PRIMAVERA号,フラットバーロードの悩み・・・
最初からEdge705が付いている,豪勢な入門車(^^)
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZAGWにイモウトから譲り受けた,COLNAGOのPRIMAVERA号。
初心者にも扱いやすいフラットレバーに換装してあることから,次男坊も簡単に乗り始めることができました(長男もOKでした)。
乗り始めるにあたって,サイコンの取り付けは簡単にできたのですが,ブレーキレバーの換装(MTB→ロード)についてはなかなか難航しております・・・。
サイコン(Edge705)の取り付けは完璧(^^)
おいらも好きですが,子供たちも小さいころからサイクルコンピュータ(サイコン)が大好きです。
彼らは「速度」や「距離」の数字が回るのを見て喜んでいますが,おいらは,初心者こそ「ケイデンス」の表示が大事だと思っています。
速度や距離については,日常的な徒歩や自動車などである程度の感覚は持っていると思います。
しかし,ケイデンス,すなわち,「1分あたりのクランクの回転速度」については,一般人は考えたことが無いと思います。
その状態で「90rpmが一番効率がいいんだよ」と教わっても意味がありませんし,90rpmという回転数は(私達にはなんともないですが)初めてスポーツバイクに乗る人にとっては,ビックリするくらい速い回転数だと思います。
初めて乗るロードバイクが,Edge705装着済み。いいなぁ~(笑)
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8家には大昔に買った,有線式の速度センサーだけのサイコンが何個かありましたが,上記の理由から,思い切ってEdge705を装着してみました。
ハンドルバー直接だと見にくいので,長年595号で安定して使っていた,サイコンホルダー(Mr.Control)を使いました。取っておいてよかったです(^^)
また,センサーマグネットについては,過去の発明(?)をそのまま適用し,クランクはペダル軸に丸型ネオジムをはめ込み,スポークには角型ネオジムを自己融着テープで巻きつけました。
クランクの様子。テープで塞いでおくとゴミが付きません。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8スポークの方は,今まではエアロタイプ(=平たい)にしか付けたことがなく,今回は初の丸型スポークへの取り付けですが,さすがに過去10回くらい同じ作業をしているだけあって,難なく取り付け完了。最初に,小~さく切った両面テープで仮止めするのがコツです(^^)
丸型スポークに装着するのは初めてですが,無事にできました(^^)
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8これで,速度,距離,ケイデンスが測れるようになりました。ついでに,心拍とGPS測位と標高計測まで付いてきますが,ちょっと過剰か・・・?(^^)
混迷を極めるブレーキ問題
既に紹介していますが,PRIMAVERAはフラットレバーに換装する際に,MTB用のブレーキレバーを装着しています。
ブレーキ本体はロード(Ultegra)なのでレバー比が異なる(MTB用は弱く長く引く,ロードは強力に短く引く)ため,ブレーキの効きが本来よりもだいぶ弱くなってしまっています。
車格よりだいぶ上のブレーキが付いています。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZAブレーキシューをSwissStopに交換し,レバーの遊びも調整したりして,少し改善はしましたが,それでもママチャリブレーキより少しだけ強い,くらいの効きにしかなっていません。
今のところ,25km/hくらいしか出していないのでいいのですが,いずれは公道を30km/h以上で走ることを考えると,ちゃんと効くブレーキにしたほうがいいですし,早いうちに慣れておいたほうが良いでしょう。
そこで,ブレーキレバーをロード用の物に交換しようとしたのですが,その道はなかなか険しくて・・・。
【案1】ロード用のブレーキレバーをAmazonに発注!→キャンセル!
シマノのラインナップを見ると,フラットバーロード用のブレーキレバーがいくつかありました。
- SL-R780(Ultegra相当?)
- BL-4600(TIAGRA)
- BL-3500(SORA)
- BL-2400(CLARIS)
見た目も悪くないし,いいのでは?(^^)
クラリス(CLARIS)というグレードがあることを初めて知りましたが,それより驚いたのは,これらのブレーキレバーは内部の調節機構によって,レバー比を「MTB用」と「ロード用」に変更できるのですね。
これなら,Vブレーキを使うクロスバイクにも,キャリパーブレーキを使うフラットバーロードにも同じレバーが使えるっていうことなんですね。すごいもんです。
PRIMAVERA号は遠くない将来にドロップ化することが見えていますから,高いグレードのパーツを入れる必要はないので,一番下のCLARISのレバー(BL-2400)を発注しました。
しかし,PRIMAVERA号を見ていて大変なことに気が付きました。
PRIMAVERA号についているのは,シフト・ブレーキ一体型のレバー(ACERAラピッドファイヤ)だったのです!!
あぶね~,PRIMAVERAはシフト・ブレーキ一体型じゃん!
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
あぶないあぶない,ブレーキレバーが4本になっちゃうところでした。
Amazonは発送前だったのに,問題なくキャンセルできました。ふぅ。
【案2】CLARISのシフト・ブレーキ一体型でGO!→キャンセル
現在装着してあるACERAラピッドファイヤを取り外し,CLARISのシフト・ブレーキ一体型のレバー(ST-R240)を発注することにしました。
一体型のST-R240。これで一安心(^^)
ちょっと支出は増えちゃいますが,これで一安心(^^),・・・と思ったのですが,またも危ない!
CLARISは8速コンポじゃないですか~! TIAGRAまで10速になっているのに,ローエンドは8速だとは・・・
PRIMAVERAには9速のDura-Aceスプロケが付いていますから,いまさら8速にするのはもったいないし馬鹿馬鹿しいので,またもやキャンセルです。
【案3】SORAのシフトレバー,ブレーキレバー → 廃案
SORAが9速みたいなので,グレードはSORAに決定。
ところが,SORAにはシフト・ブレーキ一体型はないので,以下の組み合わせにする必要があります。
- シフター:SL-3500(F2×R9)
- ブレーキ:BL-3500(ワイヤ付き)
- シフトワイヤー:SP-41
今度こそ,SORAで解決! ・・・?
これで大丈夫です! ふぅ(^^)
しかし(まだあんのかよ・・・),なんだかものすごく費用がかかる予感。
ブレーキは2270円と良心的ですが,シフターは8582円もします(驚)
取り付け位置が変わるのでワイヤーも新調する必要があり,全部で12000円ほどの出費になりそうです(!)
ずっと使う or 他に使い道があるならいいのですが,ロードに慣れるまでのほんの一時期使うだけのパーツに12000円はいくらなんでも高すぎ・・・。
ど~したもんだか・・・
結局,行きつく先はドロップハンドル!(^^)
何度も検討と失敗を繰り返した結果は,「フラットバーを維持しようとすると,最低でも12000円かかる」というものでした。
一方で,手元には以下のパーツがあります。
- ドロップハンドル: FSA WING PRO31 COMPACT
- コントロールレバー: TIAGRA(9速)
- バーテープ: fizi:k
TIAGRAのSTIは2セットもあり,今か今かと出番を待っていますし,FSAのハンドルバーもコンパクトサイズですからぴったりだと思います。
出番を待つ,FSA WING PRO31 COMPACT。コンパクトで使いやすいハンドルです。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D次男坊に聞いてみると,さっさとドロップハンドルに乗ってみたいとのこと。
結局,散々悩んだ挙句,「ドロップハンドルに戻す」という選択肢になりました。
なんだったんだ,父の悩みは・・・(笑)
幸か不幸か,次男坊はこれからの2週間は,学校のテスト週間です。
この間に,PRIMAVERAをドロップ化しましょう。
これで,現状の62cmもある横幅(Easton EC90フラットバー)から,42cm(FSA)に縮小されるので,家の中での取り回しもグンと楽になるはず。
また一から試乗のやり直しですが,若いから直ぐに慣れることでしょう。
どっちにしたって,すぐに父に勝とうとして,ドロップ化したがるんだろうから(笑)
作業の様子はまた後日(^^)
おしまい。
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