ブレーキを105に換装!(取り付け完了編)

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取り付け完了! 日本語説明書のおかげです(?)
取り付け完了! 日本語説明書のおかげです(?)
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

先日,鳴り物入りで(?)登場した,105ブレーキキャリパー(前だけ)ですが,日曜深夜,取り付けが完了しました。

Vブレーキと違って,どういう原理で動いているのか,どうやって取り付けられているのか,さっぱり分からないデュアルピボットブレーキですが,なんとか無事に取り付けることができました♪

まず,取扱説明書の件ですが,シマノのページから日本語版取扱説明書(PDF)をゲットして解決。ギリシャ語にも興味があったのですが(うそ),安全第一,日本語で作業することにしました。

今回は,前ブレーキを交換するのですが,インナーワイヤーも交換します。

購入当初がどうだったかは忘れてしまいましたが,前ブレーキレバーを握ると,ちょっと「ぐぐぐっ」と引きが重い感触があります。前ブレーキですから,ワイヤは30cmくらいしかないのですが,それでもちょっと重い感じです。

ブレーキワイヤーについては,LGS RHC号購入後1年半,いままでなんのメンテナンスもしていないので,この機会に,インナーワイヤーを,Alligatorというメーカーの「P.T.F.Eステンレスインナーワイヤー」に交換することにしました。

Alligatorのブレーキインナーワイヤ。かなりツルツルしています。
Alligatorのブレーキインナーワイヤ。かなりツルツルしています。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

P.T.F.Eとはなんのことやらさっぱり分からないのですが,とにかく,やたらと滑りやすいコーティングがしてあるようです(確かに,指で触ると不自然なくらいツルツルでした)。

また,標準装備よりも短いステムに交換していることから,ブレーキワイヤーの長さも余りがちなので,こちらも,併せて購入したケーブルカッターで適正な長さにカットします。

作業前の状態。前ブレーキワイヤが長すぎる……。
作業前の状態。前ブレーキワイヤが長すぎる……。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

肝心の作業の方は,まず,現在付いているインナーワイヤーを外すところから。MTBのブレーキレバーと異なり,ロードSTIのレバーは「どこをワイヤーが通っているのか?」が外からは分かりにくいです。なので,インナーワイヤーを外すときは,ワイヤーがどこを通っているか,STIの中身をよ~く見ながら外すことにしました。

唯一の,コツらしい技(?)は,STIレバーの中の見方,というか開け方です。ちょっとシフトを引っ張る方向(=内側)に倒し,そのままブレーキを思いっきり握ります。すると,ブレーキを目一杯引っ張ることになりますから,STIレバーの中身をよーく見ることができます。この状態でレバーを固定しておけば,さらに楽ちんです。

ちょっとした小技。こうすると,STI内部が常に見えますから,作業が楽になります♪
ちょっとした小技。こうすると,STI内部が常に見えますから,作業が楽になります♪
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

で,肝心のブレーキ本体の取り外し,取り付け自体はもの凄く簡単でした。ブレーキの真ん中辺にあるボルトをゆるめるだけで,着脱できます。逆に言うと,このボルト(6角)が緩んでしまったら,一気にブレーキが脱落してしまうということです。ちゃんと締め付けておかねば・・・。

ここのボルト一つで固定されています。これが緩むと,色んな意味でサヨウナラです。
ここのボルト一つで固定されています。これが緩むと,色んな意味でサヨウナラです。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

インナーワイヤー切断作業の方は,さすが,シマノ純正ケーブルカッター様,とっても軽い力ですぱっと切断することができるし,断面もかなり綺麗です。今までよりも3cmほど短くし,ワイヤーの過剰なたるみが無くなりました。LGS SIX号でワイヤー切断したときは,ニッパーで苦労してやりましたが,やっぱり,適正工具の使用は安全・効率的な作業の基本だと再認識しました。

おぉ~,さすがシマノ純正カッター! まぁ,ブレーキワイヤだから切断しやすいかもですが。
おぉ~,さすがシマノ純正カッター! まぁ,ブレーキワイヤだから切断しやすいかもですが。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

ブレーキ本体の取り付け後は,シューの取り付け・調整をします。こちらは,過去に何度もやっていますから慣れたモノ。シューの後ろ側に,ちょっとしたモノ(タイラップなんかがオススメ)を挟み,この状態でブレーキレバーを握って,取り付けボルトを締め付けます。これだけで,「鳴き」が出ない,適切なトーインを付けることができます。

シューにタイラップを挟んで取り付けると,1mmくらいのトーインが付きます。
シューにタイラップを挟んで取り付けると,1mmくらいのトーインが付きます。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

というわけで,家族が寝静まった深夜,着手から1時間ほどで作業完了しました。まだ走っていないので効き具合は分かりませんが,ブレーキの引きはものすごく軽くなりました。

といっても,ブレーキ本体が良くなったからか,インナーワイヤーが良くなったからか,アウターケーブルにオイルを注入したからなのか,どれが原因か判然としないのですが,とにかく軽いタッチのブレーキに大変身です。

さぁ,後は肝心のブレーキの効き具合やいかに!?ですが,それは今週末の朝ポタまでのお預け。次回をお楽しみに~

ふぅ,1時間ほどで取り付け完了。あとは,実戦(?)で試すのみだ!
ふぅ,1時間ほどで取り付け完了。あとは,実戦(?)で試すのみだ!
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

【おまけ1】
なぜか3回にわたるビッグ記事になってしまいました。たかだか4,000円の部品でこれだけ楽しめれば,まぁ,元を取ったと言えるかもしれません(^^)



【おまけ2】
取り付け方法は分かりましたが,相変わらず,デュアルピボットブレーキの仕組みは分からないままです。一見すると,ママチャリの前ブレーキと同じなのですが,効きは遙かに強力だし,片効きもしません。どうなってるんだろう……?

ちょっと見は,ママチャリブレーキとそっくりだけど,全然違う動きをしています。原理分からないけど…。
ちょっと見は,ママチャリブレーキとそっくりだけど,全然違う動きをしています。原理分からないけど…。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D


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かなりツルツルなワイヤーです

2008年11月18日 | カテゴリ:  コンポ | ID: 1137
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