DEDA ZERO 100SCステムをリコールしてきました

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リコールとなるのはこの5点。トップキャップ,固定ボルト4本。

リコールとなるのはこの5点。トップキャップ,固定ボルト4本。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

先日,リコールを受けてきました。

「リコール」と言っても,おいらの市政に不満を持つ市民たちが辞任を求めて起こしたものではなく(当たり前だよ),例のDedaステムのリコールです。

要するにこんなお話です(^^)

  • 破断事故が散見されたDeda ZERO 100SCステム
  • 見た目や重量など,超お気に入りだったのだけど,使用を見合わせていた(後任はEASTON EA90)
  • 輸入代理店(4社)がリコールを実施
  • 近所のY'sで対策完了品と取り替えてきた
  • が,後任のEA90も気に入ってしまい,Dedaはとりあえずお蔵入り

Dedaステムのリコールとは?

おいらが去年まで愛用していた,DEDA ZERO 100SCステム

軽量(110mmで118g)な上にデザインが格好良くてとても気に入っていました。

しかし,ネット上ではメンテや走行中(!)のトップキャップの破断事故がかなりの数紹介されていました。

595号はカーボンハンドル(チネリのネオモルフェ)を使っているため,低めのトルクで固定(4Nm)しているため油断したところ,予想外にコラム側のボルトが破断してしまいました

このトラブルはDEDAの問題というより,何十回もボルトを締めたり緩めたりしていたことが主要因だと推測されたのですが,この時点で件の「トップキャップの破断事故」が怖くなってしまい,ZERO 100SCの使用を中止していました。

そんな折,ランスさんやKAMEPYさんなど,複数の方から「ZERO 100SCがリコールになっているよ!」という有難い情報が寄せられました。

さっそく,ネットで調べてみると,DEDAステムを輸入している代理店4社から,同じ内容でリコールを告知していました。

上記のサイトによると,おいらのZERO 100SCはバッチリとリコール対象品となっていて,お近くの販売店で無償交換するとのことでした。


リコールの内容

リコールのアナウンスをしっかりと読まなかったので,ステムを丸ごと交換してもらえるかと思ったのですが,交換対象は破断の恐れがある部分ということで,「トップキャップとボルト4本のみ」です。

アナウンスによると,未対策品と対策品の違いは以下のとおりで,0.5mmほどキャップの厚みを増して強度を確保しているとのことです。

 未対策品対策済品
トップキャップ厚み(mm)3.03.5
ボルト固定部厚み(mm)5.56.0
シリアルナンバーなし裏面に印字

見た目にはほとんど違いが分からないのですが,いつもの格安デジタルノギスで計測してみると,ほぼアナウンスどおりの数値となっていました。

 未対策品対策済品
トップキャップ厚み(mm)3.033.45
ボルト固定部厚み(mm)5.556.37

おいらはZERO 100SCをY's横浜で購入しています(衝動買い)。

で,今回リコールに持ち込んだのは,家の近くのY's茅ヶ崎ですが,店員さんが言うには「Y'sに限らず,どこの店でもやってくれるよ」とのことです。

未対策品。公称どおりの厚み。

未対策品。公称どおりの厚み。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
対策済み品。ほんの少し公称より薄いけど誤差の範疇でしょう。

対策済み品。ほんの少し公称より薄いけど誤差の範疇でしょう。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
対策済品は裏面に管理番号が書いてあるので一目瞭然です。

対策済品は裏面に管理番号が書いてあるので一目瞭然です。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8


でも,まだ使っていません・・・

ZERO 100SCの使用を中止してから,595号ではEASTONのEA90が付けられています。

今回のリコールでZERO 100SCトップキャップの厚みが増し,破断しにくくなったとのことですが,いまだに595号には装着していません。

その理由は,

  1. 交換するのが面倒くさいから
  2. ステム長100mmに慣れてしまったから
  3. EA90が意外と格好いいから

さすがに1.は論外(笑)として,一番の理由は2.の「ステム長100mmに慣れてしまった」からです。

ZERO 100SCは見栄を張って110mmだったのですが,EA90は100mm。交換当初は「近い!」「短い!」と思っていたのですが,10ヶ月近く使っていると,すっかり慣れてしまいました。

そもそも,メインがヒルクライムな人ですから,空気抵抗は関係ないし呼吸が楽になるので,ステム長はむしろ短めなほうがいいくらい。

また,交換当初に「地味だよなぁ・・・」と思っていたEA90のデザイン(グラフィック)ですが,LOOKステッカー貼ることで妙にしっくりしてしまいました。

使い始めたときのEA90ステム。じ,地味すぎる・・・。i

使い始めたときのEA90ステム。じ,地味すぎる・・・。i

Canon IXY 320
すっかり気に入ってしまったEASTON EA90ステム。

すっかり気に入ってしまったEASTON EA90ステム。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

フレームを購入したときに付いてきたステッカーで紙製ですが,いつもの「3M表面保護テープ」を使うことでうまくなじませています。

普通,紙製ステッカーをそのまま貼ると剥しにくくなるし,表面は経年や雨で劣化してみすぼらしくなります。

そこで,表面保護テープ + ステッカー + 表面保護テープと3層構造にしてステムに貼ると,剥がしやすいし,表面の劣化も防げるようになります。

初めて595号を見る人に「そのステム,純正ですか?」と聞かれるのが密かな楽しみです(^^)

というわけで,せっかくリコールはしたのですが,まだしばらくはDEDA ZERO 100SCの出番は先のようです。


■「ハンドル」カテゴリー内の前後記事
2013年06月27日 | カテゴリ:  ハンドル | ID: 10699
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