The 3G サイコンホルダー

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おぉ,安定している~(^^) 第3世代サイコンホルダーに支えられるEdge705です。

おぉ,安定している~(^^) 第3世代サイコンホルダーに支えられるEdge705です。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

ちょうど一年前,去年のFHCのころから,本ブログ内の紹介記事へ世界初(?)「木製サイコンホルダー」を自作して使用してきました。

CATEYEのサイコンホルダーに,DIY店で買ってきた木製の丸棒を黒く塗装して取り付けただけなのですが,割と軽量ですし,なによりサイコン(CS400)が見やすくなり,とても重宝してきました。

それ以前には,本ブログ内の紹介記事へあさひのライトホルダーを活用して作った初代(第1世代)サイコンホルダーもあったのですが,あまりに重量が重いので,第2世代では軽量の木材を使っていたのです。

そして,ちょうど一年たった今,今度は「(自称)世界最高強度のサイコンホルダー」にグレードアップしてみました。

きっかけ

「必要は発明の母」と言います。

今回は,どんな「必要」があったのかというと,それは「強度」でした。

先月,サイコンをPOLAR CS400からGARMIN EDGE705に載せかえたのですが,CS400の時と比べて,走行時に多少グラグラするようになってしまいました。

理由は二つあり,一つは単純にEDGE705の方がCS400より重量が2倍もあることです。(CS400は41g,Edge705は110g)

左から,Edge705(110g),CS400(41g),biblio(170g)です。<br />やっぱ,Edge705はちょいと重いであります。

左から,Edge705(110g),CS400(41g),biblio(170g)です。
やっぱ,Edge705はちょいと重いであります。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D


もう一つは,自作木製ホルダーとEDGE705のマウントの相性の悪さです。

EDGE705は重量がありますから,そのマウントも,より直径の太いハンドルバーやステムへの取り付けを想定しているようです。

ちょいと,木の軸が細すぎるのです・・・。

ちょいと,木の軸が細すぎるのです・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

おいらの木製サイコンホルダーは直径が24mmしかないため,サイコンホルダーのとマウントの間にわずかな隙間ができてしまっており,これが,揺れの原因になっていました。
(もとのマウントは25mm用に設計されている模様)



どうする?

この,「EDGE揺れ問題」が表面化する前から,一つの構想がありました。

それは,本ブログ内の紹介記事へ先日カットしたステアリングコラムを何かに再利用することです。

カットした長さにもよるのですが,意を決してカットした部分はこんな感じで,ちょうど,サイコンホルダーを作るのぴったりの長さ&太さでありました。

カットしたカーボンコラムはこの大きさ。おぉ,ちょうどいいサイズ!

カットしたカーボンコラムはこの大きさ。おぉ,ちょうどいいサイズ!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

LOOKのカーボンコラムは世界で最も厳しい(らしい)EN14781規格をクリアしています。従って,このカーボンコラムの切れ端を使って作るサイコンホルダーも,世界最高水準の強度を持ってくれるはずです。
(うそ。CATEYEのアームはフニャフニャです。笑)

そこで,今までおいら(とCS400)を支えてくれていた木製丸棒に感謝を込めつつ,次のカーボンコラムへ世代交代することとしました。



工作の様子

カットしたカーボンコラムは,長さ&太さはちょうどいいものの,サイコンホルダーとして使うためには一つだけ課題がありました。

カーボンコラムは単なる「パイプ」ですから,何かで蓋をしてあげないと,サイコンホルダーのアームに固定することができないのです。

そこで,家の中をあちこち探したところ,ちょうどいい物品がでてきました。ハンドルバーの先端に取り付けるキャップです。

MTB用ハンドルバーのエンドキャップがちょうどいいサイズでした(^^)

MTB用ハンドルバーのエンドキャップがちょうどいいサイズでした(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

これが,カーボンコラムの内径とほぼ同じなため(どうも,MTB用と思われます),このキャップを介してアームと接続することにしました。

まず,キャップに穴をあけて,4mmのボルトでアームに固定します。そして,キャップをカーボンコラムの内部に差し込みます。実際には,これだけだとガタがあるので,キャップのカーボンコラムは瞬間接着剤で固定しました。

目打ちで穴を開け,その後,リーマーで4mmボルトが通れるサイズまで大きくします。

目打ちで穴を開け,その後,リーマーで4mmボルトが通れるサイズまで大きくします。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
4mmボルトを通します。この,ちょうどいい感じのボルトは,家具(イス)から引っこ抜きました(笑)

4mmボルトを通します。この,ちょうどいい感じのボルトは,家具(イス)から引っこ抜きました(笑)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
CATEYEのアームに合体!

CATEYEのアームに合体!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おぉ~,いかにもサイコンホルダーになりましたよ!(^^)

おぉ~,いかにもサイコンホルダーになりましたよ!(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
念のため,キャップは瞬間接着剤でガチガチに固定しておきました。

念のため,キャップは瞬間接着剤でガチガチに固定しておきました。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
Edge705のマウントをタイラップで付けて,完成です~

Edge705のマウントをタイラップで付けて,完成です~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

これで,第2世代の木製サイコンホルダーが,第3世代のカーボンサイコンホルダーとして生まれ変わりました。




完成! 使用感は?

完成した第3世代サイコンホルダーに,Edge705のマウント縛り付け,Edge705を載せてみます。

おぉ,なんか,格好良くなったよ(^^)

おぉ,なんか,格好良くなったよ(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

第2世代と比べて直径が増した第3世代。安定感は抜群に向上しました!!

第2世代にEdge705を載せたときには,手前のボタン(LAPやSTART/STOP)を押すときにグラグラと揺れてしまっていましたし,表ヤビツをダウンヒルすると,例の「丸坂」では危険なくらい揺れていました。

それが,第3世代では,まったく揺れなくなりました。

素材が木製からカーボンに変わっていますが,もともと重量は無いですから,素材の問題ではなく,単純に直径の問題と思われます。

Edge705マウントと隙間無く密着してくれます。これが安定感に繋がります。

Edge705マウントと隙間無く密着してくれます。これが安定感に繋がります。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

ただひとつ,重量が気になります。

第2世代がかな軽い木材でできていたため,これ以上軽くすることは難しく,第2世代に比べて1gの重量増の32gとなりました。

この点だけは,ちょっと残念かな・・・?

まとめ

同じような工作を続けているのが,Noguさん。

お互い,身の回りの日用品を活用しつつ,日々,サイコンホルダーの改良を重ねています。

おいらの場合は,鉄→木→カーボン,と進化してきました。これ以外の素材として思いつくのは,旅行用化粧品瓶(プラ製),フィルムケース,バルサ材,くらいです。


が,一応は,世界最高強度のEN14781をクリアした,最強(?)サイコンホルダーが完成しましたので,しばらくはこのまま使ってみましょう(^^)

次回からは,いよいよ,Edge705の使い勝手編に突入です!

前から見るとこんな感じ。

前から見るとこんな感じ。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
とはいえ,少し不安なのでストラップ(赤)でハンドルに結んでいます(笑)

とはいえ,少し不安なのでストラップ(赤)でハンドルに結んでいます(笑)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
バーテープを白にし,コラムをカットし,サイコンホルダーをバージョンアップ。<br />徐々に,スマートになってきたLOOK号です(^^)

バーテープを白にし,コラムをカットし,サイコンホルダーをバージョンアップ。
徐々に,スマートになってきたLOOK号です(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【2011.11.26追記】
マウント部の強度は十分(すぎる)になったのですが,アーム部の強度が不足してきました。Edge705を載せるためにネジをきつく締めると,アームが左側に曲がってしまうようになりました。この問題はなかなか解決できず,2011.4には惜しまれながらも市販品に換装しています。(本ブログ内の紹介記事へこちらを参照

■「DIY」カテゴリー内の前後記事
2010年06月15日 | カテゴリ:  DIY | ID: 9804
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