初のカーボンパーツ,Bontrager XXX liteシートポスト
おいら初のカーボンパーツ,Bontrager XXX liteシートポスト。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60s富士ヒルクライムへの出場が決まった今(エントリーフィー振り込みました!),次においらが取り組むべきは,我が愛車LGS RHC号のチューンナップであります。
が,チューンナップといっても,エントリーフィーで8,000円も取られちゃうし,そろそろタイヤの摩耗が目立つようになってきているし,使えるお金はほんのわずか。
本当は,どか~んと軽量ホイールかなんかを購入したいところですが,そんなわけにもいかず,いつものようにコツコツと小物チューンです(^^)
で,最初に手を付けたのがコレ,シートポストです。
購入編
LGS RHC号はいろんなパーツを交換してきました。そのたびに,ほんの少しずつ軽量になってきていたのですが,不思議なことに(いや,不思議じゃない。金がないだけだ),カーボンパーツは一つも購入したことがありません。
今のLGS RHC号のカーボンパーツはただ一つ,標準状態のフロントフォークだけです。ただ,このフォーク,なんか見るからに重そうで,とても軽量化に寄与しているとは思えないので,いつかはフレームと同じEASTONのフォークなんかにしたいところ。
そんな,カーボン欠乏症(?)のおいらにとって,初のカーボンパーツとして購入したのが,Bontragerの「XXX liteシートポスト」。
カラーリングはテカテカタイプのカーボンです。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60sOCLVとかいう製法で作られているらしく,また,独特のやぐら構造のおかげで無段階に角度が変えられるらしく,また,比較的軽量のようです。
「らしい」とか「のようです」と,自信なさげな書き方になっているのには理由が・・・。
OCLVカーボンなのです,,,,が,OCLVってなんなの?
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60s角度調整&固定がネジ一本。不思議なデザインのやぐらです。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60s先日,シフトのインナーワイヤーを買いにMARSHさんに出かけたときに,ワイヤーよりも先に目に飛び込んできたのがこのポストだったのです(当たり前だ。インナーワイヤーをウリにしている店はなかろう……)。
手に取った瞬間,「軽っ!」という嬉しい感触。見た目もツヤツヤしていてカッコイイし,一目惚れしてしまったのです。
が,こういうブツはとてつもなく高いのが,この自転車業界。一般の人から見れば,塩ビ管に金具がついているだけの部品(言い過ぎか?)なのに,ウン万円なんて当たり前です。
ポストそのものを見ると,やっぱり塩ビ管にしか見えないなぁ・・・。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60sしかし,このXXX liteはなんと40%オフ!! 目を疑い,続いて,プライスシールの張り替えを疑いましたが,聞くところによると,旧型の在庫なのでセール中とのこと。
塩ビ管に新型も旧型もありませんから,もう,即買いです(^^)
というわけで,いつもなら,あーでもない,こーでもないと悩んで買うところですが,今回は脊髄だけで考えて購入してしまいました。
で,スペックは?編
手で持った感じはとても軽かったのですが,念のため,MARSHさん備え付けのハカリで重さを計ってみると,ジャスト200g! LGS RHC号標準のシートポストが330gもあることを考えると,オドロキの軽さです。
重量はジャスト200g。軽っ!
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60s家に帰ってから,パーツブックなんかでいろいろ調べてみた結果は,こんな感じ。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | XXX liteシートポスト |
メーカー | Bontrager |
材質 | パイプ:OCLVカーボン やぐら:アルミ |
重量 | 200g |
直径 | 27.2mm |
長さ | たぶん250mm |
やぐらの構造 | ボルトによる1本締め 角度調整は無段階 |
脊髄で購入した割には,なかなかちゃんとしたシートポストであることが分かってほっと一安心(順番逆のような気がするが……)
使用感は?編
まずは,フレーム内部の油脂(グリース)を落としました。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60s初のカーボンパーツということで,若干手間取り。今までは,アルミのポストだったのでグリスを塗っていたのですが,これを落とさなければなりません。15分ほどかけて,パーツクリーナー&おむつライナーで綺麗サッパリおとしてあげました。
で,装着してみるとこんな感じです。
まぁ,見た目はあんまり変化無しかな? 同じ黒だし。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D, f2+1/60sう~む,あまり変化無しであります・・・。もともとのポストは,「LOUIS GARNEAU」のロゴがありましたが,これまた突き出し量が少なく,「LOUIS GARNE」で終わっていました(涙)
今度は,「Bontrager」というカッコイイロゴが後ろについているのですが,,,,後ろについているので,サドルバッグで完全に隠れます(号泣)
あぁ,せっかくの「Bontrager」ロゴが一切見えない! サドルバッグやめるか・・・。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8, f2.8+1/560s
で,肝心の使用感の方ですね・・・。
どの辺のことですかね? パイプのこと,やぐらのこと?
あ~,う~,まぁその,なんだ,あれだ。
まったく変化無し。違い分からず
といったところです。
ムリですよ,いくらカーボンだって言ったって,フレームがでかすぎて突き出しが10cmくらいしかないんだから(逆ギレか?)
そう,突き出し量がほんの少ししかないので,カーボンの「しなり」や衝撃吸収性なんて全然分かりません。また,そもそもケツが痛くて困っているわけではないので,この面でのカーボンの恩恵はわかりませぬ。
というわけで,ヘタすると,単なる「黒い塩ビ管」ですが,一応は「XXX」という意味があるんだか無いんだか分からない文字も入っているし,その気になれば,おいらにはルイガノステッカーもあるし,見た目については,まぁヨシとしましょう。
一方,重量の方はまたチビッと軽くなり,交換前に比べて80gほど軽量化されました。元々のシートポストは,「ぶった切る」という外科的手法によって軽量化していましたから,最初の状態に比べれば,ポストだけで130gも軽量化したことになります。
まぁ,100gくらいの軽量化なんて,う○こ1回でチャラといえばそうなんですが,こういう地道な努力が大事なのです。こうやって,1g軽量化するごとに,マウント富士への道は近づいていくのです。今回の交換で,3合目くらいまでは上れる自信が出てきました(笑)
次は,いよいよタイヤかなぁ。
ULTREMO Rなんてかっこうよさそうだけど,どうなんだろ・・・?
【おまけ】
一応,他の製品も見てはいますヨ(^^)
MARSHさんにはTRIGON製のポストがいくつかありました。こちらもとても軽いカーボン製でしたが,表面がつや消し仕上げ,という理由だけで却下でした。
Bontragerのツヤツヤ具合が妙にいい感じだったもんで・・・。
毎度,いい加減なパーツレビューでごめんなさい m(_ _)m
- 【2009.4.19追記】
- 初のカーボンパーツで喜んでいたのですが,ロングツーリングのシーズンをひかえ,用品の整理をしていたら,重大なことに気が付きました。昨年夏の富士山死の行軍で大活躍した,TOPEAK DYNAPACKが装着できなくなってしまうのです! 取扱説明書には,「カーボンシートポストでは使用できません」との無情な注意書きが・・・。純正アルミポストも捨てずに取っておかなければ。
- 【2009.5.17追記】
- シートポストがちゃんと見えるように,サドルバッグを外し,中身をnalgeneの500mlボトルに入れてみました。これで,後ろから見てもBontragerのロゴが見えるようになりました。
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