スバルライン試走結果(後編)
すばらしい雲海と595。さぁ,さわやかに下ろうぜ! ・・・・。
SONY DSC-TX10先日のスバルライン試走の後編です。
前編では,ヒルクライムの様子やパワー解析などを紹介してみました。
後編では,ダウンヒル大嫌いのおいらとしては珍しく,試走後のダウンヒルの様子を紹介します。
途中でおきた,スーパーリッチな事件についても,しぶしぶ紹介します・・・。
雲上の5合目から
この日の天気は少し不思議でした。
前編でも紹介したとおり,スタート地点の北麓公園では快晴だったのですが,ヒルクライムをしている途中から,眼下にすばらしい雲海を見ることができました。
途中,雲の中を通り抜けた記憶はまったく無かった(ずっと快晴)のに,いつの間にか雲の上に出てしまったのです。
まぁ,その謎はよく分からないのですが,とにかく綺麗な雲海でした。
この日に限って(っていうか普通持っていかないか),デジタル一眼ではなくコンデジしか持って行かなかったので,その美しさを十分に写真に収めることができなかったのですが,とにかく,こんな感じですばらしい雲海でした。
ずっと見ていたい,すばらしい雲海でした。
SONY DSC-TX10よこしまな考えを・・・
みんなで雲海ばかり眺めていてなかなか下山できなかったのですが,ようやく意を決して(?)下山を始めたとたん,Noguさんのリアタイヤがパンクしていることが判明。
「先に行って待ってて」とのことだったので,とりあえず,おいらとo-donくんの二人は4合目の大沢駐車場まで下って待つことにしました。
しかし,4合目で待っているのもすぐに飽きてしまったので,5合目付近で修理しているNoguさんのところまで引き戻すことにしました。
すでに,ヒルクライムからは2時間近く経過していたので(ずっと5合目でゴロゴロしていたから),体力はかなり回復していて,全力で漕げば4合目の激坂を30km/hくらいで走れる状態でした。
せっかくなので(?),麓から頑張って登ってきている人の前を30km/hくらいで走り去り,「すごい~,素敵♪」と思ってもらおうとしてしばらく獲物(?)を待ったのですが,幸か不幸か誰も来ません。
待っていてもアホくさいので,5合目に向かって漕ぎ始めたのですが・・・。
スーパーブルジョアな自転車乗り
漕ぎ始めたとたん,なんかいやな音が後ろのほうから・・・。
すぱん! ぷすぅ~,しゅしゅしゅしゅ~
「なんか,変な音を出す車が後ろから来やがったか?」とも思ったのですが,よく聞くと,この音の発信源はおいらの595号のリアタイヤ付近。
まさか!と思いつつ停車して点検すると,なんと,超新品のVELOFLEX Record(15,000円)からエアーが漏れているじゃありませんか!
おいおいおい~,つい最近,おなじ風景見たことあるぞ!
SONY DSC-TX10先週取り替えたばかりのRecord(15,000円)は本日のスバルライン試走で初走行ですから,上り24km+下り1kmの合計25kmほどでお星様になってしまいました・・・。
kmあたりに換算すると,なんと600円/km!(15,000円/25km)。
タクシー並じゃん!! それとも,各地にある「○○高速鉄道」か!!
また,時間当たりでもすごいことになっていて,上り90分+下り10分の合計100分ですから,なんと150円/分!!。
銀座の高級バーかよ!(そんなに安くないか・・・)
なんたる,寿命の短さ。
恐るべし,大量消費社会の到来です・・・。
超ブルジョアな自転車乗りShiroです(悲)
ついこの間,連続無パンク走行記録10,000kmを達成したと思ったのですが,今度は25kmという無パンク最短走行記録も樹立してしまいました。
とりあえず修理@4合目 & 本格修理@家
Recordはチューブラーですから,いつものように(悲),出先ではシーラント剤,自宅では新品交換という修理になります。
とりあえず修理@4合目
前回の教訓を生かし,今回はちゃんとパンク修理キットを持ってきています。
- Panaracerのエクステンダー
- ParkToolsのバルブコアツール
- シーラント剤(NoTubes)
- インフレーター
この4つがあれば,問題なくバルブをはずしてシーラント剤を入れ,エアーを再注入すればOKのはずです。
で,まさにそのとおりであり,ほとんど手を汚すこともなく,15分ほどで修理完了です(時間がかかったのは,CO2ボンベをケチってポンプで入れたから)。
バルブコアを外し,シーラント剤を入れる。ちなみに,シーラント剤は前回の残りです・・・。
SONY DSC-TX10
本格修理@家
今回は乗り始めて25km,100分でのパンクということでタイヤも接着テープ(TTP-1)も超新品状態。
そのため,家での本格修理にあたり,タイヤをリムから剥がそうとしたのですが超難航。ど~やっても剥がれてくれません。
どひ~,超新品(15,000円)のRecordが~
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8そこで,どうせタイヤは捨ててしまうので,ニッパーで切断してそこから剥がしてしまいました。
気になるパンク箇所は,4合目では発見できなかったのですが,タイヤ表面の一部が変色していて,よ~く見るとすごく小さな穴が開いていました(異物は未発見)。
む,センター付近に変なシミが・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8タイヤにもチューブにも小さな穴発見。NOTUBESさん,ありがとう。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8内部のチューブにも小さな穴が開いていて,さらにそこをNOTUBESがふさいでいる様子もわかりました。
人間万事塞翁が馬
今回,わずか25kmで新品タイヤ(15,000円)がパンクしてしまうという悲劇に見舞われたわけですが,まぁ,以下のように考えれば,これはこれでよかったと言えるでしょう(本当か?)
- 【NOTUBESのすごさを再認識!】
- 前回に引き続き,またもパンク修理はNOTUBESの注入だけで完了してしまいました。CO2ボンベでエアを入れれば,車体からホイールを外すこともなく,5分でレースに復帰できるはずです。恐るべし,NOTUBESの威力です。
- 【懸案事項を事前にクリア!】
- 最初からNOTUBESを注入しておかなかった理由は,試走段階でパンクして自動修復されてしまった場合,その状態で本番を走るのがなんか怖かったからです。クリンチャーで言えば,レース本番にパッチ付のチューブで参加するのはちょっと・・・,というのと同じです。なので,本番直前に注入しようと考えていましたが,事前にスパッとパンクしてくれたおかげで,本番は超新品タイヤで臨むことができます。やったー! うぅ・・・。
修理前のリアタイヤ。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8こちら,修理後のリアタイヤ。お~,かっこいい! (同じジャン・・・)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8と,無理やり超前向きに考えてみることにしました。
これで,本番はパンク知らずだぜ!! わ~っはっは! (足掛け3年使っている前輪が気になりますが・・・)
おまけ
おいらは,ダウンヒルはウルトラ苦手です。
「苦手」というより,正確には「嫌い」です。
もともと,上りの苦しさが好きで走っているので,なんの苦しみもなく,ただバイクにまたがっているだけのダウンヒルには,何の楽しさも見出せませぬ・・・。
特にスバルラインは道幅がたっぷりあるし,あんまりカーブもないので,本当にやることがなく,延々と40~50分ほど硬い椅子に座っているだけの拷問のような感じです。
が,せっかくなので,アクションカムに交換バッテリーを入れて,くだりの様子も一部動画撮影してみました。
上りに比べると速度が速い(といってもMAX50km/h)ので,画像の乱れが大きいなぁ・・・。
前編にも書きましたが,今年のスバルラインの下り路線は,どうもあちこちに「溝」や「穴」が残っています。
本番までに修復されていればいいのですが,レース後の帰り道は十分注意したほうがよさそうです~
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