595号で初輪行準備
ここまでくるのに20分近くかかるという遅さが課題として残りますが・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dいよいよ,今週末に迫った,595号での初の輪行ツーリング。
先代のLGS RHC号では何度も何度も輪行しましたが,595号ではデビュー後3年を経過して,ようやく初の輪行ツーリングです。
なんで,そんなに長い間,輪行しなかったかと言うと・・・。
わたし,フレームに傷が付くのが怖かったんです・・・
なぜか,容疑者の自白っぽい書き出しですが,特に意味はありません(笑)
LGS RHC号での輪行では,フレームカバーや軍手,手ぬぐい,新聞紙など,雑誌等で紹介されている「輪行時の傷防止術」を試してみたのですが,ツーリングから帰ってくるたび,微妙にフレームの傷が増えていました。
LGS RHC号のシートステー。スポークと接触した跡です。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D何とぶつかって傷が付くかといえば,これは100%ホイールです。
ホイールのリムやハブ,スポークがフレームと干渉して傷になるのですが,具体的にどこに傷が付くかというと,LGS RHCでの実績では以下の2箇所が多かったです。
- シートステー:LGS RHC号ではここに一番傷が多く付きました。輪行パックしたときに,ホイールのスポークが擦っていたようです。
- シートチューブ:ホイールのハブ軸が当たる位置です。さすがにスプロケットで擦ったことはないのですが,ハブ軸によると思われる傷は結構あります。
フレームの両サイドにホイールを配置して縛るわけですが,トップとダウンチューブは豪快にリムが接触しているので,ここはフレームカバーなどを挟めば簡単に保護できます。
100均で売っている「滑り止めシート」なんかを使うと,滑らないし傷を防げるし,一石二鳥です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dが,シートステーやシートチューブは,ハブやスポークが「当たったり,当たらなかったり」なので,フレームカバーを付けてもずれてしまったりして,あっさりと擦られて傷が残ります。
LGS RHC号はアルミフレームなので多少の傷は問題ないでしょうし,「この傷は○○に行ったときのだ。懐かしいなぁ」という具合に,過去の輪行ツーリングの思い出にもなってくれていました。
一方,595号はカーボンフレームであり,まぁ,輪行時の「擦り傷」くらいでは問題は無いのでしょうが,どうも傷が付くと強度への影響が気になってしまいます。
あ,あぶない~! フレームに接触する~
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dどうしたもんだか・・・。
595号での無傷輪行作戦
愛する595号への傷を防止するため,いろんな技を考えてみました。
作戦名 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
【作戦①】 秘儀 ダブルパック | 輪行袋を2個用意し,フレームだけ先に袋に入れちゃう。その後,ホイールで挟んで固定した後,さらに全体を輪行袋に入れる。 | ホイールの固定が甘くなり,とても持ちにくい。輪行荷物がすごく重くなるしかさばるなどなど,何もいいこと無し。 |
【作戦②】 フレームとホイールを別持ち作戦 | 作戦①と変わらないけど,フレームとホイール2個で別袋に入れて運搬。絶対にフレームに傷が付かない! | 運搬がものすごく大変な上,フレームが入ったほうの袋は自立できないので,もう,にっちもさっちもいかない。輪行荷物多いし・・・。 |
【作戦③】 保護テープ養生作戦 | 傷が付きやすい場所を,事前に保護テープで養生してしまう。 | 荷物重量(フレーム重量も)がほとんど増えず,ツーリング時の疲労低減に貢献できそう。問題は,保護テープの強度だけ? |
我が家には,2種類の輪行袋があります。
いずれもOSTRICH製で,ひとつは軽量の「L-100」と,標準タイプの「ロード220」です。
二つの輪行袋を両方とも持っていって,フレームを保護してしまおうという画期的かつ贅沢(?)な作戦が,作戦①と作戦②です。
が,どちらも,とても持ちにくくなる上に荷物が増えてしまうという,ほとんどいいとこなしなので,練習を1回だけやってお蔵入りとなりました。
マトリョーシカのように,輪行袋を開けると輪行袋が出てくる。こういうこと思いつくバカって,どれだけいるもんだろうか・・・?(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D結局,今回は「作戦③ 保護テープ養生作戦」を試してみることにしました。
保護テープで養生してみよう!
使用するのは,いつもの「3M表面保護テープ」です。
我が家定番のフレーム保護テープ。本当に重宝しています(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこれを,過去のLGS RHC号の経験を元に,傷が付く可能性がある部位に貼ってカバーしてしまおうという作戦です。
今回は,以下の場所に貼ってみました。
- ダウンチューブ
- トップチューブ
- シートチューブ
- シートステー
って,ほとんど全身じゃん!(笑)
貼っていないのは,フォーク・ヘッドチューブ・チェーンステーだけです。
もはや,「耳無し芳一」のような感じもしないではないですが,「3M表面保護テープ」は貼ったとたんにほとんど見えなくなりますから,見た目にも違和感はありません。
ダウンチューブに,べた~っと豪快に貼る。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dシートステーにもがっつり貼る。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D一度貼ってしまえば,ほとんど見えないくらい透明になります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dというわけで,作業時間15分ほどで,これはと思う場所には全部テープ養生を施すことができました。
問題は,テープの強度です。
「3M表面保護テープ」はちょっとした擦れ程度なら間違いなく保護できますが,スポークのように鋭利な金属で擦った場合は,ちょっと心もとない,程度の強度しかありません。
なので,実際に輪行パックをしてみて,シートチューブ・シートステーで最も擦る可能性が高い部位を見つけて,そこだけ2重でテープ巻きしてみました。
保護テープは1巻で3000円もしますが長さが50mもあるので,ケチることなく,どんどん巻いちゃいました。
さぁ,どうなることやら・・・?
本番では,普通に軍手やタオルなんかも巻くことになります。
まぁ,そんなに神経質にならなくても大丈夫かとも思うのですが,あと50年は乗り続けるであろう595号ですから(笑),少しでも傷をつけないように大事に乗っていきたいと思っています(でも,KOMも欲しいような,そうでないような・・・)
輪行時の傷対策はこれで万全かな?と思いますが,立てかけておいて倒しちゃったり,落車や立ちゴケをしたら笑うに笑えません。
未体験の200kmですから,安全第一,疲れたらすぐ輪行で帰る意気込み(?)で頑張ってきます~!
こうやって,金具の軸にチェーンを通すと暴れない,ということを初めて知りました・・・。
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