Missing Chain ...
今日の主役(?),SRAMの「パワーリンク」
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8数年前から,簡単に手で着脱できるチェーンコネクタと呼ばれるものが流行っています。様々なメーカーから出ているのですが,シマノと100%(らしい)互換性があるKMC社の「Missing Link」が有名なところです。
「Missing Link」とは,今まで使っていたリンク(=アンプルピン?)が不要で手で着脱できるよ,という妙を得たネーミングなのですが,つい先日,おいらはさらに上をいくトラブルを体験してしまいました・・・。
おいらの場合は,「Missing Chain」。そう,リンクはおろか,チェーンそのものが無くなってしまったのです。いやぁ,本当に驚きました・・・。なんせ,走っていたら,いつの間にかチェーンが無くなっていたのですから・・・。
おいらは,1年ほど前からチェーンコネクタを使っています。ただ,当時はMissing Linkの9速用が品薄状態で手に入らなかったので,ほぼおなじ形状であるSRAMの「POWER LINK」を使っていました。
金色に光り輝く「POWER LINK」。着脱時に探しやすいのがメリット♪
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8シマノのチェーンにSRAMのコネクタを使っていたわけですが,購入したショップでは,「チェーンが激しく暴れることが無いならシマノでも特に問題ないアルヨ」と説明されました。
おいらの場合,メインはロードバイクですし,下り坂などで漕がないときには,なるべく「フロントアウター×リア中間」でチェーンにテンションをかけて暴れないようにしています。
なので,今まで1年とちょっと使っていても一度も外れたことはありませんでした(つまり,3000km以上走っても問題なし)。
良く読むと,「FOR USE WITH SRAM 9 SPEED POWER CHAIN ONLY」と書かれている・・・。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
事件はLGS SIX号で起きました。
ご近所をのんびりと走っていた時,前方の信号が赤になったので,足を止めてフリーでゆっくりと交差点に近づきました。このときのギアはフロントアウター(MTBなので3枚)×リアはローに近いところでした(斜めがけなのであんまり良くないのですが・・・)
で,交差点に近づく前に減速しすぎてしまったので,ちょいと漕ぐことにしました。そのときです,「チャリチャリチャリ~」という変な音がチェーンから聞こえてきました。
即座に,「あっ,チェーンが脱落しやがった。手汚れるし直すの面倒くさいな~」と思いつつ,歩道の方に避けていき,自転車を降りました。
で! 我が目を疑いました。
なんと,LGS SIX号のチェーンが無くなっているのです!! 外れたとか絡まったとかではなく,忽然と姿を消しているのです。
なんと,チェーンが無い! 下り坂専用自転車か!?
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8あのときのおいらを近くで見た人がいたとしたら,おいらの頭上でくるくる回る「?」マーク(立体)を見ることができたでしょう。
とりあえず,LGS SIX号を立たせておいて,失われたチェーンを探してみたところ,スグに見つかりました。交差点手前20mくらいのところに,キラキラと輝くXTRチェーンさまが横たわっていました。
この時点になって,「ありゃぁ,コネクタが外れおったか」と認識するに至りました。そして,超偶然ですが,傘用の細長いビニール袋を持っていたので,その中にチェーンを収納し,自宅に持ち帰りました。
雨の日に本屋さんに行くと,貰える細長いビニール袋。持っててよかった(^^)
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8家に帰り,さっそく,自転車事故調査委員会(座長=おいら,委員=おいら)を立ち上げ,遺留品を元に詳細な調査を開始したところ,意外な事実が発見されました。
- コネクタは2つとも残っていること(外れたら,どっかに飛んでいくかと思っていた)
- コネクタの輪っか(プレート)に異常は無いこと
- 2つのコネクタのうちの1つで,横向きのピンが無くなっていること
3つ目の事実は超重大な事実です。でかした!事故調査委員会です。
今回のトラブルは,コネクタが「外れてしまった」のではなく,「壊れてしまった」ことを物語っています。プレートに付いているピンが取れてしまっているのです。
意外なことに,コネクタは2つとも残っていました。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8右側のコネクタに注目。ピンがありません!! これが大惨事の原因だったか・・・。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8では,なぜ「ピンが取れてしまったか」ですが,取れたピンも無くなっているし,プレートもきれいなままなので類推するしかありませんが,事故調査委員会による関係者(=おいら)への事情聴取などの結果からは,下記の5点が事故原因として指摘しています。
といったところで,どれも事故(じゃないんだけど)原因としては決め手に欠けます。
が,ごくごく低速(10km/hくらい)で,チェーンに全くトルクがかかっていない状態で,破損してしまうというのは,やっぱりコネクタ自体に問題が無いとは言い切れないと言っても過言ではないのかもしれないと思ったり思わなかったり,ごにょごにょ・・・。
というわけで(どういうわけだ?),最近,品薄状態が解消されたKMCの「Missing Link」を早急に入手し,「ひょっとしたら互換性・・・?」という疑念を持ちながら走る状況から脱することにしました。
こんなところ(富士山帰り道)で,チェーンを紛失して見つからなかったらアウトです・・・。
RICOH Caplio GX100本当に「POWER LINKの互換性」が原因かどうかは分からないですが,なんせ,たった一人で100km以上も遠く,人里離れた山奥まで走ることが多いおいらとしては,やっぱり,安全第一,「疑わしきは使用せず」で行くしかないです(まだ予備が3~4個転がっているのが勿体ないと言えば勿体ないのですが・・・)
また,LGS RHC号では絶対にやらないのですが,調査委員会からの勧告に従い,LGS SIX号の方でも「チェーンの斜めがけ」は極力避けて走るように気を付ける所存であります。
(^^;)
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