再びのヤビツアタック (そして,奇蹟の同タイム・・・)
こんな濃霧の中,なにを好きこのんで峠を上るのやら・・・(^^)
RICOH Caplio GX100なぜ,ヤビツに上るのか?
そこにヤビツがあるからさ。
かっこいい・・・。
うそです。そんなにストイックにはなり切れていません(笑)
ヤビツ峠は多くのサイクリストが同じコースでタイムを競い合っているので,自分と比較したり,もちろん,自分の前回のタイムと比べることで成長度合い(?)を見たりすることができるのが好きです。
おいらは,GWの最中にNoguさんと初めてアタックしましたが,結果は「44分32秒」ということで,事前に自分で思っていたより6分ほど速くゴールすることができました。
しかし,「自転車名人」として名高い鶴見辰吾さんのチーム(LEGON)では,チームの黒ジャージを着用できる基準は「40分切り」ということです。別に,おいらも黒ジャージを着るわけではありませんが,一つの目標として「40分切り」を自らに設定してみました。
今回は,前回のアタックに比べて,事前準備の段階でこんな風に改善されています。
- 2回目のアタックということで,ちょっとだけ,ペース配分のコツが分かっている
- タイヤの空気圧を高めにしている(PRO3なのに,8barまで上げている)
- サイコンがCS400から,EDGE705に変わっている
そして,最大の違いは,ステムに貼ったラップ表が,ずーずーしくも「40分切り」をターゲットにしていることです(笑)
おぉ,「40分」とは大きく出たな~(笑)
RICOH Caplio GX10040分を切るためには,平均で18km/h程度で走り抜ける必要があります。蓑毛の激坂区間は13~15km/hくらいに落ちるでしょうから,その分,他区間では20km/h以上で走らなければなりません。できるかなぁ・・・?
今回のヒミツ兵器EDGE705。タイム向上には関係ないけど・・・。
落下防止用に,無理矢理にストラップを付けてみました。
今回の作戦(ってほどじゃないけど)
前回のアタックでは,蓑毛の激坂区間で頑張りすぎてしまったため,後半の比較的斜度が緩い区間で足が売り切れてしまい,心肺能力に余力があるのに足が回らないままゴールという状態でした。
また,蓑毛に至る前までの緩い区間(デイリーストアなどがあるところですね)で,十分な速度を稼ぐことができていませんでした。
そこで,今回の作戦はこの2つです(^^)
- 蓑毛の激坂区間で頑張りすぎない。15km/h以下に押さえます。
- 序盤の緩斜面は限界まで加速する。アウターでダンシングしてでもタイムを稼ぎます。
果たして,吉と出るか,凶と出るか・・・?
序盤(0~3kmまで)
前回同様,伊勢原の運動公園まで車で行き,そこから名古木まで善波峠を越えて自走しました。
名古木で,時計あわせやEDGEの設定などをしてから,9時に名古木交差点のヤビツ側からスタートです。
前夜にLatLongLabで作っておいた「yabitsu-TT」コースを選んでスタート!
RICOH Caplio GX100スタート直後の急坂(例のお豆腐屋さん付近)は押さえますが,その後の緩斜面は作戦通り,ハイペースで飛ばします。アウターに入れて,一部ダンシングしながら走ります。
おぉ,快調な出だし。最初の2kmを6分ちょうどで走っています。
RICOH Caplio GX10025~30km/hで走っていましたが,東中学校付近では36km/hを記録しています。いくらなんでも,飛ばしすぎたか・・・?
蓑毛の激坂区間(小蓑毛~蓑毛 3.3~4.4km地点)
この区間は,前回の反省(飛ばしすぎた)に基づき,ペースを押さえてじっと耐えます。
出た,この坂だよ。今日は,じっと耐えてゆっくりと上るのダ。
RICOH Caplio GX100速度は平均で14km/hくらい。ただ,ケイデンスが低くなると足が疲れ切ってしまうので,70rpmを下回らないように27Tで上りました。
丸坂登場! そして濃霧が・・・(4.4km~8km地点)
蓑毛の激坂を越えると,今度は例の「○坂」が登場します。路面の「○」がケツに堪えますが,逆転(?)の発想でダンシングで乗り越えます。こうすれば,ケツに痛みが来ないぞ(笑)
蓑毛の激坂のあとは,「○」だらけの凸凹道。ケツを浮かして乗り切るのだ!
座って写真撮っているけど・・・。
ところが,ここから先の区間,急に霧が濃くなってきます。路面も全域で濡れていますし,濃霧のせいでサングラスは曇るし,ウェアも重くなってきました。
ありゃりゃりゃ,霧が出てきたよ。このあと,どんどん濃くなります。
RICOH Caplio GX100まだ足も心肺も余裕があるため,所々ダンシングをしながら走ったのですが,肝心のペースが上がってくれません。
目標の40分のためには18km/h程度で走る必要があるのですが,ラップ平均で15.3しか出せていませんでした(涙)
頑張っているんだけど,スピードが出ない~ (写真撮っている場合ではない)
RICOH Caplio GX100
菜の花台~ゴールまで(8km~11.6km地点)
前回は,この区間で足が売り切れてしまい,どんどんペースが下がってしまいましたが,今回は蓑毛でセーブしたおかげか,足はまだまだ大丈夫です。
が! 今度は心肺がとても苦しくなってきました。
データを振り返ってみても,心拍数は170~180bpmであって特に限界というわけではないのですが,この区間はとても息が苦しくなってしまいました。
富士ヒルクライムの時もそうでしたが,おいらは心肺が苦しくてスピードが出せない,という経験はほとんどありません。いつも,先に足が売り切れます(涙)
「ひょっとしたら,このもの凄い濃霧のせいか!?」などと思いながら,ゼーハーゼーハー,ゲホゲホしながらのゴールとなりました。
ここら辺は,もはや「小雨」という感じになってきました。息が苦し~
RICOH Caplio GX100それでも,最後の2km区間では平均15.9km/h出せていますので,それなりにがんばれたようです(目標の18km/hには遠く及びませんが・・・)
で,ゴールタイムは「44分32秒」。
ななななな,なんと,前回とまったく同じタイムです! こんなコトってあるのかいな・・・。
結局,どの作戦も機材(サイコンじゃん)も,特に関係無しってコトか!?
な,なんと前回とまったく同じタイムでした!
関係ないけど,Edge705の高度計はCS400よりも精度が高そう?
いずれにせよ,今日の心肺の限界ぶりからは,もうこれ以上のタイム短縮は不可能と思われます。
麓に降りてきてからNoguさんにメールしたところ,「大丈夫。まだ機材の伸びしろがありますよ♪」という返事を貰い,大笑いしてしまいました。
(^^)
冗談はさておき,現在のおいらでは,ペース配分やコース取りといった小手先のテクニックではなく,根本的に脚力を身につけないと40分の壁は難しそうです。夏に向けて,良い目標ができました(^^)
当たり前ですが,ちゃんとヤビツ(yabitsu)に到着しています(^^)
RICOH Caplio GX100
帰り道
峠では,途中に追い抜いてきた方と合流して,しばし歓談。
30分ほど休憩してから帰ることにしましたが,今日は終日自由時間というわけではなく,午後には家に帰ってこどもの送り迎えをする任務がありますので,秦野側にUターンすることにしました。
峠の道は濃霧でずぶ濡れ状態ですので無理はできませんが,安全そうな場所でPRO3の限界も試してみました。
PRO2の頃は「雨に弱い」という評判だったそうですが,PRO3はおいらレベルには十分なグリップがあることが分かりました。20km/hくらいでフルブレーキしても,フロントに関しては全く滑りません。リアは力加減によっては滑りはじめますが,フロントさえ踏ん張ってくれれば御の字です。
ずぶ濡れの中でも,PRO3も105ブレーキも頑張ってくれました(^^)
RICOH Caplio GX100菜の花台から振り返ってみる。霧が下からどんどんわき上がってました。
RICOH Caplio GX100小蓑毛から先は,R246に出るのもつまらないので,Edge任せで田舎道を走ってみることにしました。
探索モードを「自動車」から「歩行者」に切り替えると,細い田舎道を選んでくれるようになります。
こんな案内に従って走ると・・・。
RICOH Caplio GX100こんな道だったり,
RICOH Caplio GX100こんなすてきな道だったりします(^^)
RICOH Caplio GX100今日は,もう,思いっきり走る気にはなれないので,風景を楽しみながら,のんびりと田んぼの脇などを走り,伊勢原運動公園に到着。本日のヤビツアタックは終了となりました。
R246を走るよりずっとイイや(^^)
RICOH Caplio GX100
まとめ
今回のヤビツアタックで分かったことは以下の通り。いつかは,40分を切りたいな~!!
まだまだ自転車修行は続きます(^^)
- やはり,根本的に体力増強しないと(^^)
- 今年は今まで全然乗っていなかったせいもあり,やはり,体力不足です。まさか,心肺が苦しくなってしまうとは思いませんでした。ペース配分やタイヤ空気圧などといった小手先の工夫ではなく,根本的に体力増強に励んだ方が良さそうです
(^^) - ケイデンスを上げると足が疲れない(当たり前か)
- 今回,意識的にケイデンスを上げました。平均で76rpmです。もともと,超痩せ型体型で脚力も無いので,重いペダルを踏むとすぐにヘタレてしまいます。今回は山にしては高めのケイデンスで回してみましたが,前回に比べて足の疲労はとても軽くなりました。その分,心拍が上がったというデメリットもありますが・・・
- 山に行くときはアイウェアに「曇り止め」を
濃霧&小雨で,ずぶ濡れのRudy。曇り止めしておかないと,すこし危険です。
RICOH Caplio GX100蓑毛から上は濃霧になっていたのですが,アイウェアが曇ってしまい,非常に気になってしまいました。まぁ,特にタイムに影響はないでしょうが,安全のためにも「曇り止め」を塗っておいた方がいいでしょう。
- Edgeは使えるゾ!
- 一画面に8要素を同時表示できるところがいいです。特に,「前ラップタイム」が表示できるのが,現ラップとの比較ができて便利です。また,これはCS400でもできますが,一定距離でのオートラップは是非使いたい機能。今回は2kmおきにしましたが,1kmおきの方が良さそうです。また,家に帰ってからも,頑張った区間やヘタレた区間を地図上で確認できる点もかなり便利です。
【本日の走行データ】
コース :名古木→ヤビツ峠
走行時間:44分32秒
走行距離:11.6km
平均速度:15.7km/h
最高速度:36.1km/h
消費エネ:787kcal
ケイデンス:76rpm
平均心拍:176bpm
合計上昇:668m
前半飛ばし,後半に伸びない(涙) あちこちでさぼっているか?(心拍が低い)
RICOH Caplio GX100やり方が慣れていないけど,とりあえず作ってみました。こんな風に上っているのね。
RICOH Caplio GX100
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