次男坊号(LGS J24)改良の巻 (前編:前カゴ装着)
完成状態。ちょっと小さめなカゴだけど,役に立っているようです。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8先月のことですが,次男坊の愛車,ルイガノLGS J24号(以下,J24)を2段階にわたって改良しました。
1段階目は前カゴの装着,2段階目は前後ブレーキシステムのDeore化。
一度に言ってくれれば,一回の作業で完了したのですが・・・(笑)
前カゴが欲しい!
J24は一応MTBスタイルの自転車(いわゆる「ルックMTB」)なので,フロントにカゴはありません。
小学生のうちは特に困ることは無かったようですが,中学生になって最寄り駅まで乗り付けるようになると,前カゴがないのはかなり不便な模様。
改造前の様子。荷物積載能力はゼロです。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8確かに,通学鞄を斜め背負いして走るのは,ちょっとしたブレーキでも鞄が前に回ってしまい,危険でもあります(父親はこんな事件を起こしているし・・・)。
そこで,J24に前カゴを取り付けることにしました。
純正のフロントキャリア装着
一般車の場合,前カゴは①車軸の両端,②ヘッドチューブの2箇所で固定しています。車軸からヘッドチューブまでは距離もありますから,安定度も高そうです。
一方,フロントサスがあるMTBスタイルの自転車の場合,車軸とフレーム間の距離は伸び縮みしてしまうので,一般車のようにはいきません。
それでも前カゴを付けたいぜ!という場合には,取り付け位置が伸び縮みしないように,こんな方法があるようです。
- 【方法1:サスの下側につける】
- 自転車本体側ではなく,サスの下側に取り付けてしまう方法です。具体的には,Vブレーキの台座にステーを共締めして,キャリア・カゴを取り付けます。
- 【方法2:ハンドル側につける】
- 方法1とは真逆に,サスの上側に取り付ける方法です。具体的には,アタッチメントを使うなどして,ハンドルバーにぶら下がる・引っ掛けるような形で取り付けます。
駐輪場などでよく見かけるのは方法2であり,陸戦か売るリクセンカウルなどのメーカーが有名です。
リクセンカウル方式はカゴの着脱が用意というメリットがありますが,重心がだいぶ高そうなのと,なんか強度的に弱そうな気がします(後で調べたら,耐加重7kgとかあることが判明! リクセンカウルのほうが良かったか・・・?)
一方の方法1もそんなに大きな荷物は無理ですが,方法2よりはマシそうだということで,ルイガノ(といかAKIコーポレーション)純正の前カゴ用キャリア,「BASKET CARRIER」を自転車あさひ(珍しくリアル店舗)で相談の上,購入してみました。
24,26インチ,700cに幅広く対応。LGS SIX号にもつけちゃおうかな。
装着方法は,Vブレーキキャリパーを一度取り外し,そこにキャリアのステーを共締めで固定。最後にサスの上部でもう1箇所を固定して完成。
Vブレーキキャリパーの固定ボルトがヘボで難航(すぐナメちゃう)しましたが,それ以外は悩むことも無く,1時間ほどで作業完了です。
Vブレーキキャリパーの台座に,キャリアのステーを共締めします。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8上部は,サスのてっぺん部分にステーを固定します。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8完成! なんか,とてもガッチリと固定できました。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8さぁ,土台となるキャリアが装着できたから,後は品切れだったので予約注文した前カゴが届くのを待つだけだ~!
メーカー非推奨のメーカー純正品・・・?
ところが,ココに来て重大な困難に直面します(オーバーですが)。
ルイガノのカタログ上では,「BASKET CARRIER」と組み合わせる純正前カゴには,「ジュニア&キッズバスケットシリーズ」で2つのカゴがラインアップされています。
にも関わらず,あさひの店員さんがAKI(ルイガノの輸入元ね)に確認したところ,
「メーカーとして,どちらも推奨できない」
とのこと。
ジェジェジェ~(´Д`)
イマイチ理解しかねるのだけど,ケロッグが自社製品に牛乳をかけることを推奨しない,みたいな感じかな?(違うか・・・)
どうも,キャリアの背もたれ部分とカゴがうまく固定できない気がするとのことです。
あぁ,そんなことで悩んでいたのね > AKIちゃん。
そんなの,自前で金属ステーを用意してガッチガチに固定すれば,どんなカゴでも大丈夫です。ツマ号(LGS TR2)もまったく同じ方法で固定していますから。
っていうか,そもそも,推奨できない純正カゴっていったい・・・。
ようやく,前カゴ装着完了!
AKIちゃんに脅されたのか,あさひの店員はビビッてしまって,あらゆるカゴを売ってくれない状態。キャリアだけあってもしょうがないので,前カゴは近所のディスカウントストアで購入(しかも1,500円だ)。
こいつをガッチリとキャリアに固定するために,2mm厚の金属板(ステンレス)も4枚購入。
懸案の背もたれ部分と底面部分の両方で,金属板を使ってキャリアをガッチリと挟み込んで固定完了です。ロードと違って,いくら重量増加しても気にならない(わけではないけど)ので,安全優先でガチガチに固定です。
キャリアへのカゴ固定方法。いくらなんでもやりすぎか?(笑)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8懸念された背もたれ部分もガチガチに固めておこう。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8さらに超念のため,Vブレーキ台座やステーボルトをはじめ,全ての固定部分にタイロックを塗りこんで万一のボルト緩みも防止(これが,後でアダになるのだけど,それはまた次回・・・)。
なんだか,すったもんだしてしまいましたが,結局,純正キャリア+格安前カゴという組み合わせで4,000円ほどで念願の前カゴを取り付けることができました。
取り付け完了したけど,もう夕方じゃ。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8うちのチビ達は,物を買ってもらうと何でも激しく喜びます。たとえば,それが茶碗や消しゴム,体操着みたいな日用品だとしてもです。
今回のように,MTBに前カゴを取り付けてしまったら,明らかに格好悪くなってしまうと思うのですが,ご本人は大喜び。すごい(技術)!,格好いい!,便利!,と賞賛しまくっています。
完成は夕方6時半だったのですが,うれしくてご近所を走り回っていました。
はしゃぐ次男坊。よく見たら,自転車が小さいという致命的問題も発覚・・・。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8う~む,喜んでもらえるのは嬉しいのだけど,そんなにはしゃぐほどでは・・・?
とホッとしたのもつかの間,「言い忘れていたんだけど,ずっと前からブレーキがぜんぜん効かないんだよ。なんとかしてよぅ」とのこと。
それを先に言え~!
(つづく)
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