明るいライトで走ろう!(CATEYE HL-EL520編)

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妙にカッコイイHL-EL520。ちょっと渋めにキメてみました(?)
妙にカッコイイHL-EL520。ちょっと渋めにキメてみました(?)
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

先日は,明るいライトで走ろう計画(?)の第一弾で,おいら号(LGS RHC号,LGS SIX号)用に購入した『Crops Antarex X10cs』を紹介しました(本ブログ内の紹介記事へこちらを参照)。

今日は,同時購入したユウキチ君用の『CATEYE HL-EL520』の番です。X10csでも十分安全に走れると思っていたのですが,HL-EL520はさらに一段明るい感じです。しかも,X10csより2000円も安いし,恐るべしCATEYEです......。

今回は,一緒に買ったX10csとの比較で紹介してみたいと思います。

まず,大まかな諸元は下記の通りです。

項目HL-EL520X10cs
光源よく分からん(1W相当?)Luxeon社製1W LED
電源単3電池×4単4電池×3
取付方法専用台座にワンタッチ着脱
(対応ハンドル径は22~32mm)
専用台座にワンタッチ着脱
(対応ハンドル径は16~40mm)
連続点灯時間60時間20時間
点滅時間120時間80時間
重量99g(本体のみ)52g(本体のみ)
防水非防水構造防水構造。水没でもOKでした。

X10csと比べて,まず目を引くのは,その「デカさ」です。写真だとちょいとわかりにくいかもしれませんが,実物を見ると,X10csの2倍くらい嵩張る感じです。

X10cs(下)と比べるとかなりデカイHL-EL520(上)。感覚的には2倍くらいあります。
X10cs(下)と比べるとかなりデカイHL-EL520(上)。感覚的には2倍くらいあります。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

そもそも,電源が単3×4 vs 単4×3ですから,サイズもでかいし,もちろん重量もかなりあります。駐輪したときなどに,気軽にポケットに入れて持ち歩けるような感じではありません。

電源スイッチはお尻に付いています。
電源スイッチはお尻に付いています。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
X10csとは異なり,直接電池が入っています。
X10csとは異なり,直接電池が入っています。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

また,電源スイッチがちょっと変わっています。ボディのリアにあってとても押しやすいのですが,普通に押すと,点滅⇔点灯を切り替えるだけで,消灯ができません。消灯は,携帯電話でおなじみの「長押し」なのです。初めて触ると,ちょっと慣れが必要かもしれません。

さて,肝心の光具合の方はと言いますと,確実にX10csの2倍くらい明るいと思います。CATEYEのカタログでは,HL-120の30倍も明るいそうです(50カンデラ vs 1500カンデラ)。X10csと,リビングの天井照射(3.3m)で比べてみるとこんな感じです。

X10cs。フラットな感じ。
X10cs。フラットな感じ。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
HL-EL520。中心部重視です。
HL-EL520。中心部重視です。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

電源が大きく,レンズもミラーも大きいのが影響しているのか,同じ1W級LEDのはずですが,中心部の明るさが全然違います。ただ,配光パターンはちょっとクセがあり,中心部をスポット的に明るく照らし,周辺部はガクっと光量が落ちます(が,ちゃんと照らしてはいます)まぁ,例えが合っているかどうか分かりませんが,カメラで言うところの,「中央部重点測光」のライトバージョンみたいな感じです。

実際に自転車で使ってみると,全体的な光量が大きいため,中央部に限らず周辺部でも十分明るく照らしてくれますが,中央部が明るすぎるくらいなので,その落差が気になってしまいます。もちろん,パワフルな中央部はちゃんと10mくらい先の地面の様子も分かりますから,「前照灯」としては十分すぎるくらいパワーがあると思います。

こんな「光の球」みたいな感じで照らします。ちょっとクセが強いなぁ。
こんな「光の球」みたいな感じで照らします。ちょっとクセが強いなぁ。
RICOH Caplio GX100 +

また,X10csでは,ライトの先端部分が透明のリングになっていて,横方向にも光が漏れるようになっていて,横から来る車への被視認性も高くなっています。HL-EL520の場合は,横にスリットが入っていて,ここから横方向に光が漏れるようになっていますが,実際には大した光の量ではなく,横からの被視認性はそんなに高くないかな?という気がします。

レンズ横のスリットから光が漏れます。まぁ,大した量ではないですが......。
レンズ横のスリットから光が漏れます。まぁ,大した量ではないですが......。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

以上で紹介は終わりですが,ユウキチ君から借りてしばらく使ってみましたが,一言で表すと「配光パターンにクセはあるけど明るい!」といったところです。現時点での,感想をまとめておきます。

コレに決めた理由
とても明るいし,値段もかなりリーズナブル(3,000円台。おいらはナチュラムで3,490円でした)なところ。

気に入ったところ

とにかく明るい!! 対向車や歩行者に気を遣ってしまうほど明るいです。ようやく,LEDライトも実用的な明るさとお値段になった気がします。あと,お値段の割には,デザイン的にかっこよく仕上がっていると思います。

イマイチなところ

デカイ...。ハンドルの上に付けるとかなり邪魔ですので,ぶら下げるような形で取り付けた方がいいかもしれません。また,カタログなどにはどこにも書かれていませんが,非防水ですので,土砂降り(本ブログ内の紹介記事へ富士山のように...,しつこい?)ではちょっと心配です。あと,やっぱりボタン操作は,消灯→点滅→点灯→消灯,の方が使いやすいなぁ...。

どっちにする...?

HL-EL520とX10csのどっちにするかと言えば,おいらの場合はX10csの方がいいかなぁ。よっぽどの「真っ暗」を走らない限り,X10csでも十分な明るさがありますし,コンパクト&防水仕様というメリットもあるので,X10csに軍配が上がります。ただ,絶対的な明るさではHL-EL520の方ですから,真っ暗道を走ることが多い人は,HL-EL520の方がいいのかもしれません。



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2008年09月03日 | カテゴリ:  ライト | ID: 999
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