シートポストをスッキリと! (nalgeneの広口500mlボトル)
nalgeneの500mlボトル。さて,自転車と何の関係が・・・?
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8LGS RHC号の写真を撮るとき,ロードバイクのシートステー~ポストの部分って何気にカッコイイなぁ,と思っています。
普通の自転車(いわゆるママチャリ)では,全然魅力を感じない部分ですが,ロードバイクの場合,とてもまっすぐ・スッキリとしていて,軽さ・しなやかさ・機能美を感じます。
んが,普段のLGS RHC号にはサドルバッグが付いているし,大きめのホリゾンタルフレームなのでシート突き出しも少なく,イマイチ,景観を乱していたのでした。
そこで,大好きなサドルバッグを断腸の思いで取り外し,各種ツールを格納するボトルを用意して,そちらに入れることにしてみました。
いいんだけど,シートポストが隠れてしまうのがイマイチ・・・。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8品探し編
どうも,こういう風に感じる同志はいるようで,パンク修理キットや携帯工具を入れるための,ボトルは各社から出されています。
ざっと見ただけですが,シマノ,OGK,シリカなどから,「ツールボトル」のような名称で出ています。また,ツマに勧められて,一週間だけ「お茶の缶」を使ったことがあります。
1週間だけ試してみた「お茶缶」。いいんだけど,いくら何でも見た目が・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこれらには,共通した欠点があります。
それは,「見栄えがイマイチ」なこと。
まぁ,かっこうわるいと感じるか否か,そもそもこんなパーツにかっこうよさを求めるのかどうか,には個人差がありますが,それにしても一律に見栄えがイマイチなのです。
最初に手頃な大きさで選びかけたのが,OGKのツールボックス。ツールを入れるのにちょうどいい大きさですし,内部にはウレタンの緩衝材が張ってあるなど,使い勝手をよく考えて作られていると思います。
が,デザインが悪いのです。
どういう場面で活躍するのか分からないのですが,ボトルの全面に,定規の目盛りや圧力などの各種換算表が所狭しと書かれています。
確かに便利かもしれないのですが,それは,ボトルの内側に一枚紙で入れておけばよく,自転車の外側に「1bar=14.5psi」を誇示しながら走る必要性を感じません。おしいんだけどなぁ~
他社のを見ても,どうもイマイチ。そこで,いっそ自転車専用から離れてみることに……。
nalgeneのボトルに遭遇!
自転車とはすぐお隣のスポーツと思われるアウトドア系には,実にたくさんのカラフルな用品がそろっています。そこで,まずは,nalgene社の500mlボトルを1個買ってみました。本当は,食料品のストッカーや小物入れなど,探せばもっとあるかもしれないのですが,とりあえずは,1個1000円のボトルで試してみました。
nalgeneの500mlボトル。1200円也。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8いい感じです(^^)
nalgeneの広口ボトルは,名前の通り,飲み口がかなり広めです。実際に飲み物を入れて飲もうとするとこぼして胸をずぶぬれにしやすいので,専用の飲み口が売られています。
nalgeneは結構広口です。このおかげで,ツールの出し入れも比較的楽ちん。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8で,手持ちの工具を入れてみることにしました。
普段,TOPEAKのサドルバッグ(エアロウェッジ)に入れているのは,下記のアイテム達。
- 交換用チューブ×1
- タイヤレバー×3(2個では無理なのです・・・)
- 携帯工具(TOPEAK mini6)
- よく使うアーレン×2
- タイヤパッチ×1
- チェーンコネクタ×1
- インシュロック
これを,小さな袋に入れてnalgeneに入れてみると,ほぼジャストサイズ。うんと頑張れば,チューブをもう1本入れられるかもしれませんが,出すのに苦労しそうです。
これだけ入れても,まだ余裕があります。チューブもう1本はキツイかな?
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8直接じゃなくて,袋に小分けにして入れると出しやすくていいです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dで,肝心のケージへの取り付け具合ですが,写真の通り,まぁ,大丈夫そうです。自転車用のボトルはかなり太い径をしていますので,500mサイズでは細くて隙間が出てしまいます。ただ,nalgeneは自転車用ボトルと異なり,途中のくびれはありませんから,ケージ側の出っ張りの部分が強く当たり,これでなんとか固定できそうです。
隙間がありますが,一応はがっちりと固定されています。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8まあ,去年ずっと使っていた,サーモスのボトルも同じでしたので,まず大丈夫でしょう。
CAMALBAKでもイケそう
また,家には以前,雑誌自転車人の懸賞でもらったCAMELBAKの500mlボトルがあるのですが,こちらもほぼ同じサイズですので,同じように使うことができます。また,CAMELBAKの方がさらに広口なので,物の出し入れはもっと楽です。が,CAMELBAK独特のキャップ(引っかけるところがある)のせいか,40gほどの重量増になります。
CAMELBAKも似たような使い方ができそうです。ちょっと重いですが・・・。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8CAMELBAK(左)の方がさらに広口です。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
効果(?)
まず,当たり前ですが,シートポストの部分がとてもすっきりしました。テールライトの付け方をもう少し工夫すれば,もっとスッキリしそうです。
ほんの少しですが,突き出し量が増えたように錯覚してもらえるかもしれません(誰に?笑)
すっきりした,シートポスト付近の様子。Bontragerのロゴも見えます(^^)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8比較的スリムなボトルなので,見た目もすっきりしています(^^)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8また,重量の方ですが,サドルバッグとnalgeneボトルの重量は2gしか違いませんでした。実際には,専用にもう一個のケージを付けてあげる必要がありますが,Bontragerの軽量ケージなのでさほどの重量増にはなりません。
重量ということで,もう一点。ツールやチューブも含めたサドルバッグ全体の重量は,ぴったり300gでした。これだけの重量物(マス)を,一番高い位置にぶら下げているのは,あんまりよろしくないような気がします。
急坂でもほとんどシッティングで登る方なので,自転車を左右に振ることはあまりしないので,関係ないのかもしれませんが,それでも,重心は低い方がいいような気がします。
横から見たところ。シートチューブ側のケージに付けた方がいいかもしれません。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8というわけで,見た目もすっきり,若干の低重心化も図られ,気分的にはかなりいい感じです(^^)
難点は,夏場にボトルを2本使いたいとき。まぁ,そのときは,またサドルバッグに後戻りかな・・・?
- 【2009.5.27追記】
- このnalgenボトルを付けて,富士ヒルクライムの練習に行ってきました。比較的斜度が緩い区間でダンシングしたのですが,この低重心化の効果が出て,軽快にバイクを振ることができました。実用面でもいい感じです~(^^)また,50分も続くダウンヒルでも落ちることなく,安定していました。
- 【2009.7.8追記】
- 同じく,富士ヒルクライムの本番でも大活躍でした。やはり,300gもある重量物が下に移動したのはかなりの低重心化です。
- 【2011.9.13追記】
- nalgenやCAMELBAKじゃなくても,ちょいと間口の広い自転車用ボトルでもいけることが判明しました。当然ながら,ケージとの相性は自転車用ボトルの方がいいですので,手持ちにいらないボトルがあれば,そちらで試すのも一計ですヨ。(LOOKボトルで成功した記事はこちら!)
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