モンベルのウェストバッグ「サイクールランバーパック3」
ロードバイクに限らず,スポーツバイクは荷物の積載能力がほぼ0なので,「どうやって,荷物を運ぶか」は大きな課題です。
パンク修理セット(スペアチューブ,タイヤレバー,携帯工具など)は定番のサドルバッグでいいとしても,デジカメや携帯電話,財布や食料,ウィンドブレーカーなどをどうやって持っていったらいいのか,いつも悩んでいました......。
気に入った点
- ショルダーベルト・ウェストベルトの2つで固定するので安定
- サイドポケット,バンジーコードで強引に積載量増加
- サイズが小さいので背中の発汗を妨げない
- 日常生活でも使えるデザイン
イマイチな点
- 全体の重量はちょい重め
- サイズの割には荷物が入らない
一番先に思いつくのはリュック。多くの自転車乗りが愛用するドイターとかがいいらしいのですが,去年一年,チビ達のリュックを走ってみた感じでは,背中が蒸れすぎてちょっとしんどかったです。リュック内に入れていたデジカメのファインダーが,蒸気で曇っていました......。
また,一時期,巨大なサドルバッグというのも試してみたのですが,振動がダイレクトにデジカメに伝わってしまうため,これもダメでした。そうこうしているうちに,またも暑い夏が迫ってきます。背中が蒸れる時期がやってきます。
そこで,先日,機能性シャツを買いにモンベルに行ったついでに,同じモンベルのウェストバッグ「サイクールランバーパック3」を買ってきました。
ウェストバッグにしたのは,とにかく背中の涼しさを優先したのと,いつもウェストバッグに入る程度の荷物しか持っていかないためです。
で,数あるウェストバッグの中(モンベルだけでも10種類くらいあるのでは?)から,このウェストバッグにした理由はこんなところ。
- 背中(腰)に密着させずに蒸れを防止するV.B.P.(ベンチレーション・バックパネル)システムを採用していること(メーカーサイト参照)
- ショルダーベルトが付いていること。腰だけでなく,肩にも負荷を分散できます。
- バンジーコードが付いているので,脱いだ服やタオルを引っかけておくことができます。
- 好きなオレンジ色なこと(笑)
- (まずやらないだろうけど)ハイドレーションシステムに対応しています。
といったところです。
逆に買うときに気になったのは,
- ちょいと重いです。V.B.P.のせいだと思うのですが,500gほどあります。
- 融通(?)が利かない。これもV.B.P.のせいですが,背中から浮かせるために,背中側はがっちりした作りになっています。そのため,ちょっとデカイ物を入れようとしたときに変形してくれないので,無理が利きません。
- 容量が小さい。上の「融通が利かない」とも関係あるのですが,背中側が内側にアーチしているため,外見の大きさの割には容量は3リットルしかありません。
の3点です。
ランバーパックを買ってから約1ヶ月,ご近所鎌倉散歩や100kmコースのヤビツ峠越え,はたまた,電車や車でのお出かけにまで使ってみましたが,現在のところ,とっても気に入って使っています。
まだ5月でそんなに暑くはないですから,V.B.P.システムの良さは実感できないのですが,ウェストバッグで一番心配な「腰の痛み」が無いのが助かります。これは,細いながらもショルダーベルトがあり,このおかげで肩と負荷分散できているからです。また,ウェストのベルトもそこそこ太めなところもいいのだと思います。
また,腰と肩の2点で支持するので,ダンシングで坂を登ってもいるときも不安定にならないので(メッセンジャーバッグでの腰ベルトと同じようなものかな?),坂バカとしても助かります。
気になる「容量」については,そもそも,おいらの荷物が少ないため,なんとかなっています。普段,100km程度のツーリングに出かけるときには,下のリストのような物を持っていきますが,これくらいなら大丈夫です。
- デジカメ(RICOH Caplio GX100)+メモリ+電池
- フラッシュスタンドスリム
- 食料(カロリーメイト,ハイチュー,おにぎりなど)
- タオル
- ウィンドブレーカー
- アームカバー
ただ,もっと長い距離のツーリングだと,輪行グッズや着替えなども増えてくるので,もう少し入った方がいいことは確かです。
とはいえ,普段の鎌倉ポタや100km程度のツーリングであれば,このサイズ・容量で十分。背中をスースーさせながら,とても軽快に走ることができます。
LGS SIX号以来,毎年のように背中の「蒸れ」に悩まされてきましたが,今年の夏は,このウェストバッグで越えてみるつもりです♪
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