絶対にマストで必要な必需品,心拍計サイコン POLAR CS400 (使い方・注意点)

1件新しい記事([Edge705]Edge 705生活はじめてみました) 1件古い記事(絶対にマストで必要な必需品,心拍計サイコン POLAR CS400 (機能編))
こうやってみると,たまごっちのようなデザインです(^^;)

こうやってみると,たまごっちのようなデザインです(^^;)

RICOH Caplio GX100

本ブログ内の紹介記事へ前回は,POLAR CS400の高機能ブリを紹介しました。今回は,主にロングツーリングに出かけたときに,どんな風に活用しているかを中心にご紹介します。(山好きが書く,ちょっと偏った紹介ですが・・・)

画面構成について

POLAR CS400は,画面に表示する計測項目をある程度自由にレイアウトすることができます。

カタログとかでは「自由にカスタマイズ!」みたいな書きっぷりですが,実は「ある程度自由に」が正しい表現です。

CS400の画面は,ケイデンス表示領域の他に,上段・中段・下段の3つの領域があって,個別に計測項目を選んで表示することができます。この上段・中段・下段の3領域には,なんでも表示できるわけではなく,下の表のように表示できる計測項目が決められています。

上段中段下段
心拍数スピード心拍数
心拍数(平均)スピード(平均)ストップウォッチ
ストップウォッチスピード(最高)スピード
ラップタイムケイデンスラップタイム
kcal標高ケイデンス
kcal/km距離標高
kcal/hourトリップ距離
到着時刻傾斜
残り距離登坂
時計下山
気温

そして,これらの組み合わせを,4セット切り替えて表示することができます。ちなみに,今のおいらの設定はこんな感じです。

上段中段下段使用目的(?)
表示1ラップタイムトリップ心拍数平地を走っているとき
表示2到着時刻トリップ心拍数時間が気になってきたとき
表示3心拍数傾斜標高山にアタック中(^^)
表示4kcal/km気温標高先が長いとき

表示位置に制約があってちょっと使いにくいですが,4セットも記憶できるので,まぁ,それなりにやりくりできています。

使用頻度は低いけど,こんなグラフ表示もできます♪

使用頻度は低いけど,こんなグラフ表示もできます♪

RICOH Caplio GX100



山 or 峠を登るときの楽しみ方(?)

山や峠を登るのはとても楽しいのですが,速度がとても遅い(涙)ので,ちょっと単調になりがちなのも事実です。

また,べらぼうに長い坂(例:大観山,富士山とか)を上っていると,「いったいどこまで続くんだ・・・」と心が折れそうになることもあります。

そんなとき,CS400にはヒルクライマーを励ましてくれる(?)数々の機能があります。

傾斜角表示
CS400は現在上っている坂道の傾斜角をリアルタイムで表示することができます。「おぉ,すげぇ。俺10%の坂を上っているゼ!」と自己満足に浸ることができます。

温度表示

山を登るとだんだん涼しくなってきます。もちろん,温度は肌で体感することができますが,CS400があれば,「おぉ,3℃も下がってる!」と,数字で実感することができます(まぁ,これも自己満足ですが・・・)

高度表示

あらかじめ峠の高さを地図やALPS ROUTEなんかで調べておくと,あと何m上ればゴールかを知ることができます。特に,湯河原→大観山のように標高差がちょうど1000mだったりすると,「何割のぼったな」というのがすぐ分かって励みになります♪

く,苦しい。12%は堪えるよ。でも,うれしい♪ (←バカだ)

く,苦しい。12%は堪えるよ。でも,うれしい♪ (←バカだ)

RICOH Caplio GX100




ロングツーリング時の便利な使い方

自転車でロングツーリング(といっても,おいらの場合,いつも日帰りですが)に出かけるとき,CS400には便利な機能があります。

目的地への予想到着時刻表示機能
ロング,と言ってもおいらの場合は日帰りばっかりなので,目的地や休憩地への到着時刻がどうしても気になります。

本当は時間なんか気にしない自由な旅にも出かけてみたいのですが,子持ちサラリーマンの悲しき宿命,ある程度計画的に走らないと,家に帰れなくなってしまいます。

そこで役に立つのが,CS400の「到着予想時刻表示機能」です。至近の平均速度から,目的地の到着予測時刻を表示してくれる,カーナビではおなじみの機能です。

ただ,CS400にはGPSはありませんから,目的地までの距離はあらかじめ自分で手動設定しておく必要があります。ちょっと面倒でありますが,地図,ALPS ROUTE,案内標識等を見て距離をセットすればいいだけですので,なかなかに便利な機能です。

カロリー消費表示

自転車に乗っているとやたらと腹が減ります。普段,どちらかと言うと小食なおいらですが,ちょっと遠出をすると,ものすごい量のどら焼きを消費してしまいます(いや,どら焼き以外も食べますよ・・・)。CS400にはカロリー表示機能がありますので,「お,200kcal消費したか,どら焼き1個食べるとするか」という具合に,自分のどら焼きタイミングの目安を知ることができます(笑)



また,至近の平均カロリー(kcal/km)を表示することができます。一定の力でがんばっているようでも,道のアップダウンや風向きなんかでも負荷が変動しています。長いコースを走るときは,この値が極端に変動しないように,自制しながら走ることも大事です。が,すぐに熱くなるバカ性格なので,あまり役に立っていませんが・・・


センサー取り付けの注意

CS400のセンサーはケイデンスとスピードの2種類(それと心拍もですが)ありますが,どちらのセンサーも,取り付け位置が妙にシビアです。

他のサイコン(おいらはSIGMAとCATEYEを使ったことがあります)では,マグネットとセンサーの間隔は1cmくらいまで離しても大丈夫かと思いますが,CS400の場合は,5mmほどが限界です。

これ以上離れてしまうと,ケイデンスや速度がまったく計測することができなくなります。ちょっとシビアすぎるなぁ,という感じがします。

画面に速度や距離の計測を出していないときは,ず~~っと気が付かないこともありますので,CS400を使うときは,いつもセンサーとマグネットの間隔をチェックする癖を付けましょう。

輪行したりすると,こんな風になることが多々あります。絶対に計測できません(涙)

輪行したりすると,こんな風になることが多々あります。絶対に計測できません(涙)

RICOH Caplio GX100
最近は,SIGMAのサイコンセンサーと合体して取り付けています。

最近は,SIGMAのサイコンセンサーと合体して取り付けています。

Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8




心拍センサーベルトの注意

心拍センサーベルトには注意点が2つあります。

一つは,接点部分の汚れです。センサーとトランスミッターは金属接点で接続されていますが,この部分が汚れてくると信号をうまく本体にとばすことができなくなり,「Check Wear Link(接続できんがな)」というエラーが出るようになります。

こんな風になっていると,エラー続出になります!

こんな風になっていると,エラー続出になります!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

家に帰ってくると,センサーベルトを水で洗ったりすると思いますが,接点部分は乾いた布で一拭きしておいた方がいいです。また,汚れてしまった場合は,本ブログ内の紹介記事へ目の細かいヤスリとかで削ってあげれば復活します(^^)


2つの目の注意点は,センサーベルトを保管するときに,トランスミッターと合体したままにしないことです。片側だけなら大丈夫ですが,両方の接点を接続すると,トランスミッターが起動して,電波を送出し始めます。そして,電池切れになってしまいます・・・。この点も注意しましょう。

こうやって放置していると,トランスミッターがバッテリー切れになります。気を付けましょう。

こうやって放置していると,トランスミッターがバッテリー切れになります。気を付けましょう。

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8



まとめ

CS400を使っていて感じる楽しさ,注意点についてとりとめもなく書いてみました。

2回にわたって長々書いた割には,自分でもCS400の半分くらいの機能しか使っていないと思われます(セルフテスト機能とか,さっぱり分かりません)。

淡々と走るのもいいのですが,CS400のいろんな計測を見ながら,「おぉ,こんなにがんばっている」「ここまで来たか」とモチベーション向上にとても役に立ってくれます。

もちろん,心拍計を使って負荷をコントロールするトレーニングにも使えます(富士ヒルクラの時はお世話になりました)し,普段のツーリングにも使えますし,おいらにとっては,本当にマストで必須で必要なアイテムです(^^)

おしまい。

ヤビツ峠

ヤビツ峠

RICOH Caplio GX100
宮ヶ瀬湖

宮ヶ瀬湖

RICOH Caplio GX100
箱根の,国道1号最高地点

箱根の,国道1号最高地点

RICOH Caplio GX100

で,でも,EDGE705欲しいなぁ(ぼそっ)


■「サイコン」カテゴリー内の前後記事
2009年09月19日 | カテゴリ:  サイコン | ID: 2089
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/2061