらいやっているので,ハナクソほじりながらでも(汚ないよ・・・)できる簡単な作業。
- Vブレーキの固定ボルトを外す(六角ボルト×2本)
- リング錠を載せるための台座(ブラケット)をVブレーキポストに固定する(六角ボルト×2本)
- 台座にリング錠を固定する(六角ボルト×2本)
説明書も構造図が書いてあるだけで,作業手順書のような作りにはなっていません。
自転車パーツにしては親切な方だけど,よく考えて作業しないと・・・
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D注意しなければならないのは,2と3の順番。
先に,リング錠をブラケットに付けてしまうと,Vブレーキポストに載せる際に,鍵本体が邪魔してボルトを締めることができなくなります。
さて,うまくデキルかな・・・?
小さな失敗と学びがたくさんありました
人生初(と思う)の自転車作業に取り組む次男坊。
横で見ているおいらは,手を出したくなっちゃうんだけど,ぐっと我慢して「大丈夫かな~?」「ワッシャはどこに入れるのかな~?」とか,独り言(?)を言うだけにしていました。
まぁ,ある程度予想はしていたのですが,やっぱり,一度も工作作業をしていない人だと,いろんなところでミスを犯すようです。
作業工程全体を見渡していない
ボルトを外したり締めたりする前に,取り付けようとしているパーツのおおよその位置関係や,ボルト長など,完成を模擬して付けてみたりするべきですが,それをやりません。
自転車関係のパーツは厳密な規格というより,「現物あわせ」なことが多いですから,ここでサボると,「途中まで作業したのにネジが届かない・・・」のようなことが多々あります(多々経験済み,笑)
ワッシャーの役目を知らない
リング錠のセットには,平ワッシャーやスプリングワッシャーがいくつか入っています。が,その使い道が分からないため,とんでもないところ(ボルトの頭じゃなくて,先端の方とか)に挟んだりしてしまっています。
スプリングワッシャーに至っては,「ねじれた針金」「不良品」だと思っていたようです。
パーツを落とさない作業の仕方を知らない
「パーツを落とさない」というのは大事なことで,自転車ならまだしも,相手が車や自動二輪のように複雑(かつ重い)な場合には,一度落としたパーツは諦めざるを得ないときもあります(もちろん経験済み,涙)。
今回の作業では,鍵を固定するのは2本のボルトですが,次男坊は鍵の両側に,ボルトとワッシャーを通してから,自転車に取り付けようとしていました。
ブラケットの両側をボルトで固定する。どうやったら,ボルトを落とさないか,よく考えましょう。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9手前の,「今これから締めようとするボルト」には意識が向くのですが,反対側のボルトは揺れで落としてしまいます。
手前のボルトを仮固定し,その次に向こう側のボルトを差し込む(もちろん逆も可)という方法は,2回くらい落として気が付いたようです。
ボルトを締めるときはきっちりと差し込む,ができない
今回の作業では,最初は普通のアーレンキー,途中からラチェットレンチを貸してあげたのですが,いずれも,レンチの先端をボルトの頭にしっかりと入れてから回す必要があります。
精度の高いボルトならまだしも,正直言って,今回のリング錠は品質の低いボルト(ヘッドの六角がキチンと整形されていない・・・)であり,トルクをかけた途端に抜けて舐めてしまいます。
パーツを抑えるだけでなく,レンチもボルト側に押し付けながら回しましょう。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9なので,締めてる最中もレンチが抜けないように,「押し込みつつ回す」必要がありますが,ここでも,なんどかレンチが空回りしていました。
完成後に納品チェック(?)をしない
色々と試行錯誤はしましたが,作業は「ボルト2本を外し,ボルト4本で締める」だけですから,30分ほどで完了。
ところが,ちと驚いたことに,作業終了と同時に工具やゴミを片付け始めました。
これはイカンです。フォトポタ日記でおなじみの,各種ヒヤリ事故への近道です。
作業終了時には,「ちゃんと固定できているか」「ちゃんと動くか」「余ったパーツはないか」などのチェックが必要です。
家の玄関ドアに鍵をかけたら,ガチャガチャと引っ張って鍵がかかっているのを確認するでしょう?
同じノリで,作業終了時には最低限のチェックを怠ってはいけません。
そういうことができない人が,こういう(↓)ミスを犯すのです(笑)
ペダルが緩んで軸だけに・・・!!
SONY NEX-5N + E18-55mm
まとめ(やっぱり工作は楽しい♪)
書いていて,なんだか自分のことのように思えてきました(笑)
そう,人間とは,自分のミスには気が付きにくいですが,他人の失敗には気が付きやすいものなんです(^^)
というわけで,たった30分の鍵取り付け作業でしたが,学ぶべき点はたくさんありました。
これがツマだと,「なんで,できないの!」とか言い出したりしてケンカになったりするのですが,幸い(?),おいらは自分自身でもイヤになるくらいのポンコツなので,人の作業ミスや失敗にたいして非常に寛大,というか愛してします(会社でもです)。
次男坊も,初めての作業で小さなミスのために,行ったりきたりしながらやっていましたが,その都度「へぇ~」「なるほど~」「できた!」ととても楽しそうでした。
いろいろ試行錯誤したけど無事に完成! な,楽しいだろ?(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9そう,やっぱり,工作って楽しいんです。きっと。
そして,今まで「次男坊は不器用だなぁ」と思っていたのだけど,それは不正確で,決して手先の動きが悪いわけではなく,「正しい作業方法を知らないだけ」ということが分かりました。
それは,おいらや本で教えてもらってもいいし,もっとたくさん失敗して自分で学んでもいいでしょう。
これを機会に,次男坊も少しは工作が好きになってくれたらイイナと思いました。
好きになりすぎて「フレームをカーボンに交換する!」とか言い出したら,それは別の場所で議論しましょう(笑)
おまけ
今回購入したリング錠は,本文中で書いたとおり,リング錠,取り付け台座のほか,各種ボルト・スペーサー・ワッシャーが同梱されています。
んが,Amazonから届いたパッケージには,鍵と台座だけで,ボルトなどのパーツが入っていませんでした。
Amazonからの購入で返品するのは初めてだったので,最初は戸惑ったのですが,とてもシンプルでした。
- 購入ページで「返品」を選択
- 理由を書いて送信(といっても,「部品が足りない」だけ)
- 返却する品に同封する書類が表示されるので印刷
- 購入時の箱(適当な箱でもOK)に返却品を入れる
- 数時間後に日本郵便の回収係りの人が来るので渡す
これだけです。
交換品については,2.の段階で発送が始まっていて,今回の場合は昼に送信したら夕方に回収にきて,翌朝には新品が届きました。
恐るべき迅速さ,Amazonです。
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