チューブのない世界へ! ハッチンソン,チューブレスタイヤ「FUSION3」

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ハッチンソンのチューブレス「FUSION3」 もちろん,2本購入です♪

ハッチンソンのチューブレス「FUSION3」 もちろん,2本購入です♪

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

大変,お待たせいたしました(誰も待ってはいないか・・・)。

いよいよ,LOOK号にチューブレスタイヤを導入です。

クリンチャー・チューブレス両対応の本ブログ内の紹介記事へSHAMAL ULTRA 2-Way Fitにしてから7ヶ月目にして,ようやくのチューブレスです。

ありがとう,PRO3!

新しい装備が来るということは,古い装備が去っていくことを意味します。

今回は,今まで使っていたタイヤ,本ブログ内の紹介記事へミシュランのPRO3とお別れです。

PRO3は,富士ヒルクライムをひかえた昨年4月に購入し,約1年半,3000kmを走ってくれました。

今まで使ったどのタイヤよりも柔らかく,グリップがあり,よく走り,よく止まってくれるタイヤでした。オレンジカラーがホイールともマッチしていました。

真っ平らになるまで身を削ってくれた,ミシュランPRO3。ありがとう~

真っ平らになるまで身を削ってくれた,ミシュランPRO3。ありがとう~

Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
PRO3の一部が溶け出し,タイヤと癒着している部分がありました。やっぱり,寿命だったのね・・・。

PRO3の一部が溶け出し,タイヤと癒着している部分がありました。やっぱり,寿命だったのね・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

今のところ,おいら史上,もっとも気に入ったタイヤでした。

磨耗が少し早いかな,という気はしましたが,一度もパンクすることなく天寿を全うしてくれました。

ありがとうございました~(^^)


ハッチンソン FUSION3 Tubeless

磨耗してまっ平らになったPRO3に代わるニュータイヤの選定では,さんざん悩み続けました。

ふつうに考えれば,またPRO3を履けばいいのですが,せっかくのチューブレス対応ホイールを使っているのでから,チューブレスも試してみたい。

でも,どのチューブレスもカラバリは黒だけで,見た目がパッとしない・・・。

が,秋からのヤビツTTシーズンをひかえ,心を鬼にして(オーバー)見た目を後回しで,最新技術のチューブレスを試してみることにしました。

おフランス製でございます。しぇ~

おフランス製でございます。しぇ~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
チューブ込みとは言え,少し重たい290グラム。

チューブ込みとは言え,少し重たい290グラム。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

となれば,そんなに選択肢はない(ハッチンソン or IRC)ので,あっさりとハッチンソンFUSION3をWiggleから取り寄せたのでした。

例によって,国内価格の半額(8400円→4200円)でした♪ 送料0円だし。

【2010.09.19追記】

交換前後の重さ比較をしてみました。



ハッチンソン FUSION3ミシュラン PRO3
タイヤ290g195g
チューブなし(^^)55g
バルブ10g込み
合計300g250g

フロント・リアで50×2=100gの増加。結構重くなるんだなぁ・・・。


地獄の装着作業開始

クリンチャータイヤはさんざん着脱しましたから作業は手慣れたもんですが(ある意味悲しいですが),チューブレスはまったくの初体験。

どうやって装着するのか,さっぱりわからないので,SHAMALの説明書や雑誌なんかをみながら,挑戦してみます。

SHAMALの説明書を読みます。ふむふむ,バルブを取り付けるのだな(当たり前)

SHAMALの説明書を読みます。ふむふむ,バルブを取り付けるのだな(当たり前)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
こんな風に,バルブをリムにはめ込んでいきます。エア漏れしないように,ガッチリ奥まで入れ込みましょう。

こんな風に,バルブをリムにはめ込んでいきます。エア漏れしないように,ガッチリ奥まで入れ込みましょう。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
買ったばっかりのタイヤは折り畳まれていますから,びよ~んと開いて放置し,「クセ」を取り除きます。

買ったばっかりのタイヤは折り畳まれていますから,びよ~んと開いて放置し,「クセ」を取り除きます。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

セオリー通り,石鹸水(台所用洗剤を希釈)をたっぷりつけ,クリンチャーと同じようにはめていきますが,,,,

まったくはまらん!

最後の部分が15cmくらいも余った状態で,にっちもさっちもいきません。

一応,ハッチンソン専用のタイヤレバーを買ってあったのですが,まったく歯が立ちません。レバーは1本入るものの,そこから先がどうやっても,どうにもこうにも。

土曜日に乗るつもりで,金曜日の夜9時から作業を始めたのに,夜中の2時になっても,まったく作業が進みません。

5時間たっても,はまらないのです!!! ツールなら,超級峠を3つくらい越えてるよ!!


ようやく,はまりました(5時間後・・・)

いろいろ試行錯誤した結果,日本時間で9月4日(土)朝2時45分頃,フロントホイールに「パコン」という間抜けな音とともにはまってくれました。実に長い闘いでした・・・。

解決の糸口は,チューブレスタイヤメーカーのもう一つの雄,IRCのホームページ。外部サイトへこちらにかなり詳しく装着方法が載っていました

ハッチンソンの説明書。こんな簡単にはいきませぬ・・・。

ハッチンソンの説明書。こんな簡単にはいきませぬ・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

タイヤをはめるとき,まずは片側のビードをはめます。次に,反対側のビードをはめていくわけですが,このとき,「後から入れるビードはホイールの真ん中部分に落とし込んでいく」ことが重要です。

ホイールの真ん中部分は,凹んでいるわけですから,外周部分に比べれば,わずかながら周長が短くなっています。このおかげで,ビードにわずかな余裕ができ,填めやすくなるのです!(なるほど~)


しかし,このことは,チューブレスに限らず,クリンチャーでも同じこと。ただ,チューブレスは,クリンチャーに比べてはるかに入りにくくなっています。

  • ホイールとの密着度合いを上げるため,ビードが固めにできている
  • 同じ理由で,外周長もギリギリにできている

なので,クリンチャーで適当に作業してタイヤレバーで力任せに装着していた人(=おいら)は,そのままではチューブレスで必ず失敗すると思います。

リアタイヤは,最初からちゃんと,「後から入れるビードをホイールのセンターに落とし込む」をやったところ,わずか10分ほどで装着完了です。

フロントは5時間かかり,リアは10分です。30倍も高速化されました(笑)

ネットで調べると「チューブレスだって装着簡単だよ♪」と書かれている方が多数おられますが,きっと,クリンチャーでも正しく作業しておられる方なのだと思います(偉)。

おいらのように,適当&力任せのひとは,5時間コースになってしまうので,要注意です!


まとめ

チューブレスタイヤFUSION3の初回インプレは,装着だけ(笑)

合計で6時間を要し,右手には2個の血豆を作り(翌々日は会社のボーリング大会。泣けました),ようやくはめこんだFUSION3。

結局,土曜日は走る気力もなく(睡眠3時間だし・・・),肝心の走行インプレは日曜日以降に持ち越されるのでありました。

いやはや,前途多難なチューブレス人生の始まりです。

苦節300分,ようやく嵌ったFUSION3。あやうく,タイヤレスになるところだったよ・・・。

苦節300分,ようやく嵌ったFUSION3。あやうく,タイヤレスになるところだったよ・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D



【2010.09.19 追記】

PRO3→FUSION3での,交換前後の重量比較表を載せてみました。


■「タイヤ」カテゴリー内の前後記事
2010年09月18日 | カテゴリ:  タイヤ | ID: 9860
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