ラスト1ミニッツまで来た♪ ヤビツタイムアタックに行ってきました
うれしさのあまり,ダメダメな写真。「ヤ」しか分かりません(笑)
RICOH Caplio GX100先日,「自転車入門」でおいらのパーツ交換歴を連載しようと思った矢先,ビッグニュースが舞い込んできました。
なんと,神奈川県在住のShiroさんが,ヤビツアタックで自己最高記録を更新したとの情報です。ここで、番組の予定を変更して、こちらの情報をお伝えしたいと思います。
以前あったようなガセ情報じゃないといいのですが・・・(笑)
スーパー秘密兵器登場!!
3回目のヤビツ挑戦(6月)の時に,Edge705の「バーチャルトレーナー」機能を活用したことを紹介しました。
あらかじめ,距離と目標タイムを入れておくと,そのペースで走る仮想のライバルと,画面上で抜きつ抜かれつのレースを展開してくれる機能です。
見た目も楽しいですが,自分のペースが目標到達ペースかどうかが一目で分かる(差もメートル単位で出る)ので,ペース配分にはもってこいです。
Workoutモードでのバーチャルトレーナー
6月に使っていたのはこのモードでして,距離とタイムから目標ペースを算出してバーチャルトレーナー君を走らせてくれます。
Workoutモードでのバーチャルトレーナー。上を行くのがトレーナー,下が今日の自分です。
RICOH Caplio GX100しかし,ヤビツのように序盤がけっこう楽だったり,中盤(蓑毛)がバカきつかったりするコースでは,一定ペースで走り続けるトレーナーと比較するのには無理があります。
序盤は楽ですから,トレーナーをぐんぐん引き離せるのですが,中盤の蓑毛ではぐんぐん抜かれるという悲しさを味わってしまいます・・・。
Courseモードでのバーチャルトレーナー様登場!!
Edge705のTraininメニューには,Workoutの他にもう一つ,「Course」というモードがあり,今回初めて試してみました。
一定ペース(一応,複数ペースも設定できますが)との比較しかできないWorkoutモードに比べ,Coruseモードでは過去の走行ログ(GPSデータ)との比較ができるのです。
つまり,「過去の自分との直接対決」ができるのです!!
過去に一度でも走ったことがあるコースであれば,そのデータから全地点の通過時刻が分かりますから,それと比較した計算をやってくれます。序盤はかっ飛ばすし,蓑毛では一緒に苦しんでくれる,まさに過去の自分そのものです。
おいらが求めていたのはこの機能です!!
過去最高記録を出した自分と比較すれば,それよりもちょいとだけ上回るペースで走れば,記録達成できるではないですか! むひょ~(^^)
プロファイル表示機能
過去の自分と直接比較ができる,Courseモードでのバーチャルトレーナー。
さらに,ビックリするようなオマケ機能があります。
Workoutモードと違い,これから走るコースをすべてEdge705が把握しています。だからこそできる機能なのですが,コースプロファイルを表示することができるのです。
これがプロファイル表示画面。すご~い! 2つの●はトレーナーと自分の位置です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dごらんのように,これから走るコースのプロファイル(傾斜)図が表示され,今日の自分と過去の自分の位置も表示されます。これは楽しい(^^)
しかし,この機能は楽しいだけではありません,縮尺を変えると,ちょっと先までのプロファイルも表示されますから,「ガマンする区間」や「かっ飛ばすポイント」などが一目瞭然です。
おいらは緩斜面の入り口付近でダンシングして,緩斜面を高速で抜ける作戦を採用しているのですが,緩斜面の長さが短すぎると,非常にもったいないダンシングになってしまいます(高速の期間が短い)。
このプロファイル画面を使えば,激坂が続く場所では「あとどれくらいで楽になるか」,緩斜面では「どれくらい加速しておくべきか」が分かります。
年に数回しか挑戦できず,いまだにコース全貌が全然覚えられないおいらには,もってこいの機能です(^^)
んで,結果はどうだったの?
実は,日曜日と月曜日の2連チャンでヤビツに挑戦しています。その結果は・・・,
10月11日(月)のアタック
4ヶ月ぶりのヤビツアタックのタイムは,
44分07秒
でした。過去5回の挑戦で2番目の記録ですが,自己ベストの2分落ちです・・・。
月曜日のゴールシーン。5回の挑戦で,3回目の44分台です・・・。
RICOH Caplio GX100【本日の走行データ】
スタート:7時34分
タイム :44分07秒
走行距離:11.44km
最高速度:38.9km/h
平均心拍:164bpm (低い~)
ケイデンス:72rpm
4ヶ月ぶりのアタックということで,コースを完全に忘れていました(おいらの記憶力は「博士」なみなのです・・・)。
この日は,自由時間がとても短かったので,いつもの伊勢原総合運動公園ではなく,ヤビツの8.4km地点にある「菜の花台」展望台に車を停めて,一度ダウンヒルしてからのアタックとなりました。つまり,アタックする前に8.4km地点までは車(上り)と自転車(下り)で2回も走っているのに,それでもだめでした。
今日は,菜の花台展望台に車を置いて,ここからダウンヒルして名古木からスタートです。
RICOH Caplio GX100また,Courseモードを知らなかったので,プロファイル画面もありません。
結局,コースプロファイルが全然分からないまま走り,ちょっと傾斜が緩くなると「今だ!」とダンシングで加速するも,緩斜面が50mくらいしかなかったりして,全くの空振りに終わったりしていました。
要するに,「勝負どころ」がわからんのです。
この日の敗北の原因を振り返ると,こんな感じです。
- コースを完全に忘れていたので,我慢するところや,勝負どころが分からなかった
- しばらくまともな山を登っていなかった
- 序盤がさぼりすぎで,心拍が150bpm台だった
- 意外と気温が高かった(27℃もありました)
10月12日(火)のアタック結果
初めての2日連チャンのヤビツアタックの結果は,
41分59秒
でした。
超超ギリギリですが,41分台です!(^^)
RICOH Caplio GX100【本日の走行データ】
スタート:13時03分
タイム :41分59秒
走行距離:11.58km
最高速度:40.9km/h (ディリー山崎の前あたり。速!!)
平均心拍:187bpm (いい感じです)
ケイデンス:75rpm
ついに,(超ギリギリですが)41分台に突入です!! あと1分で夢の「40分切り」です!!
この日の最大の成功要因は,新発見のCourseモードでした。とにかく,タイムアタックではとても頼りになります。
前日の晩に,過去の自分の最高記録(6月11日の42分48秒)時の走行データをPCから転送しておきました。これで,バーチャルトレーナーに抜かれないように走ればいい,という目安になります。
さらに,繰り返しですが,前方200mくらいまでの勾配(プロファイル)が表示されていますから,「黙って耐える区間」と「一気に勝負にでる区間」が一目瞭然です。
ちょうど,蓑毛の激坂にさしかかったところです。トレーナーは,ここまでの緩斜面で置き去りです(^^)
RICOH Caplio GX100特に後者が重要で,せっかく大量のエネルギーを消費して加速するからには,高速度領域で走れる区間が長くないと,もったいなくてしょうがありあせん。
富士ヒルクライムのスバルラインとは違い,ヤビツは細かいコーナーが連続ですから,なかなか見通しが利きません。コースを覚える記憶力に乏しいおいらには,最高のトレーナー君の登場です。
気が付くのに半年もかかっていますが・・・(笑)
この日の勝因はこんな感じです。
- コース把握により「勝負どころ」と「我慢どころ」をはっきり分けて走れた
- 常に心拍が180bpmとなるように心がけた
- なるべくアウトコースを走って勾配による体力消耗を最小限にできた
- 写真を2枚しか撮っていない(おいら的には,かなりすごい!)
- スタート前に5kmほどアップで走り回っておいた
- 2日連続で走ったため,体が慣れてきた(?)
自己ベストの時と比較してみると,4~5km区間でだいぶ稼いでいます。蓑毛の激坂の終了付近~丸坂~少し緩斜面,といった区間です。
一方で,前半頑張りすぎたツケが,7~11km区間すべてで現れています。徐々にトレーナーに追いかけられる感じでした。で,最後の1kmで猛ダッシュでリードを回復です。
自己ベスト(6月11日の42分48秒)との比較
4~5km区間の速さが凄い。1分以上リードしている・・・。
これからの伸びシロ
6回目の挑戦にして,ようやく41分台まできました。
過去を振り返ると,44→44→42→46→44→41分,と一進一退で,ゆっくりとした進歩です。
火曜日のアタックでは,とりあえず41分台は出せたものの,色々な失敗をしています(詳細は後述)。
- フロアポンプを忘れてしまい,低めのタイヤエア圧になってしまった
- シューズのベルクロを止め忘れていた(9km地点で発覚)
- 8.5km付近で一度頭がぼけている
ただ,これらの失敗をちゃんと直して,ペース配分もさらに気を使ったとしても,数十秒の改善がいいところだと思います。
この日のゴールは,相当にがんばってしまったので,半ば倒れ込むくらいでしたので,体力的な余裕はほぼ0です。
やはり,これ以上のタイム向上は「体力向上」が前提かなぁ,と思っています。明らかに,「心臓」より先に「脚」が参っちゃうタイプですから・・・。
ヒルクライムの楽しさの一つに,「絶景」もあります。いいな~,富士山(^^)
RICOH Caplio GX100富士ヒルクライム以来,全く乗っていないトレーナーに乗り始めようかなぁ。あ,でも年末までの「40分切り」は間に合わないか・・・。
やむを得ん! かくなる上は毎週末に挑戦して,「数打ちゃあたる方式」で行くか!?
寒くてどうにもならないと思われる12月まで,あと数回は挑戦してみます。温かい目で応援お願いします~
(^^)
おしまい。
おまけ
あんまり長いので本文中では省略しましたが,12日の失敗の中身を解説すると,こんな感じです。いずれもアホですな~
1.フロアポンプ忘れ
本当は,FUSION3の限界である8.5bar付近で走りたかったのですが,ポンプを忘れてしまい,前日仕様のまま乗ってしまいました。
家に帰って圧を調べると,6.4barでした・・・。
2.シューズのベルクロを閉じ忘れていた!
これは本当にバカというか,我ながらあきれます。
おいらのシューズはAdidasのGiranoなのですが,ほんの少しきつめのサイズのため,長く履いていると指先が痛んできます。
この日は菜の花台からダウンヒルし,その後,アップのために5kmほどゆっくり走り回っている間,ずっとシューズのベルクロを閉じていませんでした(左右とも)。
で,そのままタイムアタックしてしまったのです(バカです)。
そして,いよいよ脚が限界になってくる8.5km付近で,「そうだ!引き脚を使ってしのごう!」と思って,意図的に脚を引っ張ったら,シューズが脱げそうになりました。
この時点で,ようやくベルクロのルーズさに気が付きました。普段から引き脚を全然使っていないのがバレバレで,二重にバカです(笑)
慌てて,走りながらベルクロを閉じましたが,そのおかげで若干スピードダウンしてしまいました。まぁ,笑って気晴らしになったから,精神的には良かったかもしれませんが(笑)
3.謎の行動(8.5km地点)
今回は,Edge705に用意されている多数の画面のうち,ずっとプロファイル画面にして走っていました。
で,8.5km地点(だったと思う)で画面を見ると,30数分の表示。
8.5km地点だから,至極まっとうなタイム表示なのですが,ここまでの疲労がハンパなかったせいか,暑さのために頭がやられたのか,2時間くらい走り続けている気分になっていました。
そこにきて,「30数分」の表示ですから,「あぁ! Edgeのバカ野郎,表示が止まっていやがったな!!!」と悪態を付いてしまいました。
そう,なんらかのアクシデント(ストップボタンを押した,エラーで止まったetc)で,タイム計測が止まっていたと勘違いしてしまいました。
で,急にやる気を失い,流しモードに。
で,数秒後に我に返り,「いいんじゃん!ここヤビツだよ!」と全力モードに戻りました。
心拍190で2時間って,一体,どこを上っているつもりだったんだよ!>おいら
- 【2010.10.28追記】
- 「あと1分まで来たぞ!」と書いていますが,よく考えたら,目標=40分未満で,実績が41分59秒何だから,最低でも2分縮めないとだめじゃん!! 算数も怪しくなってきたか・・・?
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