雨に弱いドイツ人......?(SIGMA BC1600サイコン)
先日の富士山ヒルクライム初チャレンジの帰り道,驚くべき事件が起きました(ちょいオーバー)。
LGS RHC号には,POLAR様(CS400)とSIGMA君(BC1600)の2つのサイコンが付けてあるのですが,雨中走行を4時間も続けているうち,なぜかSIGMA君の方が気を失ってしまい,画面が消えてしまいました......。
これが,その時の証拠写真です。右側のPOLAR様はしっかり動いていますが,左側のSIGMA君は完全に意識不明になっています。
急に意識不明になったのではなく,徐々に液晶画面が薄くなっていき,30分ほどしたら完全に消えてしまったのです。
最初,買ってから2年で一度も交換していない電池のせいかな?とも思っていました。そこで,無事に家に到着した翌日,電池(CR2032)を交換しようと,電池蓋を開けて目が点になりました。
サイコンの中が水浸しなのです。電池だけではなく,本体内部もです。
雨水の浸入経路を考えてみたのですが,電池蓋にはOリングが付いていますから,一応は防水できているはずです。まぁ,考えていてもしょうがないので,とりあえずは日干しして,乾燥させてやることにしました(ドライヤーの方が良かったかな?)
改めて電池を入れてあげると,復活です!意識を取り戻しました。
が,なぜか,ドイツ人になって帰ってきました。普段なら「RIDE TIME」と出るはずのところが,「FAHRZEIT」と出てきます...。おまえ,一体,誰なんじゃ?
さらに,ボタンを押して表示モードを切り替えようとしても,うんともすんとも反応しません。SIGMA君には手前にデカイボタンが一つと,向こう側(車体前方)に2つの小さいボタンがありますが,2つの小さいボタンが両方とも反応しません。
ここまで来て,ようやくこの事件(?)の全貌が明らかになってきました。
- 雨水の浸入経路は,車体前方の2つのボタン付近。ここに雨が吹き続けた結果,内部にまで入った模様。
- 急にドイツ人に生まれ変わったのは,電源が喪失して,メーカーであるSIGMA社の母国,ドイツ語モードに初期化されてしまったと推定。
- 全体としては稼働できているけど,2つのボタンは内部で接触不良を起こしているかも。
とうことになりました。
さっそく,2つのボタンを外そうとしてみると,簡単に外れてしまいました。隙間もあるし,その隙間にはなんの防水対策もありません。
そして,案の定,内部は錆びまくっていました。この錆を,小さなドライバーとヤスリでせっせと削ること30分,見事にSIGMA君はよみがえりました。
小さなボタンを押して,言語モードを英語に戻してあげ,いつものSIGMA君に戻ることが出来ました。
しかし,これしきの雨(いや,豪雨か)で,動かなくなってしまうのも考え物です。バッテリーケースには防水処理がしてあるのに,一番雨が吹き付けるボタン部分がスカスカというものどうしたもんでしょう?一方のPolar様はフィンランド人ですが,こちらは完璧に防水処理されています。防水技術では,フィンランドの勝ち(?)ということでしょうか?
ボタンが効かないということで,一度は諦めて買い換えも考えましたが,奇跡的に(?)息を吹き返してくれたSIGMA君。
これからは雨が降ったら,ビニール袋に入れるか,さっさとカバンに仕舞ってしまいましょう。ちょっと雨に弱いドイツ生まれのサイコンですが,ボタンも表示もでかくて,とっても使いやすいサイコンだけに,これからも大事に使っていきたいです♪
(おまけ)
日本で「SIGMA」といえば,レンズのSIGMAです。おいらもSIGMAレンズは2本(50mmマクロ,10-20mmズーム)持っています。特に,50mmマクロは,こういうブツ撮りには最高に使いやすいお買い得レンズです。
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