冬の異音修理(2)KEO2MAXの巻
異音を出し続けるKEO2MAX。こんなにピカピカなのに・・・(だからダメなんだってば)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.82週間前に,大盛況(?)のうちに終了した,595号のフルメンテ2013。
完成した翌日から走ってみて,シフトやブレーキの軽さに大満足だったのですが,2週間もたった今週になって「異音」に悩まされています。
異音の発生箇所はペダル。左右両方のペダルから,力を入れるたびに,キュキュキュという音が聞こえてくるのです。
なんで,今頃になって・・・。
要するにこんなお話です(^^)
- ペダル部分から「キュキュキュ・・・」という異音が発生
- フルメンテ2013で完全脱脂したことが原因の模様
- クリーニングはいいけど,その後の注油を忘れずに!(ペダルに限らず)
KEO2MAXペダルから異音が・・・
「なんで2週間も経ってから?」という謎は,実は簡単。
おいらの冬シーズンは,左脚ガングリオンが痛みだすので,固定力の強いロードペダル(KEO2MAX)ではなく,ユルユルのSPDペダル(PD-A520)に付け替えています。
フルメンテのときの取り替えたのですが,この前の,湘南国際村アタックに合わせてKEO2MAXに戻していたのでした。
だって,おいらのシューズ(SH-MT31)はソールがゴムでフニャフニャなので,タイムアタックには全く不向きですから。
というわけで,慣れ親しんだKEO2MAXで国際村に向かったのですが,その道中,ほんの少しでも力を加えると,左右どちらのペダルも「キュキュキュ」という,何かが擦れるような変な音を出し続けていました。
往復60kmにわたり,ず~~~っとキュキュキュです。
台所洗剤かいな・・・(それは「キュキュット」だ)
ベタですいません(笑) 我が家は食器洗い機用です。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
原因判明&修理完了
異音の原因は,国際村に付く前にすでに判明しました。
停まってペダルの裏側を見てみると,いつもは適度に汚れているはずのスプリングが,ピッカピカになっています。
それこそ,キュキュットで洗ったんじゃないかというくらい,ピッカピカでした。
そのピカピカ状態を見て,すぐに思い出しました・・・。
今回のフルメンテでは,昨年と違って,STI以外の全コンポを外して洗浄液(エコテック2)の中にドブ漬けにして完全に脱脂し,汚れを落とした上でグリスアップをやり直していました。
しかし,ペダルに関しては,使用中だったKEO2MAXを洗浄液にドブ漬けにした後,冬用にSPDのPD-A520を取り付けたので,すっかり忘れてしまっていました。
哀れドブ漬けのままで忘れられていたKEO2MAXは,作業翌日に救出されたのですが,そのピカピカぶりに満足してしまい,グリスアップを忘れてしまっていたのです。
スプリング部分もかっさかさ。どこにも油分無し!
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
ピッカピカではあるのですが,実は,カサカサでもあったのですね。
すまぬ,KEO2MAX・・・。
さっそく,いつものDURA-ACEグリス(ヅラグリス)を,スプリング部分に塗りこみました。
キャッチ部分の軸などは狭くてグリスが届かないので,やむを得ず,ドライルーブです。
キャッチの軸にはドライルーブを塗っておきました。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8また,ペダル回転が軽くなりすぎてたので,前回同様,ベアリング部分をばらしてグリスを注入しておきました。
これらの処置後,いつものKEO2MAXに戻ってくれました。
おいらの脚が繰り出す,強大なトルク(笑)をすべて受け止め,それでも,何一つ音を出さないで回ってくれています。
洗浄後のグリスアップには十分お気をつけください~(^^)
注油完了! 写真だとまったく分かりませんけど!(^^;)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
【おまけ】
そういえば,ロードを始めたばかりのころ(6年前),スプロケとチェーンを洗浄してから組み上げ,オイルを塗らないで1週間そのままにしていたことがあります。
そのときは,見事に錆びてしまったのですが,6年後に同じ過ちをやってしまったようです。
なんとも進歩しないですなぁ・・・。
- ■「ペダル」カテゴリー内の前後記事
-
- 1件新しい記事:超セコイ! 左右のクリート交換実施
- 1件古い記事 :シューズ周りの改善2件(クリート,ゴムグリップ)