FSAのコンパクトドロップハンドル(WING PRO31 COMPACT)

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本ブログ内の紹介記事へ先日,うかれてプチ紹介していましたが,FSAのコンパクトドロップハンドル,「ウィングプロ31コンパクト」の装着が完了です。

待ちに待った,「コンパクトな丸ハンドル」の効果やいかに?

購入決定編

07モデルのLGS RHC号には,FSAのアナトミックハンドル「OMEGA」が装備されています。一般的にアナトミックは,その人の身体にマッチさえすれば,下ハンドルも非常に握りやすいとされています。

しかし,逆に言えば,マッチしない場合にはとても握りにくい状態になります。おいらの場合,まさに後者であり,アナトミックの平らな部分(=下ハンドルで握る部分)の角度がまったく身体にマッチしていませんでした。

具体的には,平らな部分が垂直に近すぎ,腕をほぼ水平まで下げてやらないと握れませんでした。ハンドルが低すぎる,サドルが高すぎる,腕が短すぎる,など原因は色々あるのでしょうけど,とにかく,どうやっても下ハンドルを握って軽快に走り続けることができませんでした。

元から付いていたアナトミックハンドルは,この部分がおいらに合いませんでした。ドロップもデカ過ぎだし……。
元から付いていたアナトミックハンドルは,この部分がおいらに合いませんでした。ドロップもデカ過ぎだし……。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

そこで,半年くらい前から,「丸ハンドルに換えたいなぁ」とずっと思っていたのですが,これと言って欲しいハンドルもなかったため,イマイチ踏ん切りがつきませんでした(DedaのSuperNaturalなんかは,ちょいと興味ありましたが…)

そんな,丸ハンドル欠乏症に冒されていた最中,FSAから白いハンドルバーが登場し,いくつかの雑誌で紹介されていました。まず気になったのは,白いこと(それかよ…)。せっかく,バイクが白いので,どうせならハンドルも白くして軽やかなイメージにしたいと思っていましたので,ちょうどいいのです。これだけでも買ってしまいそうです(前半のアナトミック云々はどこにいった?)

さらに,その形状がおいらにぴったり。丸ハンドルな上に,リーチ・ドロップともにとても小さな形状。FSAでは,これを「コンパクトシャロー」と呼んでいますが,本当にコンパクトです。

しかも,ハンドル上部は,なんだかかっこいいウィング形状(まぁ,平らにつぶしただけですけど) なんとなく,ツーリングで流しているときに手を置きやすそうです。

丸い! 小さい! 白い! と3拍子そろった(?),FSA ウィングプロ31コンパクト
丸い! 小さい! 白い! と3拍子そろった(?),FSA ウィングプロ31コンパクト
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

というわけで,色・形ともに気に入ってしまい,いつものように,MARSHさんへMARSHさんにお取り寄せをお願いしたのです。


取り付け編

おいらは,生まれてから一度もロードバイクのドロップハンドルを交換したことがありません。たぶん,ご先祖様を遡っても,誰一人やっていないと思います。


本ブログ内の紹介記事へステム交換本ブログ内の紹介記事へバーテープ交換はやったことがあるのですが,ハンドル交換となると,これらは当然やった上に,STIレバーの脱着をしなければなりません。MTBであれば,本ブログ内の紹介記事へLGS SIX号で何度も経験済みですが,そもそも,STIレバー自体の構造がむき出しで簡単なのです。一方のロードバイクは,普段,バーテープにくるまれているせいもあって,一体,どこのネジを緩めたら取り外せるのかも分かりません。おまけに,位置調整はとってもシビアそうだし……。


というわけで,ハンドルバーが来てから数日間は,通勤電車で飯倉清さんの「ロードバイクトラブルシューティング」などのメンテナンス本を熟読して勉強しました(この情熱はいったいどこから……)

そして,週末の土曜日,満を持して望んだハンドル交換ですが,やってみると意外と簡単にできてしまい,拍子抜けです。謎に包まれていた,STIレバーの固定ネジは,ブラケットのカバーをめくった奥の方に隠されていました。これを,長~いアーレンキーで回して上げればあっさりと外れます。

ちょいと手間がかかるのがSTIレバーの取り付け。

ライディングに非常に影響してくるため,適切な位置にして上げる必要があるのですが,まずはハンドルの角度を先に決めます。これが意外と難しい。丸ハンドルだけに,どこを握ってもそれなりに快適なので,「これだ!」という位置を決めるのに結構手間取ります。

それから,STIレバーを取り付けますが,今度はブラケット位置優先か,下ハンドル優先かで悩みます。せっかくなので,下ハンドルを握ったときにちょうど良くなる位置にSTIレバーを装着してみました。

とりあえずこんな感じで固定。今は,もう少し「送った」位置にしています。
とりあえずこんな感じで固定。今は,もう少し「送った」位置にしています。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

まぁ,初めてということで試行錯誤してみましたが,なんとか午前中だけで作業終了することができました。


実際に使ってみての感想



最高です! 以上。


というわけにもいかないので,どこがどう「最高!」なのかを。

まず,何と言っても,下ハンドルの握り心地がすんばらしいです。今まで1年近く,下ハンドルを握って走ることができず,エンゾ早川氏の本なんかを読むとがっかりしていました(氏の本では,下ハンドルを握れないヤツはダメじゃ,ということになっています)。

ところが,ウィングプロに換えた途端,全く,何の違和感もなく下ハンドルが握れます。そのまま,鎌倉一周くらい,なんともありません。まさに目から鱗ポロポロです。

また,リーチも小さいのでブラケット位置での走行も楽ちんです(いや,でもこれからは下ハンドル生活に移行しなければ!)

アッパー部分は,ウィング形状ですが,これは正直言ってどっちでもいいです。ここを握るときには,そんなに気合いが入っているわけではありませんから,どんな形状でも特に気になりません。ただ,登り坂で力を入れたいときには,普通の丸い形状の方がいいような気がします。


先日の「本ブログ内の紹介記事へ半日限界ツーリング」が初の長距離実戦投入(?)になりましたが,半分くらいの区間で下ハンドルを握って走っていました。本当に,ずいぶん変わったもんだと,我ながら驚いています……。

全国の,下ハンドルを握って走れないで困っている皆様,どこのメーカーのでもいいと思うのですが,是非,丸ハンドルのご検討を~!
ルイガノサイトへLGS RHC号の08モデルを見たら,コンパクトな丸ハンドルが標準装備になっています。ようやく時代がおいらに追いついたか……笑)


やってよかった!丸ハンドル交換フォトアルバムはこちら~


おまけ

「白い」という点については,今頃になってなんですが,あんまり分からなくなってしまいました。写真を見ても分かるように,バーテープを巻いてしまうと,残るのは真ん中付近だけになります。そして,ここにはステムのクランプとサイコン×2が所狭しと並ぶため,実は見える部分はほんの少しだったりします。

ハンドルの地の部分がほとんど残らないジャン……。
ハンドルの地の部分がほとんど残らないジャン……。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

まぁ,青や黄色(そんなのあるか?)よりはいいですが,黒であってもそんなに差は無い気もします。強いて言えば,「FSA」のロゴが妙にかっこいいので,サイコンの取り付け位置を工夫して,もう少し目立つようにしてみようかな?とは思っています。


■「ハンドル」カテゴリー内の前後記事
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2008年05月03日 | カテゴリ:  ハンドル | ID: 861
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