ブレーキを105に換装!(取り付け完了編)
先日,鳴り物入りで(?)登場した,105ブレーキキャリパー(前だけ)ですが,日曜深夜,取り付けが完了しました。
Vブレーキと違って,どういう原理で動いているのか,どうやって取り付けられているのか,さっぱり分からないデュアルピボットブレーキですが,なんとか無事に取り付けることができました♪
まず,取扱説明書の件ですが,シマノのページから日本語版取扱説明書(PDF)をゲットして解決。ギリシャ語にも興味があったのですが(うそ),安全第一,日本語で作業することにしました。
今回は,前ブレーキを交換するのですが,インナーワイヤーも交換します。
購入当初がどうだったかは忘れてしまいましたが,前ブレーキレバーを握ると,ちょっと「ぐぐぐっ」と引きが重い感触があります。前ブレーキですから,ワイヤは30cmくらいしかないのですが,それでもちょっと重い感じです。
ブレーキワイヤーについては,LGS RHC号購入後1年半,いままでなんのメンテナンスもしていないので,この機会に,インナーワイヤーを,Alligatorというメーカーの「P.T.F.Eステンレスインナーワイヤー」に交換することにしました。
P.T.F.Eとはなんのことやらさっぱり分からないのですが,とにかく,やたらと滑りやすいコーティングがしてあるようです(確かに,指で触ると不自然なくらいツルツルでした)。
また,標準装備よりも短いステムに交換していることから,ブレーキワイヤーの長さも余りがちなので,こちらも,併せて購入したケーブルカッターで適正な長さにカットします。
肝心の作業の方は,まず,現在付いているインナーワイヤーを外すところから。MTBのブレーキレバーと異なり,ロードSTIのレバーは「どこをワイヤーが通っているのか?」が外からは分かりにくいです。なので,インナーワイヤーを外すときは,ワイヤーがどこを通っているか,STIの中身をよ~く見ながら外すことにしました。
唯一の,コツらしい技(?)は,STIレバーの中の見方,というか開け方です。ちょっとシフトを引っ張る方向(=内側)に倒し,そのままブレーキを思いっきり握ります。すると,ブレーキを目一杯引っ張ることになりますから,STIレバーの中身をよーく見ることができます。この状態でレバーを固定しておけば,さらに楽ちんです。
で,肝心のブレーキ本体の取り外し,取り付け自体はもの凄く簡単でした。ブレーキの真ん中辺にあるボルトをゆるめるだけで,着脱できます。逆に言うと,このボルト(6角)が緩んでしまったら,一気にブレーキが脱落してしまうということです。ちゃんと締め付けておかねば・・・。
インナーワイヤー切断作業の方は,さすが,シマノ純正ケーブルカッター様,とっても軽い力ですぱっと切断することができるし,断面もかなり綺麗です。今までよりも3cmほど短くし,ワイヤーの過剰なたるみが無くなりました。LGS SIX号でワイヤー切断したときは,ニッパーで苦労してやりましたが,やっぱり,適正工具の使用は安全・効率的な作業の基本だと再認識しました。
ブレーキ本体の取り付け後は,シューの取り付け・調整をします。こちらは,過去に何度もやっていますから慣れたモノ。シューの後ろ側に,ちょっとしたモノ(タイラップなんかがオススメ)を挟み,この状態でブレーキレバーを握って,取り付けボルトを締め付けます。これだけで,「鳴き」が出ない,適切なトーインを付けることができます。
というわけで,家族が寝静まった深夜,着手から1時間ほどで作業完了しました。まだ走っていないので効き具合は分かりませんが,ブレーキの引きはものすごく軽くなりました。
といっても,ブレーキ本体が良くなったからか,インナーワイヤーが良くなったからか,アウターケーブルにオイルを注入したからなのか,どれが原因か判然としないのですが,とにかく軽いタッチのブレーキに大変身です。
さぁ,後は肝心のブレーキの効き具合やいかに!?ですが,それは今週末の朝ポタまでのお預け。次回をお楽しみに~
【おまけ1】
なぜか3回にわたるビッグ記事になってしまいました。たかだか4,000円の部品でこれだけ楽しめれば,まぁ,元を取ったと言えるかもしれません(^^)
【おまけ2】
取り付け方法は分かりましたが,相変わらず,デュアルピボットブレーキの仕組みは分からないままです。一見すると,ママチャリの前ブレーキと同じなのですが,効きは遙かに強力だし,片効きもしません。どうなってるんだろう……?
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