今年の冬ウェア事情(その1)
ひざの部分にあしらわれたブルーのラインがかっこいいんだけどなぁ~(^^;)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dそろそろ(というか遅いか?)冬の自転車身支度が気になる季節です。
2011年は夏ウェアがだいぶ充実した年(レーパン,ジャージともに1着ずつ追加)でしたが,冬ウェアはどうかというと,いまのところ,2勝1敗といったところです。
昨年までの冬ウェア
昨年までは夏ウェアが上下1枚ずつしかない状況(=着替えが無い)でしたが,冬ウェアはもっとひどく,「下しか持っていない(しかも1着)」という状況でした。
下しか持っていないとは言っても,上半身裸で走るわけではなく(笑),自転車専用ではない,普段着用のジャンパーを着ていました(モンベルです)。
これは3年前の写真だけどずっと同じ格好(笑)
上着が普通のアウトドアジャンパーのため,だぼだぼです。
暖かさに関しては特に不満はないのですが,自転車専用設計ではないため,以下のような不満がありました。
- 前傾姿勢で背中が出かける
- 背中がば~んと出ちゃうわけではないのですが,少しはみ出てしまう感じです。
- ポケットがものすごく使いにくい
- 自転車用なら背中にポケットがりますが,普通のアウトドア用ジャンパーなので,左右と胸にポケットがあり,どのポケットに入れてもペダリング時に太腿にぶつかってしまいます。なので,せっかく3つもポケットがあるのに,ハンカチ・ティッシュくらいしか入れられず,常にバックパックが必要になります。
一方,下はパールイズミの「ブライトタイツ」というタイツを4年ほど使っています。
このタイツはちょっとゴワっとしますが,内側の起毛が厚く,外側の防風性能も高いので,外気温が0度近くなるころでも安心して履くことができる,お買い得タイツでした(確か購入価格は9000円くらいだった)。
ただ,ビブではなくて単なるタイツなので,ゴムによるおなかの締め付けが苦手なおいらは,「できればビブタイプにしたいなぁ」,と4年ほど思い続けていました。
今年の冬ウェアを充実するうえで,上下どちらを優先するか考えたのですが,上半身は例の水玉の山岳王ウィンドブレーカーを重ね着することで問題を解消することとして,ビブタイプのタイツを用意することにしました。
やっぱり,おなかの締め付けがつらいのよね・・・。
カステリ「GARMIN-CERVELO THERMAL BIBTIGHT」登場!
この夏に使ったカステリのレーパンがものすご~く履きやすかったので,冬もカステリで行くことにしました(今回はProBikeKitで)。
いろいろ悩んだのですが,チームウェアの「ガーミン・サーベロ サーマル ビブタイツ」にしてみました(以下,長いので「ガーミンビブタイツ」)。
カステリがサポートするのはガーミン・サーベロチームであり,おいらのLOOKとは合いませんが,一応,サイコンはガーミンEdge705だし,正直言って誰もそんなの気にしてくれないでしょうから,良しとしましょう(笑)
右足には思いっきり「cervelo」と書いてありますが,気にしない,気にしない(^^)
ちなみに,左足は「GARMIN」です。
山岳王ジャージ(笑)と組み合わせてみる。夏は赤だったけど,冬は青系で。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dチームウェアにしたのは,いつものとおり(?)見栄えと,「プロが使っている」という安心感です。
見栄えの方は,膝部分にあしらわれたさわやかなブルーが気に入りました。
もうひとつの「プロが使っている」については,これがとんだ勘違いで,後で痛い目(いや,寒い目)に合うことになります・・・。
使用感は?
初めて使ってみたのは,先日のナイトライド(笑)です。
あの時は朝4時おきという無謀さでしたが,実はこのガーミンビブタイツの防寒性能を早く試してみたくて,多少(じゃなかったけど)寒いであろう時間帯に出陣してみたのでした。
その結果は・・・,
なにも,こんな寒い朝に乗らなくてもねぇ・・・(初霜でした)
着心地は?
初めて脚を通した瞬間から,「柔らか~い♪」と素材の良さを感じました。
ブライトタイツで気になっていたゴワゴワ感は皆無だし,裏側の起毛が柔らかいおかげで,ものすごく柔らかい毛布に包まれたような感じです。
内側は防寒用に起毛加工されています。これが柔らかくてとても気持ちがいい(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dつい最近までコンプレッションレギンスを履いていたせいもあり,完全にフリー(無圧)で柔らかいタイツの着心地は新鮮でした。
また,ビブタイプなのでおなかへの圧迫感は全くありません(嬉)し,パッドもレーパンのときと同様,まったく違和感が無く尻の痛みもありません。
ただ,肩ヒモの引張りがちょっときついかなと感じています。サイズはいつもの「L」なのですが,これは,おいらの胴が長いのではないか?,という切ない事実を直視せざるを得ないかもしれません(涙)
身長175cmで股下81cmなので,日本人としてはごく普通の体型だとは思うのですが,やっぱり,イタリア人はみんなパンターニのようにべらぼうに脚長で胴が短いのかもしれません。
防寒性能は?
さて,冬用ウェアとして気になる防寒性能についてですが・・・,
足らん!寒い!!
です(涙)
ケイデンスを上げて走っているうちはいいのですが,写真を撮るために自転車を降りたりなんかすると,とたんに寒さが身に染みます。
ブライトタイツと比べると,明らかに薄手ですので,その分,どうしても寒さが防げないのでしょう。
ためしに重量を測ってみると,こんなでした。
タイツ | 重量 |
---|---|
カステリ 「サーマル ビブタイツ」 | 251g |
パールイズミ 「ブライトタイツ」 | 276g |
シンプルなブライトタイツに比べ,ガーミンビブタイツは肩紐が付いているのに軽量です。
素人考えですが,軽さ≒防寒性能の低さ,になるのではないかと感じました。
まとめ
まだ4回くらいしか履いていないのですが,ガーミンビブタイツについての感想を一言でまとめると,「とても着心地がいいけど,真冬の早朝は寒くて使えない」といったところです。
住んでいる地方や体質にもよるとは思いますが,少なくとも,超寒がりのおいらが早朝0度近くまで冷える湘南地方ではちょいと無理かな,という感じです。
カステリのサイトを見ると,適用温度は6~12℃。早朝の0℃付近じゃだめだよね・・・。
チームウェアということでプロユースを前提としていると思うのですが,よく考えてみると,普通,プロは走り出したらずっと走り続け,「あちこちで停まって記念写真を撮る選手はいないのでは?」ということに気が付きました(笑)
そう,プロは走り続けているので,この程度の防寒性能がちょうどいいのではないかと思います。
実際,アマのサラリーマンではありますが,おいらも走り続けている間は寒さは感じませんでしたし。
また,ここ湘南地方は真冬でもお昼には10℃近くまで上がりますので,そうなるととても快適に着ることができますし,春や秋には早朝でもちょうどいい保温性能かと思います。
着込んでみるとこんな感じ。冬は昼間だけかなぁ・・・(残念)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dというわけで,早朝に走るときは従来どおりブライトタイツ,暖かい昼間に走るときはガーミンビブタイツと使い分けていくことになりそうですが,実際には早朝ばかり走っていますから,結局,この冬もブライトタイツでがんばることになりそうです。
おなか痛いんだよなぁ・・・。残念。
次回に続く
冒頭で今年の冬ウェアは「2勝1敗」と書きましたが,今回のガーミンビブタイツが「1敗」の方です。
次回は「2勝」の方を紹介予定です。こちらは,完全な勝利ですので,お楽しみに~
(実はFHCのときに登場しているアイテムなので,「な~んだ」という感じですが)
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