Reynolds MV32T UL到着!
わずか4日で到着! Competitive Cyclist恐るべし・・・。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8お待たせしました(?)
Shiro家次期ヒルクライム決戦ホイール,Reynolds MV32T ULが到着しました。
「次期」と言っても,もともとSHAMALしか持っていないので,初めての交換ホイールと言ってもいいのですが・・・(笑)
Reynolds MV32T ULにした理由
12月頃から,ヒルクライム決戦ホイールの導入に向けていろいろ検討をしていました(実際には,自分で検討したというより,人からいろいろ聞いたという方が正しいですが・・・)。
12月断面では,ここで書いていたように6個のホイールが候補に挙がっていましたが,候補は徐々に絞られ,下記の3つに収束してきました。
- Reynolds MV32T UL
- FFWD F2R
- ZIPP 202 or 303
どのホイールも前後で1000g台という軽量カーボンホイールです。
これらの中から,さらに絞ってReynolds MV32Tにしたのは以下の理由によります。
- 軽い
- ずいぶんシンプルな理由ですが,MV32Tは本当に軽いです。カタログ上の重量は1040gとなっています(日本のやる気なし代理店は1000gとか嘘を言っていますが・・・)。1040gだとすると,今使っているSHAMALが約1500gですから,450g以上も軽量になります。
- リムハイトが32mmある
- FFWD F2Rと比較した場合,使っているリムもスポークもDT Swissのaeroliteでほぼ同じです(MV32Tはリアフリー側だけ,もう少し重いDTのcompetitionです)。しかし,リムハイトはF2Rの20mmに対してMV32Tは32mmあります。同じ重さであれば,大口径の方が強度(剛性)が高いのは,フレームと同じかと思います。また,カーボンリムで問題になる(それは一昔前だ,という話もありますが)ブレーキング熱による変形に対しても,リムハイトがある(=表面積が大きい)方が有利かと思いました。F2Rの体重制限(80kg)も「強度」ではなく「放熱」の制限とのことですし,やはり,ある程度のハイトがあった方がいいかと考えました。
- リムもスポークも汎用品
- F2Rもそうですが,MV32TはDT Swissのリムとスポークを使っています。ですので,(技術さえあれば)自分で調整できますし,スポークが破断しても数百円のコストで修理することも可能です。技術さえあればですが,海外通販派としてはありがたい仕様です(反面,リム・スポークに工夫のない会社だ,という批判もあるみたいですが)。
- 目立たない(笑)
- 日本代理店の徹底したやる気なし戦略(?)のおかげか,国内でReynoldsの広告を見かけることはありません。LOOK号にBORAなんかを履いてしまうと目立ちすぎて,「機材バカじゃん」と思われるリスクがある(笑)ので,目立たないReynoldsでちょうどいい感じもします(いや,ヒルクライム大会では,ZIPPやLightweightなんかの超スーパーマシンばかりだから,ぜんぜん気にしなくていいのだけど)。調査の過程ではリム重量が知りたくて「MV32T 重量」なんてググってみたのですが,「フォトポタ日記」が出てきてしまうしまつ。どんだけ知名度がないんじゃ~,Reynoldsよ!
- FFWD F2Rがどこにも売っていない
- 昨年の秋頃まではどこでも売っていたはずのF2R。それが,冬になったら色々な(各国の)通販サイトから消えてしまいました。「品薄なのかな?」と思っていたのですが,本国(オランダ)サイトの「製品ラインアップ」からも消えてしまっています。当初本命だったF2Rですが,20mmリムになにか問題でもあったのでしょうか・・・?
- 安い(^^)
- 今回,MV32Tを購入したのはアメリカのCompetitive Cyclistというサイトですが,ここでの売価は$1123でした。国内価格の実に60%オフです。候補にあげていたどのホイールよりも安い,ぶっちぎりです。下手なサイトで売っているZIPP202の半額という格安ぶりです。実は,2011年モデルでは「Thirty Two」という名前になって,使用スポークが変わるなどのモデルチェンジがあるので(少し重くなります),型落ちモデルとして大バーゲンしているものと思われます。残念ながら,この大バーゲンは終わってしまったようで,今は66mmディープのSDV66が同じく半額セール中です。
こんな理由で,Shiro家ヒルクライム決戦ホイールは2010年モデルのReynolds MV32T ULになったのでした。
MV32T UL登場!
登場はしたのですが,実はまだ組み立てていません。タイヤは3姉妹パパさんから格安で譲っていただいた(こちらは別記事で紹介予定)のですが,ホイールとタイヤを接着するテープ「TTP-1」をまだ仕入れていないからです。
なので,今日のところは外観とお約束の体重測定だけです
(^^)
フロントは452g。軽い~!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dリアホイールは580g
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D気になる重量は,前452g,後580gで合計1032gでした。
カタログ値が1040gですから,誤差の範囲でしょう(しかもマイナス♪)。
秤に乗せるまでもなく,手で持つと笑ってしまうくらい軽いです。(ちなみに,買ったモノが軽くて笑うという人は十中八九,自転車乗りです)。
フロントの軽さに至っては,「こんなモノに命を預けて大丈夫か・・・?」と心配になるくらいです。
次に,やっぱり気になる見栄え,グラフィックの方ですが,こんな感じでかなり地味なホイールです。
地味なReynoldsのロゴ・・・。うっすらと見える,ねずみ色の影がアクセント?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D2011年モデルはさらに地味になるので(デカールが3枚→2枚に減る),2010年のうちに仕入れてよかったと思っています。
本当は,FulcrumのRacing Speedシリーズのように,かっこいい「赤」をあしらってほしかったのですが,Reynoldsは「ねずみ色」がアクセントのようです。(ねずみ色って,アクセントになってないのでは・・・?)
なんとなく,こういう落書きに通じる感じです(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dただ,リム表面の仕上げはまぁまぁ滑らかで気に入っています。欲を言えばFFWDのように,クリア塗装してくれるとさらにいいのですが,少しでも重量を軽くするためには,無塗装でもよしとしましょう。
というわけで,今週末にWorld CycleからTTP-1が届くまでは,タイヤもスプロケも何もつけていない,「素」のMV32Tを眺めてはニヤニヤ,持ち上げて軽さを味わってはニヤニヤ,の怪しい日々をすごしています。
まぁ,いじる以前に風邪を引いて寝込んでおり,ろくに写真も撮れていません。はよ治さねば・・・。
最後になりましたが,最初にMV32Tをご紹介いただいたEXEさんをはじめ,多くの方からコメントやメールで情報をいただけました。ありがとうございました! また,次回になりますが,破格のお値段でチューブラータイヤを譲っていただいた3姉妹パパさんもありがとうございました!!
追記(2011年1月29日)
風邪が治ったので,写真をたくさん追加してみました。また,スペックも書いておきました。
項目 | 内容 |
---|---|
重量 | F=460g / R=580g |
リムハイト | F=32mm / R=32mm |
Fスポーク組み | 20本 / ラジアル / DT Aerolite |
Rスポーク組み | 24本 フリー: クロス / DT Competition 反フリー:ラジアル / DT Aerolite |
ハブ | DT 240S |
付属品 | ブレーキパッド(4),ニップルレンチ 延長バルブ(2),QR(2) |
リム。当たり前ですが,チューブラーリムなのでシンプルそのもの。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dリアです。こうしてみると,そんなに地味ではない・・・?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dでも,SHAMALと比較してみると,やっぱり地味だのぅ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2DカタログではMV32T ULなのだけど,ロゴはMV32UL Tに見える。どっちなんじゃ~
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2DハブはDTの240,スポークもDTです(フリー側はCompetition,反フリー側はAerolite)。
古風なつくりですなぁ・・・(^^)
ニップルはリム内部に内蔵されています。
ていうことは,テンション調整するためには,タイヤを外すってこと!? ひぇ~
ブレーキシューが接触する部分は,「鮫肌」のようになっています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dどうやら,出荷時の検査結果みたい。ブレは1mm以内なのね,ほっ(^^)
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