ケイデンスショック(最終回。ステム交換編)
前回,驚愕の70rpmに大ショックを受けたおいら。それから1週間。たった70rpmしか回せない理由について,海より深く悩みました。
サドルが高すぎるのか? ビンディングが悪いのか? 年のせいか?(そうかも・・・)
で,結局行き着いたのは,「ハンドルが遠すぎる」という事実。買った時から薄々は気が付いてはいたのですが,べらぼうに遠いのです。キャプテン翼のゴールポストくらい遠いのです(古い?)
おいらのLGS RHC号のフレームサイズはシリーズ最大の550mm。おかげで,シートポストは少ししか飛び出ることができないのですが,適切なサドル高にはすることができます。サドルの後退量も,足の長さで大体決まってしまいます。
つまり,「座る位置」は理想的な位置というものがあり,おおよその位置は決まってしまいます。
すると,次に問題になるのがハンドルまでの距離。これは,トップチューブの長さとステム長で決まるのでしょうけど,とにかく,おいらにとっては果てしなく遠いのです。
幸い,標準のステムは110mmが付いていて,まだまだ短くできる余地があったので,思い切って80mmまで短くしてみました。 ステムという部品は,数ある自転車パーツの中でも,一般の方々から見たら最も「なんぜこんなにピンキリなの?」と感じるパーツではないでしょうか? 簡単に言ってしまえば,コラムとハンドルを結ぶ,たった10cmくらいのパイプです。なのに,高級パーツともなると,30000円以上もします(!)このくらいの値段になると,なんか,製造工程やコスト計算やなんかに致命的な誤りがあるのでは?という気がしてしまいます(でも,本当にすごいんだろうけど・・・)
で,今回,おいらが選んだのは良心的なお値段のPROのPLTアヘッドステムです。
アヘッドステムをばらしたことはなかったので,メンテナンス本を読みつつ,1時間ほどで作業終了。あまりの簡単さに拍子抜けしてしまうくらいでした。
で,交換後の感想ですが,まず良くなった点。
- ハンドルがすごく近くなった(当たり前)。110mmの頃はブラケットすらギリギリの状態で,下ハンドルは不可能に近い状態でした。それが,80mmに換えたところ,ブラケットはちょうどいい状態,下ハンドルですらなんとか握って走れます。
- 足を回しやすくなった。110mmの時は極端な前傾姿勢になるので,足を上げることが難しかったのです。交換後は,さすがに90rpmはしんどいのですが,80rpmは簡単に出せるようになりました。
- ちょい軽量化になりました。標準のFSAの110mm→PROの80mmで,60gほど軽量化できるという裏ドラも付いてきました。
ちょいと気になる点は,
- 短すぎたかも。いくらなんでも80mmは短すぎたかもしれず,おいらの体型では理想は90mmくらいのところにありそうです。
- ちょっとかっこわるくなった。ステムが短いと自転車を横から見た印象はだいぶ変わります。また,ハンドルバーはFSAなので,ステムと銘柄が合わなくなってしまいました。
と,ちょっとだけ不満もありますが,とにかく乗りやすさが第一です。
短くなって,乗りやすくなったLGS RHC号で,さっそく土曜日早朝走ってみました。あまりの快適さに,40kmも走ってしまいました。
高級パーツを目指さなければ,とても安いお値段で乗り心地を激変できるパーツ,ステム。今の自転車に不満がある方は,ぜひご検討を~!
【本日の走行データ】
コース :家→境川CR (だけ!)
所要時間:6時00分~8時30分
走行距離:42.51km
走行時間:1時間42分51秒
平均速度:25.7km/h
最高速度:39.3km/h
- 【2010.2.27追記】
- 新しく変えたステムは「80mm」なのですが,記事中,あちこちで「110mm」と間違えて書いてしまっていたので修正しました。110mmでは,最初に付いていたFSAステムと同じでござりまする。
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