超セコイ! 左右のクリート交換実施

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あれ? 確か「グリップ付クリート」のはずなんだけど,ゴムはどこに・・・?

あれ? 確か「グリップ付クリート」のはずなんだけど,ゴムはどこに・・・?

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

久しぶりの自転車イジリネタ。

といっても,Xperiaのせいでますます困窮を深めるフォトポタ研究所ですから,新たなパーツやフレームを買うような豪華なお話は無理。

今回紹介するのは,そういう豪華なお話とは正反対な,シャンプーやハミガキ粉の最後の一滴を搾り出すような,超みみっちい,「クリートの左右交換」というコネタです。

要するにこんなお話です(^^)

  • ビンディングのクリート(LOOK KeO)が磨耗してきた
  • 着脱回数が多い左足の磨耗がひどい
  • 金欠状態なので,とりあえず,左右のクリートを交換してしのぐ
  • 左右で同じ形状なのだから,新品を購入して左だけ交換すればよかったかも・・・

クリートが磨耗してきた!

現在使っているクリートは,2013年5月に交換したものです。

左右の遊びが全く無い「固定モード」クリートを試してみたくて交換したのですが,特に違和感も無いまま,1年半も使い続けています。

固定モード自体には,良くも悪くも何にも感じ無いのですが,最近になって磨耗状態がまずい気がしてきました。

一つ目のまずさは,滑り止め用のグリップが,ほぼ完全に喪失していること

購入時(2013年5月)の状況。こんな風にゴムがしっかり付いていたのに・・・。

購入時(2013年5月)の状況。こんな風にゴムがしっかり付いていたのに・・・。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

シマノのSPD-SLもそうですが,グリップ用のゴムはとても小さいので,あっさりと磨耗して消滅してしまいます。

が,こちらについては,「滑らないように歩けるコツ」がだんだん身に付いてきたので,グリップ無しでも大丈夫かな?という気もしてきています。

それよりもまずいのは,着脱が軽くなってきたことが心配です。

走行距離にもよると思いますが,1年半も同じクリートを使い続けていると,クリート本体の磨耗も進むようで,それに伴って,着脱が緩くなってきました。

クリートを横から見たところ。だいぶ摩耗してきています。

クリートを横から見たところ。だいぶ摩耗してきています。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

以前,Noguさんから,奥さんが長年同じクリートを使い続けていたら,走行中にステップアウト(外れる)したというお話を聞いたことがあります。

ビンディング初心者用には,ある程度使い込んだクリートで始めると着脱が容易で怖くない,と入門書で見たことがあります。

逆に言えば,磨耗が進みすぎているクリートを使って,ハイパワーな走り(誰?)をしていると,ステップアウトしてしまう可能性があるということです。

まぁ,ヒルクライムなら速度も緩いので危険は無いでしょうが,平地で40km/hも出している時に片足が外れたら,意外と大変なことになるかもしれません。

ちょっと対策せねば・・・。

クリートの偏磨耗状態をチェック

磨耗してきたクリートの危険性に気が付いたのなら,さっさと購入すればいいのですが,クリートって意外とお高いのです。

ネットでもショップでもあまり差がなく,だいたい2000~2800円ほどします。

6~7回も交換すれば,ペダル本体が買えてしまうほどです(クリート付いてくるし)。

そこで,クリートの磨耗状態を良く観察してみたのですが・・・,

左右でこんなに摩耗度合いが違います。

左右でこんなに摩耗度合いが違います。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

どうでしょう,この磨耗度合いの著しい差は?

左右クリートの「つま先部分」を見比べると良く分かると思いますが,左クリートの方はペラペラになるまで磨耗しています。

その一方で,右クリートはまだ十分な厚さが残っています。

右クリートは,まだ4.4mmほど厚みが残っています。

右クリートは,まだ4.4mmほど厚みが残っています。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
右クリートの4.4mmに対して,左は2.87mmしかありません。

右クリートの4.4mmに対して,左は2.87mmしかありません。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

原因は,おいらが左に偏って激太りしているわけではなく,単に,停車時は左足で着地するからです。

おいらの場合,一日100kmのツーリングをした場合,左クリートは無数に着脱を繰り返しますが,右クリートはほんの数回ではないかと思います。

両者には10倍とか,50倍とかいうオーダーで着脱回数の差があります。

ペダルとの着脱で磨耗するでしょうし,実際に地面に足を付くのですから,ゴムグリップもクリート本体も磨耗しそうです。

というわけで,左クリートが極端に磨耗していることが分かったので,右クリートと入れ替えることにしました。せ,せこい・・・。

左右クリート入れ替えに便利LOOK KeOのメモリークリップ機能

左右のクリートを入れ替えるだけですから,左右それぞれ3本のネジを緩めて締めるだけ。

が,大事なことを忘れています。

クリートの向きや位置は,ペダリングに重大な影響を与えます。ましてや,アソビの無い「固定モード」ならなおさらです。

以前使っていた,SPD-SLでのクリート交換では,交換前のクリート位置を忘れないように,シューズ底面にマジックペンで縁取りをしたりしていました。

ところが,LOOK KeOには「メモリークリップ」なる,スーパー便利機能が付いています。

3年ほど前のこちらの記事で紹介していますが,クリートの基部に小さなパーツが埋め込んであり,クリート交換時にはこいつだけは,シューズに残って位置を覚えていてくれるのです。

クリートを外しても・・・。

クリートを外しても・・・。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
台座(メモリークリップ)だけが残り,取り付け位置を覚えていてくれます。

台座(メモリークリップ)だけが残り,取り付け位置を覚えていてくれます。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

このおかげで,クリートを付け替えても,それまでの最適(だと思うのだけど・・・)位置に戻すことができるのです。

便利~

まぁ,本当は「新品クリートと入れ替える際の手間削減」が目的であって,東洋の貧乏オッサンが「左右のクリートを入れ替えてセコクが長く使う」ための機能では無いと思いますが・・・(笑)

左右取り換え完了! といっても,もう時間の問題だな・・・。

左右取り換え完了! といっても,もう時間の問題だな・・・。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

あともう少し,3月頃になったら,LOOK号のフルメンテを行うのでそのときには,各種消耗品とあわせてどっか~んとクリートも購入するので,それまでのつなぎとして,もうひと頑張りしてもらいましょう。

おしまい。



(おまけ)
そういえば,「カーボンホイールも普段使いたい!」ということで,昨年10月から使っている,Vittoria CORSA CX3

良く見ると,この子もリアだけが磨耗してきて,フロントとの差が広がってきている模様。

でも,チューブラータイヤで前後ローテーションって,すごく面倒くさそうなんですが・・・。

みなさん,どうしているんでしょう?

極端な「前乗り」でバランスとるとか(絶対に違うと思う)。


■「ペダル」カテゴリー内の前後記事
2015年02月05日 | カテゴリ:  ペダル | ID: 11330
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