もっと明るくて安いライト,ジェントス『閃355』(SG-355B)

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金属外装,硬派なデザインの「閃355」。かっこい~ぞ~(^^)

金属外装,硬派なデザインの「閃355」。かっこい~ぞ~(^^)

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

7年ほど前に,「人生とは所有する自転車用灯火の増える過程である」という記事を書いたことがあるのですが,この7年で自転車用灯火が順調に増えてきました。

そして,2014年2月,またひとつ,人生の歩みを一歩進めることになりました(平たく言うと,「自転車ライトを1個買った」です)。

購入の経緯・ブツ選び

実は,今回は今までの,ライト単調増加関数とはちょっと違います。

前回紹介した,crops antarex SX7は明るい割にお安かったので,次男坊(LGS J24)用にもう1個購入していました。

しかし,次男坊がSX7を失くしてしまったため,急遽,もう1個買うことになったのです。

今回はプラマイ0なのです(笑)

せっかく新しいのを買うのに,3回連続で同じSX7を購入するのも芸が無いので,各方面で話題らしい(Ottyさんにも助言いただいてましたし♪),GENTOS社のライトを購入することにしました。

GENTOSのLEDライトは多種多様みたいですが,ハンドルバーへのマウントまで付いた自転車用は,『閃355』(SG-355B)という機種になるようです。

これがまたものすごいライトで,単4電池3本という,比較的非力な電源なのに,明るさはSX7(36ルーメン)の3倍近い100ルーメン(!)

さすがに,お値段はSX7よりチト高いですが,それでも自転車メーカー各社が出しているライトに比べたら半額以下です。

我が家で使っている各種ライトで比較してみました。

モデルGENTOS
閃355 (SG-355B)
crops
antarex SX7
crops
antarex X10cs
CATEYE
HL-EL520
明るさ(W)不明不明1W1W
明るさ(cd)不明1000cd不明1500cd
明るさ(lm)100lm36lm不明不明
電源単4×3本単3×3本単4×3本単3×4本
点灯時間10時間120時間20時間60時間
点滅時間22時間350時間80時間120時間
重量97g108g125g180g
防水生活防水生活防水生活防水非防水
外装金属プラスチックプラスチックプラスチック
お値段2400円1500円5000円4000円

表を書いていて気が付きましたが(今頃かよ・・・),電源も非力な閃355がバカみたいに明るいのは,点灯時間を犠牲にして,「太く短く光るく」人生を選択しているようです。

連続転倒点灯10時間は心もとない感じもしますが,eneloopを使うことができるので経済的には大丈夫そうです。



閃355登場!

Amazonで注文したら,例によって翌日夕方に到着。

「どこかで,おいらの購買行動を見張ってるんじゃないか?」

と思わせる早さですが,ネット通販で「購入」ボタンを押してから,自宅に商品が届くまでの時間は,通常の10倍に感じられるという法則があるので,早く到着するにこしたことはありません。

で,さっそく開封して,登場しました閃355。

もともとライト自体は自転車専用ではないので,見るからに普通のアウトドア用ライトです。

左から,閃355,X10cs,SX7,HL-EL520。

左から,閃355,X10cs,SX7,HL-EL520。閃355はちょっとゴツイデザインです。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
細身で,LEDもレンズも1個です。

細身で,LEDもレンズも1個です。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
ストラップ,マウント,キャリングケースが付いてきます。

ストラップ,マウント,キャリングケースが付いてきます。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
単4電池3本です。エネループが使えるのが嬉しい(^^) 使ってないけど

単4電池3本です。エネループが使えるのが嬉しい(^^)

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8


まずは明るさ勝負!

まずは,ライトの一番大事な性能指標である,明るさを比較してみました。

比較対象は,なくなってしまったantarex SX7と,お父さん(おいら)が使っているCATEYE HL-EL520の2機種。

カメラで露出条件を一定にして,3つのライトで明るさ比較をしてみました。

深夜に家の前の道路で,三脚にデジタル一眼を固定し,各種ライトを点灯しては写真を撮るという,いつ通報されもおかしくないリスクを犯しながらの実験の結果やいかに!? 「100ルーメン」の実力とは!?


■crops antarex SX7(次男坊がなくしたやつ。妻が1個持っている)

antarex SX7(単4×3本)

antarex SX7(単4×3本)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8



■CATEYE HL-EL520(おいらの通勤用)

HL-EL520(単3×4本)

HL-EL520(単3×4本)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8



■GENTOS 閃355(ワイド照射)

閃355(単4×3,ワイド)

閃355(単4×3,ワイド)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8



■GENTOS 閃355(スポット照射)

閃355(単4×3,スポット)

閃355(単4×3,スポット)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8

写真の通り,閃355の尋常じゃない明るさが際立っています。

説明が後になりましたが,閃355は光の照射角を無段階に調節することができます。ワイドにすると,あたりがボワっと明るくなり,スポットにすると非常に明るい光の玉ができます。

写真だと,スポットの光の玉が小さ過ぎるように見えますが,実際にはもっと大きいです(写真の露出の問題です)。

コレだけ明るいと,真っ暗な夜道を走るのにも十分な明るさです。

別の日の写真。スポットだと,はるか先まで照らしてくれる感じです。

別の日の写真。スポットだと,はるか先まで照らしてくれる感じです。

SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA



「明るさ」以外の使い勝手全般

とにかく,その明るさに度肝を抜かれてしまった,閃355。

次男坊の通学用ライトということで,とにかく急いで購入したので,あまりスペックを見ていなかったのですが,買ってみてから色々気が付きました。

良い点,気になる点もごちゃごちゃですが,明るさ以外の評価としては以下の通りです。



意外と軽い

金属外装で見た目もごついのですが,意外と軽量で,我が家の主力ライトの中では最軽量の97g(電池込み)です。

まぁ,そんなに重量にこだわるべきパーツではありませんが・・・。



照射角度を変更できる

レンズ部のダイヤルを回すことで,ワイド~スポットライトまで無段階に光の照射角度を変更できます。

レンズ部を左右に回すことで,照射角度を変更できます。

レンズ部を左右に回すことで,照射角度を変更できます。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

街中ではワイドに照らして周囲にアピール,暗い道ではスポットにして強く明るく行き先を照らしています。



結構使いやすいマウント

自転車用ということで,ライト点滅機能と並んで,マウントも標準装備しています。

見た目はこんな感じ↓で,外れてしまいそうですがすごく頑丈に押さえてくれます。

見た目は弱そうだけど,がっちり固定してくれます。

見た目は弱そうだけど,がっちり固定してくれます。

SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

装着も簡単で使い勝手はいいのですが,取り付け可能ハンドル径が20~25mmというのが若干心配。今度,ロード(595号,オーバーサイズハンドル)にも付けて試してみます。



ボタン操作がちょっと不思議

点灯・点滅の2種類のモードがあります。

普通だと,スイッチボタンを押すたびに,消灯→点灯→点滅→消灯,というパターンが多いかと思います。

閃355は,

  • 消灯→点灯→(3秒以内)→点滅→消灯
  • 消灯→点灯→(3秒以上)→消灯

という不思議な操作になっています。

まぁ,慣れなのでたいしたことはないですが・・・。

お尻のボタンを押してオン・オフします。たたく必要はありません(笑)

お尻のボタンを押してオン・オフします。たたく必要はありません(笑)

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8



点滅速度が遅い

点滅速度が割とゆっくりしています(2回/秒くらい)。

手元のライトだと,antarex X10cs > HL-EL520 = SX7 > 閃355の順です。

街中だと,より早い点滅のほうが目立つので,もうちっと早くしてほしい気がします(X10csはものすごく早い)。

また,デューティー比もイマイチで,点灯より消えているタイミングのほうが長い気がします。ちょいと改善してほしいなぁ。



防滴仕様にとどまる

見た目は完全にアウトドア用なので,完全防水だと思っていました。

説明書に記述はないのですが,カタログを見たら「防滴仕様」となっていました。

まぁ,水中で使うことはないので,防滴で十分といえばそうですが意外でした。


まとめ

我が「ライト道」も7年目になりますが,年々,いいライトを発見している気がします。

前回のSX7は最高のコスパだと思ったのですが,明るさ・使いやすさ・お値段を考慮すると,閃355の圧勝です。

自転車専用だと,400lmなどのウルトラハイパワーライトもありますが,正直言って100lm以上あると,人の顔に向けたりしてしまうと危険な気がします。

100lmで2400円,しかも,マウントやキャリングポーチまで付いてくるとは,お買い得度ナンバー1のお気に入りライトになりました。

我が家のライトでは明るさナンバー1です(^^)

我が家のライトでは明るさナンバー1です(^^)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8

さっそく,過去記事の評価を見直さなきゃ(^^)

おしまい。



【おまけ】

今回の写真撮影の様子。自転車趣味とカメラ趣味,両方を満たしています(笑)

Nikon D600,マクロレンズ,ストロボ,巨大三脚,レリーズケーブル・・・。

Nikon D600,マクロレンズ,ストロボ,巨大三脚,レリーズケーブル・・・。

SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

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2014年02月26日 | カテゴリ:  ライト | ID: 10955
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