適正空気圧で走ろう! Panaracer 「デュアルヘッド・デジタルゲージ」
ケーブルカッター(こちらは,先日の105ブレーキ換装時に買えました♪)と並んで,長年「欲しいなぁ」と思っていたツールを購入しました。
ツール(工具)と呼んでいいか微妙ですが,タイヤの空気圧を測定する「エアーゲージ」,Panaracerの『デュアルヘッド・デジタルゲージ』(メーカーサイトへ)を購入しました。
まずは購入動機から
雑誌でタイヤ関係の特集なんかをやると,必ずといっていいほど,「空気圧の管理はとても重要デス」と言われています。また,タイヤの推奨空気圧を見ると「7.0~10.5bar」などと,妙に細かい数値が書かれていたりします。
しかし,おいらが使っているフロアポンプ(トピーク「ジョーブロースポーツ」)では,空気圧ゲージはおおざっぱな目盛りなうえ,ボディの一番下に付いていて見にくいので,はっきり言って,0.5bar単位での測定もちょっと怪しげ。
一方で,最近,LGS RHC号に乗ると尻が痛くなってきていました。どうやら,夏に履いていたAdidasビブニッカーのパッドの方が体に合っているらしく,冬のタイツ(Perlizumiブライトタイツ)に履き替えたところ,尻が痛くなってきました。
ひょっとすると,ライディングポジションの見直しなども考えた方がいいのかもしれませんが,ふと,タイヤの空気圧が気になり出しました。
今使っているPanaracerの「Extreme EVO3 Protex」の推奨空気圧は7.0~10.5barですが,「少しでも速く走りたい」というセコい思惑から,最近では上限ギリギリの10bar付近で乗ることが多くなっていたので,これが痛みの一要因かと思われます。
そこで,年老いた(?)体に優しく走るため,もう少し気圧を落として走ることにし,まずは,ジョーブロースポーツのゲージを信じて,8barくらいで走ってみました。
すると,速度の低下(走りの重さ)はほとんど分からないのに,ケツへの衝撃は明らかに優しくなっているではありませんか! たった(じゃないか・・・),2気圧下げただけで,この変化です。
ということは,もっと下げれば,もっとお尻に優しい乗物になるはずですが,こんどは,空気圧の低下によるパンクの心配が出てきます。そこで,「推奨空気圧の下限ギリギリで走りたい!」,という変な欲求から,エアーゲージを購入することにしたのです。
機種選定はあっさりと
世の中には,数多くのエアーゲージが売られていて,おいらが好きなTOPEAKなんかも良さそうな物を出しています。これらの強豪(?)の中から,Panaracerを選んだ理由はただ一つ! 「安かったから」です(おいおい・・・)
たまたま,自分のブログに流れるAmazonの広告を見ていたら(つい最近,流れる広告をくっつけてみました♪),『デュアルヘッド・デジタルゲージ』が「32%OFF!」となって流れていたのです。
一般的に,自転車用品は需要の低さからか,ほとんどディスカウントが無い状態で売られていますが,Amazonではちょくちょく安売りをしていますし,1,500円以上は送料無料ですから,要チェックなのです。おいらは一瞬で迷うことなく,クリックして発注。夜中の11時頃に発注したにもかかわらず,翌日の夕方には配達されてきました。
使ってみてどう?
というわけで,機能・性能を考慮することなく,本能的にクリックして購入してしまいましたが,とっても便利で助かっています。
なんといっても,0.1気圧単位(いや,本当は0.01気圧単位だけど,さすがにそこまでは見ていない)で測定・調整することができるのは,本当に便利です。さっそく,Extreme EVO3 Protexの推奨下限空気圧をちょいと上回る7.2気圧にして走ってみましたが,もんのすごく,お尻に優しい乗物に生まれ変わりました(笑)
10bar付近までパンパンに入れて走っても,そんなに転がり抵抗に差がないのであれば,年老いた身としては,お尻への優しさを優先した方が,結果として長く,遠くまで走れる気がします。
機能としては,単純に「空気圧を測る」ができれば十分かと思うのですが,さすがは世界のナショナル。細やかな気配りが満載です。
- 液晶画面にバックライト。さらに,バルブを照らすLEDライトまで付いています。そんな真っ暗闇で空気圧を測るシーンがあるとは思えないのですが,無いよりはいいか?
- デュアルヘッド。ヘッドをくるっと回すだけで,フレンチとシュレーダーを切り替えられます。我が家にシュレーダーバルブはありませんが,マイカーの空気圧を正確に測れそうです(^^)
- 測定単位を切り替えられます。ディジタルなので,ボタン一つで,PSI・kgf・bar・kPaの4表示を切り替えられます。
- 空気圧調整モード(後述)があるので,高めに空気を入れておいて,測りながら徐々に目的の圧まで下げるということができます。
といったわけで,とても満足している『デュアルヘッド・デジタルゲージ』ですが,感想をまとめると,こんな感じです。
- やっぱり正確さが命です
- 取扱説明書によると,『デュアルヘッド・デジタルゲージ』の計測誤差は±2%。計測は針による目見当ではなくデジタルで出ますので,かなり正確に測ることができます。で,フロアポンプのゲージと見比べてみると,最大で1気圧程度,フロアポンプの方が高めに出ていることが判明しました。もちろん,個体差もあるとは思うのですが,フロアポンプの値を信じて,推奨空気圧の下限ギリギリに設定していたら,低すぎることになりかねませんでした。
- 目的の空気圧への調整が楽ちん♪
- 測定は,1回ぽっきり測定するモード(測定モード)と,常時測定しっぱなしのモード(内圧調整モード)の2つがあります。内圧調整モードでゲージの側面にある「排気ボタン」を押すとタイヤ内の空気を「バフ~」っと排気してくれますので,空気圧が徐々に下がっていきます。目的の空気圧になるまで排気すればいいだけなので,とても簡単に目的空気圧に設定することができます。
一方で,イマイチな点もあります。
- 排気ボタンが固い
- Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
前述の「楽ちん♪」とちょっと矛盾しますが,排気ボタンが固いため,押すのに結構な力が必要です。理想はフレンチバルブの頭みたいに,触れただけで排気してくれると嬉しいのですが,ボタンがデカイせいか,押し返すにはかなりの力をかける必要があり,やっと押し込めると,「ブハ~!!」と大量の排気が顔面を襲うので驚きます。まぁ,この辺は慣れなのかな・・・?
- デカイ
- もう少し小さければ,ツーリングに持っていってもいいかと思うのですが,このサイズだとちょいと無理かなぁ。いつまで経っても,タイヤ堅さを指で触って空気圧を当てる(盲パイ?)ができないので,出先でパンクすると,どうにもならないのです・・・。
こんな感じですが,まぁ,ボタンの固さは慣れかな?と思っています。それよりも,適正空気圧で走れる恩恵の方がよっぽど上回ります。
Amazonの安売りがいつまでかは分かりませんが,気になっていた方はお早めにどうぞ~
- 【2008.12.13追記】
- 排気ボタンの押しにくさは,おいらの使い方の問題でありました。あっさり解決しましたので,こちらをご参照下さい~。また,Amazonの安売りも継続中のようです♪
- 【2009.10.10追記】
- 久しぶりに楽天を見たら,2280円のお店が登場しています。それでも,AMAZONは2212円で送料無料ですから,やっぱり安いであります♪ でも,当初は確か「期間限定セール」だった気がしたんだけど・・・。ま,いいか(^^)
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