第4世代ツールボトル,Vittoria 「プレミアム・ジップツールケース」
左が第3世代のLOOKツールボトル。右が第4世代,Vittoriaのプレミアム・ジップツールケース。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D久しぶりにバイクパーツの紹介。
といっても,クランクやディレイラといった派手な駆動系ではなく,地味な「ツールボトル」の紹介です。
ただ,地味といっても,おいらにとっては実に第4世代目のツールボトルです。
今度こそ,決定打になってくれるのでしょうか(^^)
Shiro家におけるツールボトルの変遷
スポーツバイクに始めるときに用意すべきものは色々ありますが,その中でも,パンク修理やアーレンキーなどの携帯工具は必須と言ってよいでしょう。
携帯工具が必須だとすると,それを持ち運ぶ手段も必須であり,Shiro家ではこのように変遷してきました。
第0世代(0G):まだサドルバッグの時代(2007.4~2009.5)
おいらも,最初は無難にサドルバッグから始めました(だって,ほぼ100%の書籍でそうしろと書いてあったし)。
買った順に,
の4個も購入していますが,他界してしまったり,人に譲ったりで,現存しているのはTOPEAKのエアロウェッジのみです。
まだ,ツールボトルに目覚めていない,この時代を第0世代と呼んでいます。
我が家に現存する,唯一のサドルバッグ。TOPEAKのエアロウェッジ。真夏だけ使っています。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8第1世代(1G):Nalgeneボトルの時代(2009.5~2011.8)
ロードバイクに乗り換えてからすぐ,シートポスト周りがスッキリしているとカッコいいことに気が付き,見た目優先で「サドルバッグ」から「ツールボトル」方式に切り替えることにしました。
この革命的な発見(?)を実現すべく最初に試してみたのが,ごく普通のアウトドア用品であるNalgeneの500ccボトルでした。
初のツールボトル。1000だったけど,見栄えはなかなか。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8見栄えだけで始めたツールボトル化ですが,ちょうどヒルクライム熱にうなされ始めたときであり,サドル付近の荷重削減によってダンシングがやりやすくなるという,うれしい効果もついてきました。
これにより,以降はサドルバッグとはお別れし,第2,第3世代とツールボトル道を極めていくことになります。
第2世代(2G) LOOKボトルの時代(2011.8~2013.12)
フレームを595号に切り替えたことから,せっかくなので,ボトルもLOOK製に変更してみました。
正直,nalgeneでもLOOKでもあまり差がないのですが,ここでも,見栄え優先でLOOKボトルを採用です。
見た目は,このLOOKボトルが一番しっくりするなぁ(^^)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8失われた第3世代(Lost 3G) Eliteのツールボトル『BYASI』
普段はLOOKボトルで十分なのですが,ちょっと遠出をしようとしたとき,ワイヤーロックなどの重量物を入れるのには少し窮屈でした。
そこで,ちょっと大きめな,Eliteのツールボトル『BYASI』を導入したのですが,イマイチ使いにくく,いまだに自転車用品箱の中に埋もれています・・・。
2室構造なんだけど,コレを使うとポンプが入らない欠点が・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
第4世代(4G) Vittoria 『プレミアム・実父ジップツールケース』
LOOKのボトルは2011年から3年ほど使っていて,緊急時には飲料も入れられるなど,とにかく便利に使ってきたのですが,以下の課題も見えてきました。
- 【ガタガタうるさいときがある】
- 内容物がぶつかり合い,ガタガタとうるさいときがあります。特に,タイヤレバーなど軽い物体で発生しがち。
- 【中身が取り出しにくい】
- もともとが飲料用ですから,どうしても間口は狭くなっています。予備チューブはZipLockに入れて小さくすることができるのですが,中に入れてしばらくすると膨らんできて,取り出すのに難儀することがあります。
これらの課題を抱え,これからのロードバイク人生をどう歩んだらいいのか,途方にくれていた(うそ)のですが,正月最初のライドでNoguさんのバイクを見て,一気に視界が晴れました。
このとき,Noguさんが装着していたのが,後にShiro家第4世代ツールボトルとなる,Vittoria『プレミアム・ジップツールケース』です。
第2~4世代で続いていた「硬いボトルに工具を入れる」という発想とは全く異なり,「ジッパーで開閉する,柔らかいケース」というものです。
主な特徴は以下の通りです。
柔らかい材質!
外観・サイズは通常のボトルと同じ寸法で作られているのですが,材質は柔らかいEVA素材で作られています。
これにより,内容物がボトルと接触することによる異音を抑制することができます。
柔らかいEVA製なところが◎です(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dジッパーで開閉!
ジッパーを開くと,まるで落花生のようにパカっと真っ二つに開いてくれます。
狭い間口から無理やり出し入れしていた飲料ボトルとは異なり,内容物を出し入れするのがものすごく楽になります。
前述のように,ケース全体が比較的柔らかいEVAですから,多少無理をして押し込んでも,とりあえずジッパーさえ閉まればなんとかなります。
整理用仕切りまで!
予備チューブなどは大丈夫ですが,タイヤレバーやミニ工具,チェーンコマ,エクステンダーなどは硬く・小さいので,これら同士が接触して異音を出したり,傷つけあってしまうことがあります。
本ケースは,左右のボディにそれぞれ仕切り用のネットが装備されていて,とてもうまい具合に整理整頓して収納することができます。
これで,細かいものも落ち着かせることができるし,お互いにぶつかり合うのも防ぐことができます。
ジッパーで全開! さらに,仕切りまで付いている!(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
このように,とにかく利点だらけなのですが,唯一の難点は,現在入手困難となっているということ。
Noguさんの紹介で,二俣川の「サガミサイクル」に行ったら大量にありましたが,ネット通販ではAmazonも楽天も「次回納入時期未定」のお店ばかりでした。
やっぱり,これだけ便利だと口コミでも広がっていくのでしょうか?
速く供給回復してくれるといいのですが。
ちなみに,おいらは2100円で購入です(^^)
使用感・まとめ
特徴の欄で書いたとおりで,収納も取り出しも楽ですし,走行中の異音が全くなくなりました。
真っ二つに開いて入れるという構造と柔らかい材質のおかげで,ボディサイズは500ccボトルとほぼ同じなのに,今までよりも多くのものを簡単に入れることができるようになりました。
今はコレだけですが,薄いゴム手袋も入れられそうです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dスライダーの取っ手の飾りが異音を出すか?とも思いましたが杞憂でした。
走行時に見ると,フラフラと揺れていますが,ケースのボディが柔らかいEVAですから,接触しても音は出ていないみたいです。
取っ手は,格好良く「V」をあしらっています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D見栄えについては,個体によってはトリコロールの装飾がずれている場合もあるのですが,おいらのはキレイな個体でした(まぁ,この辺は,いつものイタリアン品質なので・・・)
装着状態。黒なので,ちょっと重たく見えちゃうか?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9今のところ,まったく問題点は見つかりませんが,強いて言えば,「緊急時の飲料入れにならない」ということぐらいでしょうか。
まぁ,今まで1回しかなかったし,ボトル内部は汚れ放題でとても飲む気にもならないので,その活用方法はもうないだろうなぁ,という気もします。
というわけで,プレミアム・ジップツールケースは,Shiro家第4世代ツールボトルとして,当面は君臨し続けることでしょう。
おしまい(^^)
【おまけ】
第1世代(Nalgeneボトル)のときに,妻の発案により1週間だけ「茶筒」を試したことがあります。
いくらなんでも,これはねぇ。無茶苦茶うるさいし,格好悪いよ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dいくらなんでも,ロードバイクの美学として全く問題外ですよね(笑)
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