【フ研】リアホイールのブレ検証(Reynolds MV32T UL】

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怪しい角度にカメラを装着し,スタンバイする595号。

怪しい角度にカメラを装着し,スタンバイする595号。

SONY DSC-RX100

先日,激坂でのダンシング時にEdge705の速度センサーが欠測してしまう問題を紹介しました。

フォトポタ科学捜査研究所(通称:フ研)がテキト~に調査した結果,どうも「速度計測に使っているリアホイールのスポークのたわみ」が原因ではないかという,安直な答申を出していました。

これについて,「オラのもそうだ!」という御意見がある一方で,「そんなにたわんだら走らんべ」や「ブレーキと擦るやん」などの御意見もあり,全国のロード乗りを巻き込んだ大論争になりました(うそ)

そんななか,EXEさんから「アクションカムで撮ればええやん」という,超すばらしいアイデアがあり,さっそく,フ研の総力を挙げて実写してまいりました。

フ研が少しだけ研究所っぽくなってきた!

「ホイールの状況を動画撮影する」というのは素晴らしいアイデアなのですが,それを実現するのは意外と難しいものでした。

使用するカメラはFHCで大活躍した(?)ウェアラブルカメラのSONY「アクションカム HDR-AS15」。

秒速120コマのスーパースロー撮影ができるので,こんな用途にはぴったりなのですが,意外と難しかったのは「スポークの様子を撮影できるアングル探し」でした。

固定場所としては,チェーンステーやシートステー,シートチューブのどれかになります。

しかし,どのフレームも同じと思いますが,チェーンステーやシートステーは細すぎてマウント機材を取り付けにくいことが分かりました(サーヴェロの極細ステーを思い浮かべましょう)。また,シートチューブはFDやボトルが邪魔をします。

そこで,シートステーが1本になる部分(モノステー)にミノウラのワンタッチカメラマウント「VC-100」で取り付けてみたのですが,カメラが出っ張りすぎて左脚が引っかかって走れないことが判明しました(笑)

いろいろ持ち出して試行錯誤中。なかなかうまくいかない・・・。

いろいろ持ち出して試行錯誤中。なかなかうまくいかない・・・。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

そこで,角度調整用にベルボンの自由雲台(QHD-41Q)をかまして取り付け,雲台の角度を調整してフレームに沿わせることで,カメラと左脚とのクリアランスを確保することにしました。

こんな調子で検討開始から2時間,ようやくたどり着いたのがこのスタイル。

完成状態。根元から,ミノウラマウント+自由雲台+防水ケース+アクションカム,です。

完成状態。根元から,ミノウラマウント+自由雲台+防水ケース+アクションカム,です。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
フレームに寄り添うのでペダリングの邪魔になりません。

フレームに寄り添うのでペダリングの邪魔になりません。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

ちょっと重量はありますが,ミノウラマウントも自由雲台もがっちり締め付けると,びくともしないくらい固定力は高いです。

フレームにぴったり寄り添って装着できたので,ペダリングの邪魔にもならず,割といい感じです。

カメラが下向きなので,動画は天地が逆さまになりますが,後で画像処理すれば何とかなるでしょう。

撮影してみました!(^^)

見た目がちょっと怪しくなった595号に乗り,疑惑の現場である源氏山にてタイムアタックをしてみました。

撮影モードは,秒速120コマのスーパースローモード。約1kmのコースを最初から最後まで撮りっぱなしです。

前半500mは平地とゆるい勾配ですが,後半は10%ほどの急勾配になるのでダンシング連発となります。

さて,苦労の末に取った動画の様子は・・・,こんな感じです↓

残念ながら,カメラがすごく広角なので,肝心の「スポークとセンサーの間隔」は遠くてぜんぜん分かりません(涙)

しかし,動画の左上の部分に着目すると,リムが通る軌跡が微妙にブレていることが分かります。

カメラ自体は非常に頑丈に固定してあるので,リムさえブレなければ,画面内ではブレないはずですが,ダンシングをするとかなり大きくブレている様子が分かります。

本当は,サドルあたり,真上から撮影すればブレの「量」が分かるのですが,残念ながら斜め撮影なのでそこまでは分かりませんでした。

が,とりあえず,ダンシングしている時には左右にブレがあることがわかりました。一歩前進です(^^)


静止状態でも試してみたよ(^^)

ダンシング状態では,量は不確かですが左右にブレがあることがわかりました。

そこで,ふと気が付いたのですが,「停まっている時に横から手で押すとどうなるのか?」も試してみました。

自転車から降りて,リアタイヤを左右からグイグイ押してみると,あっさりとブレーキシューに当たるほどたわみます。

動画はReynoldsではなくてShamalですが,それでも手で押せば簡単に左右にぶれています。

ReynoldsのリムはShamalよりかなり狭く,横からの応力に弱そう。実際にやってみると,Shamalよりもさらに柔らかい感じです。

こりゃ,たわみますわな・・・。

今後の行方

ダンシング状態と静止状態での検証から,フ研としては,「ダンシングではReynoldsは左右に結構ぶれてるよ」という結論になりました。

購入直後,最初にReynoldsに乗ったときには,センサーとマグネットの間隔を5mmくらいまで狭めると接触してしまうことがあり,やむを得ず10mm近くまで離してセットしていた経緯がありますので,それとも一致しています。

これが,Edge705の速度欠測を招いている可能性がありそうです。

というわけで,速度欠測問題の対策として,とりあえず,もう少し大き目のマグネットに切り替えてみることにしました。

よくよく見ると,現状のマグネットが小さすぎる気がしてきました(^^)

やっぱり,いくらなんでも小さ過ぎたかなぁ・・・。

やっぱり,いくらなんでも小さ過ぎたかなぁ・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

みなさん御推薦の二六製作所より購入予定です~

結果はまた後日!

おしまい。


【おまけ】

この「欠測問題」は,つい最近までずっと気が付かないできていました。

なぜなら,Edge705の画面表示では,速度が急減・急増するような現象はなく,また,データ管理ソフトのTraining Centerでもデータの欠測は見られませんでした。

気が付いたのは,アクションカムの動画に各種メーターを「DashWare」で合成表示するようになってからです。

どうも,Edge705では計測値表示の更新頻度が低く,逆に,DashWareでは高くなっているのではないか?と思っています。

はたまた,Edge705では欠測のつどにGPSデータで補完しているとか・・・?


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2013年10月05日 | カテゴリ:  ホイール | ID: 10795
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