再調整,カンパSHAMALの玉当たり

1件新しい記事(クイックレリーズ百景) 1件古い記事(【健康相談室】SHAMALの爆音ハブ治療)
しかし,こんなに買ってあったか・・・。メンテの腕と,メンテ本の数は反比例するようです(笑)

しかし,こんなに買ってあったか・・・。メンテの腕と,メンテ本の数は反比例するようです(笑)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

先日,本ブログ内の紹介記事へReynolds MV32Tのハブのグリスアップ成功に気をよくし,本ブログ内の紹介記事へCampagnolo SHAMALのリアハブのグリスアップをやってみました。

しかし,SHAMALの方は,ハブの分解や調整の方法をよく調べないまま,勢いでやってしまった(しかもパジャマ)ので,仕上がり後の回転映像を見てみると,あまり勢い良く回っていないことが判明しました(you0328さん,ありがとうございます!)

そこで,まじめにカンパハブの玉当たり調整の仕方を調べてみると・・・。

たくさんあるじゃん!!

最初に作業をした日は,夜の10時ごろに急に思い立ってやることにしたので,取り急ぎカンパの公式サイト(日本・インターナショナル)を調べてみたのですが,ハブのメンテナンスに関する文書は見つかりませんでした。

そこで,今回は,我が家にゴロゴロ転がっている自転車メンテ本を見たり,近所の本屋さんでも何冊かメンテ本を立ち読みしたりして,カンパのハブメンテについての記述を探してみました。

その結果は,こんな感じです(↓)

 所有権(笑)感想
ロードバイクメンテナンスノート カンパニョーロ編立読み最終章に,ものすご~~~く詳しく載っていました。珍しく,汎用ハブではなく,完組ホイール(ユーラス)のハブメンテになっています。ハブの構造,構成パーツ,清掃の仕方,玉当たり調整,とにかくやたらと詳しいです。595号はシマノコンポなので,買ってないですけど・・・。
ガイ・アンドリュースのロードバイクメンテナンス手持ちカンパ(シマノやマビックも)のハブメンテがとても詳しく載っていました。手持ちの本では一番詳しく,ラチェット爪の清掃まで書かれています。反面,なぜか玉当たり調整は「適当に締めときな」程度の記述しかありません(謎)
全体的に,とても詳しく書かれていたり,そっけなかったり,最新技術だったり,古~い規格だったり,謎が多いメンテ本です。
ロードバイクの科学―明解にして実用!そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い! (SJセレクトムック No. 66)手持ち玉当たりは緩めにやっておくこと,がコラムに書かれています。クイックの締め付け力でハブシャフトがミクロン単位で縮むからだそうです。ちょっとだけガタがある状態に仕上げるのがベストのようです。
ロードバイクのメンテ&修理 最新版―達人が教える自分でできる虎の巻 シマノ/カンパニョーロ/スラムの最新ロードコンポ (ヤエスメディアムック 261)手持ちカンパ(シマノも)ハブの玉当たり調整だけ載っています。キツク締めてから1/8回転だけ戻すのがベストとか。↑の本と同じことかな。
ロードバイクトラブルシューティング―自転車メンテナンスのプロ直伝 (サイクルメンテナンスシリーズ (1))手持ちカンパのリアハブの玉当たり調整だけ載っています。手持ちで一番役に立っているメンテ本です。
要点早わかり 最新ロードバイクメンテナンス―プロが教える完全無欠メンテナンス術 (エイ文庫)手持ちフロントハブのグリスアップだけ載っています。文庫本サイズでは無理か・・・
ロードバイクメンンテナンス改訂版 (エイムック 1775 BiCYCLE CLUB HOW TO SERI)手持ちシマノのフロントハブのメンテだけが載っていました。いつも,手持ちのメンテ本でもっとも役に立ってないような気がする・・・


ほとんどの本に載ってるじゃん!


一応,ハブメンテが詳しく書かれたいた順に並べてみました。

1番目の本は,カンパコンポ専用のメンテナンス本だけあって,非常~に詳しく載っていました。構成パーツ群の説明が載っていたのは,この本だけです。

が,それ以外の手持ちのメンテ本だけ見ても,玉当たりの調整だけなら十分理解できます。逆に言うと,現行のカンパハブの構造は,玉当たり調整が非常に簡単になったということだそうです。

確かに,初めてやろうとすると何が何やらですが,分かってしまえば,玉当たり調整キャップを締め込み,「このくらいか?」というところでイモネジをで固定するだけです。

で,「このくらいか?」の感触ですが,前回はギリギリまで締めこんでいたので,軸を回すとゴリゴリ感がありました(乗らなくて良かったです・・・)。

今回は,きつくなってから半回転くらい戻し,水平方向にほ~んの少しだけガタがある状態で完成としました。これで,クイックを締め付ければ,ちょうど良い感じになるでしょう。



玉当たり調整の結果

グリスは同じもの(FINISH LINEのプレミアムテフロン)のまま,玉当たり調整を丁寧にやってみた結果は,下記の通りです。



【比較1】グリスアップ前の状態

グリスが切れた,いつものカンパ爆音ハブです。



【比較2】前回のグリスアップ作業後の状態

玉当たりがきつすぎ,回転の最後が短く止まってしまいます。(このときは「滑らか~♪」と喜んでいましたが・・・)



【真打】今回の玉当たり再調整後の状態

回転の重さはグリスに依存するようで,あまり変わらないのですが,玉当たりを適正(=前回より緩め)にしたことで,回転の最後が長~くなりました。



とりあえずの,まとめ

おそらく,この程度の回転差では,おいらの能力では走りで,その重さや軽さを体感することはできないでしょう。

が,おいら程度の非力なエンジンだからこそ,少しでも軽く回って欲しいと願うのもまた本音です(笑)

また,この状態で初めて40kmほど乗ってみましたが,脚を止めれば本当に無音。とてもカンパのホイールに乗っているとは思えない感じです(^^)


せっかくですから,GW中には,もう少し軽めのグリスも試し,軽さの追求もしてみようかな?と思っています。

シマノのハブグリスとかどうなんだろ? さすがに,SP41用グリスは軽すぎだし,う~む。明日の会社帰りにY'sにでも寄ってみようっと(^^)

そういえば,我が家の近くにもY'sができたのでした。まだ営業時間に行ったことないけど。

そういえば,我が家の近くにもY'sができたのでした。まだ営業時間に行ったことないけど。

Sony DSC-TX10

■「ホイール」カテゴリー内の前後記事
2011年05月01日 | カテゴリ:  ホイール | ID: 10026
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/6709