久しぶりの異音との戦い(ハンドル部分)
ハンドル部分からの異音・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8超久しぶりの「イオン異音ネタ」です。
過去にも何度か,異音発生&解消の話を掲載していますが,今回は,どこから,どんな音がして,どうやって直したのでしょう?(^^)
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 恒例の異音退治ネタ(^^)
- 走行時,ハンドル部分から小さな「カタカタカタ・・・」という異音
- いつもそうですが,予想外の部分が異音発生箇所でした
異音との戦いの歴史
ロードバイクに乗り始めたころは,バイク各部からのさまざまな異音に悩まされました。
今覚えているだけでも,ざっとこんな感じで,色んな異音と戦っていました。
異音発生部位 | 原因 | 対処方法 |
---|---|---|
ペダル | グリス無し&締め付け不足 | グリスを塗って,キチンと締めこむ |
ボトルケージ | グリス無し&締め付け不足 | グリスを塗って,キチンと締めこむ |
ホイール | バルブナット緩み | バルブナットを締める |
ホイール | バルブホールとバルブが接触 | バルブにゴムチューブを履かせる |
ヘッドチューブ | ノーメンテでゴミだらけだった | ヘッドセットを分解清掃 |
ホイール(MV32T) | フリーハブのグリス枯渇 | フリーハブのグリスアップ |
ホイール(SHAMAL) | フリーハブのグリス枯渇 | フリーハブのグリスアップ |
フロントブレーキ | ブレーキシューに金属片 | 金属片除去 |
対処内容は,その時々で本やネットを調べたり,その場限りの適当な思いつきで直していました。
中にはバルブナットのように,その後,ナット自体を使わなくなって根本的に解消されているものもあります。
こんなところ(バルブホール)から異音が出たこともありました。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8今回の異音は「ハンドル部分」!
今回の異音さんは,1ヶ月くらい前から。
平地も坂道も関係なく,走行中にちょっとした段差を通り過ぎると,ハンドル部分のどこかから「カタタタ・・・」という音が聞こえていました。
これが「カナカナカナ・・・」なら風情もあっていいのですが,もともと無音に近い静粛さで走るロードバイクにとって,小さい音でもカタカタいうのは気になります。
ハンドル部分に耳を近づけようにも,段差等で振動が無いときは無音のため,段差を乗り越える直前に顔をハンドルバーに近づけている必要があり,それなりにスリリングな行為なので,なかなか異音発生部位が特定できませんでした。
ところが,富士箱根210kmの準備をしている時,あっさりと判明。
例のSTIサイドブレーキ技術を開発(笑)したあと,バイクを勢い良く前後に動かしたりしてブレーキの強度試験をしていたら,STIのネームプレート部分からカタカタ音が出ていることが判明したのです!
異音は,ネームプレートから出ていることが判明!
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8サイドブレーキ技術の発見も偶然ですが,それを試しているうちに,偶然に異音のありかを発見したという,行き当たりばったり自転車生活です。
ネームプレート異音対策完了!(^^)
異音の原因が分かったら,もちろん,対策を講じなければ鳴りませんなりません。
DURA-ACE(7900系)のSTIネームプレートは,とても小さなビスでSTI本体に固定されています。
小さなビス一本で固定されています。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8おそらく,このビスが緩んだんだろうということで,ドライバーで増し締めしようとしたのですが,予想外にビスがガッチリ締められていてビクともしません。
では,ネームプレートはどうなっているのかというと,ビスはしっかり締められているにも関わらず,ネームプレートはガタついています。
どうも,長年(といっても3年)の過酷な使用(とは思えんが)によって,ネームプレートかSTI本体が微妙に変形して「アタリ」が悪くなってしまった模様です。
緩めると,こうやって外れます。でも,締めてもガタが残る・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8完璧に修理するには,ネームプレートをちょいと変形させて,ガッチリとSTI本体に嵌るようにしてあげればいいのだと思うのですが,失敗するとグニャグニャになったり,傷をつけてしまいそうで,チト怖い。
そこで,超いい加減な修理方法ですが,ネームプレートの裏側にゴムを貼ってガタをなくすことにしました。
適当な厚さ(1mmくらい)があれば,どんなゴムでもいいと思うのですが,たまたま1Fのリビングに転がっていて,3Fの自転車用品置場まで取りに行くのが面倒だったので,いつもの自己融着テープでごまかしてみました。
自己融着テープはテンションを掛けないと粘着力は出ないのですが,今回のように隙間を埋めるだけなら,粘着力も必要ないので,ネームプレートをSTI本体に装着する際に,隙間にはさんでやって作業完了です。
ずいぶん,雑な修復方法。ネームプレートの裏側に自己融着テープを貼っただけ・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8まぁ,発見まで結構時間を要した割には,修理方法が極めて雑な気がしないでもないですが,とりあえず,先日の富士箱根210kmでは異音はきっぱり解消してさわやかに走ることができました。
だんだん充実してきた,フォトポタ日記の異音ライブラリー。
しかし,異音との戦いは始まったばかりだ! 戦い続けるのだフォトポタ日記!(←なぜか突然打ち切りマンガ風・・・?)
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