Edge705の速度データ欠測問題について(ホイールがアヤシイ)

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ノギスで測ると,間隔は10.5mm。これくらい離しておかないと,ダンシング時に接触しちゃうんです(困)

ノギスで測ると,間隔は10.5mm。これくらい離しておかないと,ダンシング時に接触しちゃうんです(困)

Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8

普通,こういうタイトルなら,「ペダリングが駄目だ」「持久力が無い」「瞬発力が足りない」など,フィジカル面での課題が出てくると思うのですが,そんなことは,ず~っと前から判明しているので,いまさら見えてくる課題ではありません(笑,いや,涙)

最近の源氏山TTで見えてきたのは,Reynoldsホイール使用時におけるEdge705の速度欠測という,難しい~課題です。

困ったにゃ~

要するにこんなお話

  • Edgeの速度データが欠損することがある
  • どうも,ダンシングのときに欠損しているみたい
  • カーボンホイール(MV32T)で良く発生し,アルミホイール(SHAMAL)では起きない
  • どうやら,ホイールの「たわみ」ではないかと推測
  • 詳細は,実験で明らかにしましょう

どういうこと?

ここ1ヶ月くらい,毎週末には源氏山に出かけて,梶原~頂上までのジャスト1kmを駆け上がる,「源氏山ミニTT」を一人でやっています。

ご近所ですから気軽に挑戦できるので毎週末に行っているのですが,さらなるモチベーション向上策(?)として,先週は動画も撮ってみました。

富士ヒルクライムの時のように,「DashWare」というソフトを使って,動画とサイコンデータ(速度,ケイデンス,心拍,走行位置など)を合成して1本の動画に仕上げてみたのが,これ↓

右下に並ぶ「3連メーター」は,左から順に「ケイデンス」「心拍数」「速度」なのですが,どうも速度表示が怪しい動きをしています。

順調に20km/hくらいで登坂していると思うと,急に0km/hくらいに落ち込み,そして,一気に40km/hに戻ったり・・・。

ペダリングの雑さに関しては定評があるおいらですが,いくらなんでもこんなに器用な走りはしていません。

どうも,Edge705が速度データを欠測しているみたいなんです。

推測原因

久しぶりに,フォトポタ科学捜査研究所(通称:フ研)が登場し,トラブルの原因捜査に当たることになりました。

詳細は省略しますが,さまざまな角度から捜査を進めた(うそ)結果,「速度計測に使っている『リアホイールのスポークたわみ』が原因と推測される」との答申が出されました。

まぁ,本当のところは,3年前に超軽量ホイールReynolds MV32Tを導入したときから,こうなるのではないかと薄々感づいていました。

Reynoldsを使い始めたとき,スポークに取り付けたマグネットと速度センサーの間を5mmくらいに設定しました。

この設定(=5mm間隔)では,平地を走るときや,静かに山を登るときは問題なく計測できたのですが,激坂をダンシングしたとたん,スポークのマグネットと速度センサーが接触するようになりました。

アルミホイール(アルミスポーク)のSHAMALではこんなことはなかったのですが,カーボンホイール(鉄スポーク)のReynoldsでは,ダンシング時には左右に5mm以上もたわむことが分かりました。

シャマルはごっつい太さのアルミスポーク。距離半分(5mm)くらいでも接触しません。

シャマルはごっつい太さのアルミスポーク。距離半分(5mm)くらいでも接触しません。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

なので,Reynoldsで走るときは,マグネット~センサー間隔をSHAMAL装着時に比べて少し広め,10mmくらいに設定して乗るようにしています。

つい最近,マグネットの取り付けをやり直したりしましたが,基本的には以前と同じ場所になっているので,この「間隔の広さ」が速度データの欠測を招いているのでは?といのが,フ研の推測です。



どうしたもんだか・・・?

と,ここまで書いておいて,実はまだこの問題は解決していません。

一気にEdge810Jに買い換えるという必殺技もあると思うのですが,おそらく,なんも改善されないと思いますので,別の方法で欠測問題を解決する必要があります。

おいらの脚が繰り出す膨大なパワー(笑)を,Reynoldsの細いスポークでは支えきれなく,左右10mmくらいのブレはやむをなさそうです。

いくらなんでも小さすぎたか・・・?(^^;)

いくらなんでも小さすぎたか・・・?(^^;)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

となると,今使っている超小型のマグネットよりも,もう少し大き目のマグネットにして,たとえ10mmくらいの間隔があっても問題なくセンサーが動作できるようにしてあげればいいのでは?と思っています。

というわけで,今週末には新たにもう少し大きいマグネットを買って,改善策を実施してみる予定です~
(^^)

【2015.3.11追記】
フレームにアクションカムを取り付け,実際のダンシング走行時の様子を動画で確認してみました。その様子はこちらをどうぞ~(^^)

■「サイコン」カテゴリー内の前後記事
2013年09月25日 | カテゴリ:  サイコン | ID: 10788
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