夏の給水事情2011(その3:ボトル運用の悩み・・・)
ボトルケージが3個付けられれば問題解決なんだけどなぁ~
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar夏の給水事情を紹介した本シリーズ(シリーズ化する意味あったのか微妙・・・)も最終回です。
最終回は,目下,おいらを悩ませている2つの課題について紹介したいと思います。
【悩み1】ずぶ濡れのボトル
夏場に少しでも冷たいドリンクを飲むために,LGS RHC号の頃からポラーボトルを使用しています。
しかし,第1回でも少し触れたとおり,ポラーボトルの保温性能はオマケ程度であり,ギンギンに冷やしても2時間程度でぬるくなってきます。
まぁ,持続時間の方は「こんなもんかな?」と割り切ってしまえばいいのですが,保温性能が低いために,もう一つ別の課題があるのです。
それは,「ボトルの表面がずぶ濡れになる」というものです。
これはLGS RHC号のとき。こんな風にフレームが濡れ,砂埃がたまっていきます。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8これはLOOK号。ケージの中は水浸し。
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar保温性能が悪いということは,断熱がしっかりできていないことですので,氷入りのドリンクを入れた場合,ポラーボトルの表面は盛大に結露しまくることになります。
その水はケージを伝ってフレームにまで流れていくのですが,海沿いを走ることが多いため,濡れたフレームにに海砂が付着し,BB付近はいつも砂だらけに汚れてしまうのです。
ケージの表面も濡れています。
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar飲み口も砂埃が付きます。海辺を走ると,真っ黒になるときも・・・。
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar
そこで,無駄にBBを砂だらけにしない解決策を考えてみました。
【案1】ぬるい飲み物を入れる
なるほど! 冷たいから結露するんだから,最初からぬるい飲み物を入れておけば結露の心配はないじゃん♪
はい,もちろん,却下です(笑)
冷たい飲み物を飲みたいからポラーを使っているのだし,だから困っているのです!
【案2】サーモスの魔法瓶にする
去年まではこれで解決していました。
サーモスの魔法瓶(ケータイマグ)は,べらぼうに保温性が良く,朝入れた氷が夜まで残っていたりするくらいです。
自販機で継ぎ足したドリンクもず~っと冷え冷えでいてくれます。
ただ,もともと自転車用のボトルではありませんから,走行中に飲むにはかなりの熟練を要します。
おいらは,走行中にサーモスを飲む技を収得していますが,それでも,ヤビツや国際村で上りアタックをしている時など,激しい走りをしているときにはさすがに無理です。
なので,案2はロングライドやご近所ポタなど,のんびり給水ができる走りの場合に限られます(って,普段はいつもこれでOKですが)。
【案3】まめにボトルを拭く
今年登場したのがこの技です。
走行中,暑い風を浴びれば浴びるほど,ポラーボトルは濡れていきます。
そこで,こまめにボトルを取り出しては,水分を拭き取ってあげればいいのです。
どうやって拭き取るかは思案のしどころですが,おいらは,レーパンの太股部分で拭いてしまっています。
ボトルに付着しているのはドリンクではなく「水」ですから,ウェアで拭き取ってもべたべたすることはありません。
それどころか,濡れたレーパンはすぐに風で乾きますが,その際の気化熱で脚も冷えるという裏ドラ付きです(^^)
というわけで,新たな選択肢が増えた2011年の夏は,ゆっくりライドの時は案2,シリアス(?)な走りの時は案3という感じで使い分けていこうと思っています。
まぁ,あんまり暑いとタイムアタックどころじゃなくなるので,今年も案2が主流になりそうですが(^^)
【悩み2】ダブルボトル体制が難しい
冬場はボトルは1本でいいのですが,夏場はどうしても2本欲しくなります。2本ボトルの内訳は,
- 1本目:スポーツドリンク系(飲む)
- メインの給水用です。たいていはスポーツドリンクですが,ロングライドで甘い飲み物が飽きてきたときには,お茶や薄いレモン水なども飲みます。
- 2本目:真水(かける&洗う&飲む))
- こちらは,体にかけるのが主な目的。夏のライドでは,太股や首,腕などに水をかけると気化熱でかなり冷えます。100cc程度のスプレーボトルも持ち歩いていますが,500ccのボトルがあると,他にも手を洗ったり,飲んだりすることもできるのでやっぱり便利です。
というわけで,夏場はどうしても2本体制で行きたいのです。
しかし,お気づきの方もいるかと思いますが,LOOK号では,パンク修理用工具などはツールボトル(ふつうのボトルなんですが)に入れて,シートチューブ側のケージを占有しています。
ダウンチューブのポラーはスポーツドリンク。シートチューブのLOOKボトルは,まだ,工具入れです。
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar多くの方は,こういった工具類はサドルバッグに入れているかと思いますが,2年前にツールボトル方式に切り替えて以来,ずっとサドルバッグは使っていません。
LOOK号になってからは,ISPの唯一のメリットである見栄えを損なわないよう,サドルバッグの使用は厳に慎んでいるのであります(オーバー)。
本妻(ドリンク),愛人1号(真水),愛人2号(ツール)と3人を養いたいところなんですが,残念ながらケージは2つしかありません。
誰に我慢してもらったらいいのやら・・・。
とりあえず改善してみる
5分ほど悩んでみたのですが,やっぱり,本妻と愛人1号をケージに装着せざるを得ません。この二人は重たいですし。
となると,愛人2号の収納品であるツール類をなんとかしなければなりませんが,こんな風にしてみることにしました。
- ポンプ(インフレーター)
- おいらが使っている携帯ポンプはTOPEAKの「マイクロロケット マスターブラスターAL」。そのコンパクトさのおかげでボトルに押し込んでいたのですが,多くの人と同じように,ケージにつけたホルダーに装着します。
まぁ,普通はここに付けるもんですけどね・・・。あちこちぶつけないように,表面保護テープを貼っておきました。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8 - チューブ・レバー・ミニ工具・ミッシングリンク
- これらは全部小袋に入れた上で,ジャージの背中ポッケに入れることにしました。昨年はzerorh+のジャージを着ていて,こいつが2ポケットしかなかったのですが,今年着ているルコックは3ポケットになっていますので,これくらいは何とか入るでしょう。
ISPの見栄え優先のために,自らの背中でチューブや工具を背負うバカさ加減はいかがなものか?という気もしないではないですが,とりあえずは,これで試してみることにしました。
ま,遠出の時は,丸ごとバックパックに入れちゃえば気にならいですしね(^^)
まとめ
というわけで,大きいようで意外と小さかった,夏の給水問題。
ただ,二つ目の課題(2ボトル体制)については,この解決策でいった場合,「チューブラー(MV32T)の時はどうする!?」という新たな課題が発生することも各方面から指摘されています。
まぁ,「サドル下にチューブラータイヤをぶら下げる」というのは,自転車乗りの間では格好いいことになっているので(?),これはこれでいいのかもしれません。
サドルバッグはイマイチなんだけど,チューブラータイヤは通っぽくて格好いい!?
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8解決できたのか,未解決なのか,いまいちわかりかねますが,今年の夏も,いろいろ悩みながら走ることになりそうです。
みなさんも,こんな悩みを抱えているものなのでしょうか!?
おいらだけ?(笑)
初期のLGS RHC号ではこうでした。子どもの水筒&ペットボトル。
この頃に比べたら,だいぶ進歩したものです。この体制では走りながら飲むの無理じゃん!
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