冬の異音修理(3)ハンドルバーの巻
これが,今回の異音の原因。いったいなんだ!?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dココのところ,異音関係が2記事ほど続きましたが,今回で最終回です。
前回は,油分が完全に無くなったペダルからの異音(悲鳴?)でしたが,今回はハンドル部分からです。
低速時は静かなのですが,高速になってくると,「カタカタカタ・・・」と鳴り始め,ものすごく気になります。
おいらを悩ます,にっくき異音の犯人はどこに隠れているのでしょうか?
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- ハンドル部分から
イオン異音が発生 - 低速走行では聞こえないけど,高速走行では「カタカタ」や「カラカラ」という音が聞こえる
- 犯人は予想外(もちろん,おいらは初)のものでした
症状&容疑者探し
異音が出るようになったのは,例のフルメンテ2013の後から。
ヒルクライムなど,ゆっくり走っている時には鳴らないのですが,平地やダウンヒルになると,ハンドルバー付近から「カタカタカタ・・・」と鳴り始めます。
よ~く聞くと,「カラカラカラ・・・」とも聞こえるのですが,なんせ,高速時にしか聞こえてこないので,なかなか正確な音や場所を特定することが難しい。
往復60kmの湘南国際村遠征の間,あそこでもない,ここでもない,と疑ってみたのはこんな部位。
- STI付近
- 大小レバーがガタ付いていたり,内部に異物が入ってはいないかと思いました。また,以前のようにネームプレートが振動する場合もあるのですが,STI全体を手でしっかり抑え込んでも音に変化はありません。STIは無罪のようです。
- ヘッドセット
- 今回はヘッドセットまで分解していたので,少し怪しいといえば怪しいのですが,LOOKのヘッドセット(HEAD-FIT)は,構造上,ガタが出るようなつくりではなく,実際に何も音は出ていなかったので,これまたシロです。
- ライト・サイコンなど
- ハンドルバーには,ライト・サイコン・サイドミラーの3つのアクセサリを付けているので,これらの取り付けを確認してみましたが,やっぱりシロでした。
というわけで,任意で取り調べさせてもらった重要参考人たちは,全部,シロでした。
いったい,誰がこんな異音を出しているんでしょう・・・?
家に帰って犯人判明,緊急逮捕!
結局,走行中には異音が出ているものの,正確な場所を特定することが出来ませんでした。
ペダルは「キュキュキュ・・・」と異音を奏でるし,ハンドル付近からは「カタカタカタ・・・」と悲しい音が出てくるわで,それだけで,わりと寂しい感じの復路の30kmでした。
失意のどん底(オーバー)で我が家に到着し,3階の自転車置き場に595号を運ぼうと階段で斜めにした途端,明らかにハンドルバー内部から「コロコロコロ・・・」という,小さな何かが転がっている音が聞こえてきました!!
どうも,ハンドルバー内部に,何らかの異物が存在し,そいつが振動で転がることで異音が発生していたようです。
ついに,犯人の尻尾をつかみました。
さっそく,エンドキャップを外して内部を確認しようとしたのですが・・・。
こうやって,バーエンドキャップを外そうとしたのですが・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dありゃ? 爪が折れてるじゃん!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D探す前から犯人判明です(笑)
エンドキャップの爪が2つも折れています。おそらく,この折れた爪たちが内部で遊んでいるのでしょう!
エンドキャップを外して,595号を垂直に立ててみると,,,
これが,冒頭にご紹介した,犯人達です(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dもう観念したのか,犯人たちが出てきました。
こんな小さなパーツの切れ端が,耐え難い異音を出していたのですねぇ。
修理完了&反省
普通にエンドキャップを填めただけで,キャップの爪が折れるなんてことはマズ無さそうです。
今回のバーテープ巻き作業では,巻き始めの部分で余りの部分を長く取りすぎ,かなり多めにハンドルバー内部に折り曲げました。
そこに,エンドキャップを填め,かなり強引にガンガン押し込んで蓋をしましたので,これが爪折れの原因になったようです。
フルメンテの際の様子。いかにも下手そうな,バーテープ巻き作業の様子(笑)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8なんだ,真の犯人は自分だったんじゃん(笑)
修復作業では,長すぎた余り部分を切り取り,折り曲げ量を大幅削減した状態でキャップを取り付けました。
あ,キャップはフルメンテ前に使っていたヤツをそのまま再利用です(同じ,チネリですし)。
もう,ビックリするくらい,スムーズにキャップで蓋ができました。
やはり,無理な作業をやると,どこかに歪が出てきてしまいますね。特に作業最終盤にやることが多い,バーテープ巻きは適当な仕事になりがちなので,注意が必要そうです。
というわけで,3回にわたってお届けしてきた冬の異音シリーズ。今回で最終回でした(だと思います・・・)。
それではまた来年~
- ■「ハンドル」カテゴリー内の前後記事
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