2012年のヤビツシーズンが開幕しました!(^^)

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いつもの場所でいつもの写真。使いまわしてもバレないかも・・・(笑)

いつもの場所でいつもの写真。使いまわしてもバレないかも・・・(笑)

SONY NEX-5N + E18-55mm

富士ヒルクライムへのエントリーが無事完了し,自転車に対するモチベーションが徐々に高まりつつある中,ついにヤビツタイムアタックを再開しました!

ヤビツタイムアタックを阻む2つの壁

昨年の「ヤビツ開き」は4月15日でしたから,約3週間早めの挑戦再開です。

本当は一年中,ヤビツには挑戦し続けたいのですが,それを阻むものが2つあります。


【壁1】暑い上りと極寒の下りの温度差

おいらは,無類の寒がりです。

3月になっても,会社では,タイツ+カイロ+ひざ掛け+フリース+手袋,という装いですから,下手な寒がりOLにも負けません(笑)

ヤビツタイムアタックの場合,上りはめいっぱい頑張って運動しているので暑いくらいなのですが,問題はその後に控えているダウンヒルです。

ほとんど体を動かすことなく,標高700mから50km/hで風を浴びながら下ってくるのです(書くだけで寒気がしてきた・・・)

上りはマラソンランナーのように軽装にしつつ,下りは自動二輪のライダーのように防寒しなければならないのです。

そこで,今回は,下山用品をぎっしり詰め込んだバックパックを背負っていくことにしました。そう,富士ヒルクライムの下山用荷物と同じです。

  1. 山岳王ジャージ(ウィンドブレーカー)
  2. モンベルの超厚手アンダー(ジオライン3D)
  3. モンベルの真冬用手袋(サーモインシュレーテッドグローブ)
  4. パールのシューズカバー
  5. 普通の運動用ジャージパンツ(のび太のパパが履くタイプ)

特に,5はすごいです。自転車用でもなんでもなく,普通のジャージパンツですから(笑)

これだけ着込めば,下りの寒さも大丈夫でしょう(^^)

※5以外の物品はこちらで紹介しています


【壁2】練習不足&不安定な左脚

今年は新カメラの悪影響(笑)もあり,自転車に対するモチベーションが例年に比べて低く,年が明けてからロクに自転車に乗っていません。

もう3月になるのに,坂らしい坂を上ったのは,源氏山・鎌倉山(いずれも標高100m)を1回ずつだけですから・・・。

なので,心拍が180bpm以上にもなるヤビツタイムアタックを,途中リタイヤせずに走りきれるのか一抹の不安がありました。

また,例年,秋~冬~春にかけて左脚の痛み(ガングリオン)がひどいのですが,今年は昨年発見した秘策により,いつもより痛みは少なめでした。

が,逆に,痛みが少ないゆえに,どこまで本気で運動していいのかがイマイチつかめない状態です。

まぁ,ガタガタ言っていてもしょうがないので,とりあえずチャレンジしてみて,運動不足 or ガングリオンの痛みがひどいようであれば,途中で引き返し,のんびりと写真でも撮りながら帰ればよいので,気負わず挑戦してみることにしました。


とりあえず,名古木まで自走

日頃の運動不足・練習不足の解消もかねて,ヤビツまで全部自走で行くことにしました。

なので,藤沢~名古木往復80km+ヤビツの上り下りで20km,合計100kmの旅になります。

そこそこの距離なので,ホイールをSHAMALにするかMV32Tにするか少し悩みましたが,せっかくのヒルクライム主体ですから,Reynolds MV32T ULで行くことにしました。

2012年初装着の,Reynolds MV32T UL。行くぞ~♪

2012年初装着の,Reynolds MV32T UL。行くぞ~♪

SONY NEX-5N + E18-55mm

予想外に暖かい天気の中,例によって,やる気が完全に萎えてしまう,のどかな金目川CRを通って名古木交差点に到着です。

ここまできて,妙に背中の荷物が重いことに気が付きました。

前述の下山用品に加え,ミラーレス一眼(NEX-5N)と交換電池,財布,食料などを詰め込んだバックパックは,パンパンに膨らんでいます。

帰宅後に計測してみたら,なんと2.4kgもありました。重いわけだよ・・・。

パンパンに膨らんだDEUTER。家で測ったら2.4kgもありました(笑) デジカメ2台だし・・・。

パンパンに膨らんだDEUTER。家で測ったら2.4kgもありました(笑) デジカメ2台だし・・・。

SONY NEX-5N + E18-55mm


2012年の初ヤビツアタック!

名古木に着いたのは11:30になってしまいましたので,スタート前のイベントやパレード走行は割愛し(笑),さっさとスタートです。

いつもの(たぶん18枚目)の写真。

いつもの(たぶん18枚目)の写真。

SONY DSC-TX10


序盤(名古木交差点~蓑毛)

Edge705のSTARTボタンを押して,いつものようにダンシングでロケットスタートしました。

が,予想外に(というか,予想通り?)脚が重い・・・。

お豆腐屋さんの前の急坂は,普段は2速(24T)か3速(21T)で上れるのですが,1速(27T)でもヒーヒーいいながら上る状態。

Edge705のバーチャルトレーナー(昨年記録の自己ベスト40分21秒)は,すご~く先まで行っちゃっているし,早々に記録更新ではなく,とにかく完走することを目指すことにしました。

序盤に2箇所ある信号機はともに「赤」で,のんびり休憩できた(笑)ので,ゆっくり行きましょう。

どび~ん,「赤」。反対側には下山中のロード乗りの方々(^^)

どび~ん,「赤」。反対側には下山中のロード乗りの方々(^^)

SONY DSC-TX10

赤信号で休んだ後,蓑毛の激坂区間に入っていきますが,やっぱり,パワーが全然出ません。

いつも,蓑毛の激坂区間は,なるべく体力を温存するようにシッティング(24T)で上る作戦なのですが,とても上りきれません(涙)

27Tのシッティングか,19Tのダンシングの二者択一で走っていました。極端だよ・・・。

いつも以上に,本当に泣きそうにキツかった激坂。

いつも以上に,本当に泣きそうにキツかった激坂。

SONY DSC-TX10


中盤(丸坂~菜の花台)

この日は,日曜日だったこともあり,実に多くのロード乗りがタイムアタックをしていました。

そして,悲しいかな,実に多くのロード乗りに置いていかれました。全部で10人近くに抜かれていきましたが,一人として追いつくことができませんでした(え~ん)。

さらに,この区間で,左脚の状態が怪しくなってきます。

おいらのペダリングはド下手ですので,いよいよ本格的に疲れてきっても,引き脚用の筋肉は意外と残っていて(=使っていない),ラストスパートなどに活用することができます。食後の別腹デザートみたいなもんです(笑)

中盤で本当に苦しくなってきたので,秘蔵の引き脚を出してみたのですが,とたんに左脚のふくらはぎが軽く攣り始めました。

あわてて,スローペースに戻したのですが,左脚にものすごい痛みと違和感を残すことになってしまいました。こりゃ,完走すら怪しいぞ・・・?


終盤(菜の花台~ゴール)

ここまで,重い脚をいたわりながらゆっくり上ってきたので,逆に心肺機能には余裕がありました。

菜の花台から先は,少しだけ勾配が緩くなる区間があるので,ちょいちょいと加速をしながらゴールを目指します。

すると,今回のタイムアタックで初めて,前方に2名の選手が近づいてきました。

Edge705のコースプロファイル画面では,まもなく,比較的長い緩斜面区間が現れることが判っています。

そこで,余裕の心肺機能を活かし,思い切ってダンシングで25km/hくらいの大加速をし,本日初&唯一の追い抜きを敢行しました。

が,追い抜き直後に,頼みの右脚のふくらはぎも攣り始めてしまいました。

左脚の方は回復しつつありましたが,もともとガングリオンであてにならないし,右脚がダウンしてしまっては万事休すです。初のDNFが脳裏をよぎります。

過去17回の挑戦で,一度もリタイアしたことが無いのがおいら唯一の自慢(笑)

ダメダメの右脚を助けるべく,右手でヨイショ,ヨイショと押しながらほとんど腕の力で走ります(手押し車か!笑)

幸い,緩斜面区間が長く続きますし,大加速の余韻もあったおかげで,なんとか右脚も完全に攣る手前で立ち直ってくれました。

ここからゴールまでの1.5kmほどは,もう,ひたすら27Tでのんびりサイクリングでした・・・。

自己新記録更新!(ウソではないが・・・)

満身創痍の状態でしたが,なんとか,根性でゴールに辿り着くことができました。

一応,タイム&データは・・・。

やっぱり,寒いときはココアに限る(できればバン・ホーテン)

やっぱり,寒いときはココアに限る(できればバン・ホーテン)

SONY DSC-TX10

じゃないや,写真間違えた。本物は,

これが本物。自己ワーストの46分53秒。

これが本物。自己ワーストの46分53秒。

SONY NEX-5N + E18-55mm

過去17回挑戦していますが,堂々のワースト1である,

46分53秒

でした。

【本日の走行データ】
 コース :名古木交差点→ヤビツ峠頂上
 スタート:11時30分
 走行距離:11.9km
 走行時間:43分56秒
 平均心拍:179bpm
 最大心拍:190bpm
 平均ケイデンス:72rpm
 消費エネ:753kcal

もう,ほぼ47分。自己ベストから7分近く遅いってのは17%も遅いということで,まぁ,諦めも付く遅さです。

今回ほど,「辿り着いた」という表現が合うタイムアタックもありませんでした。ふぅ~

過去17回との比較。ダントツである・・・。

過去17回との比較。ダントツである・・・。

あら? あんまり寒くない下り(^^)

頂上で,下り用に厚着をしたのですが,どうも,あんまり寒くないので,モンベルの厚手アンダーウェアとウィンドブレーカー,シューズカバーのみを追加着用。

のび太のパパが履くトレパンは使用しなかったのですが,ちっとも寒くありませんでした。

脚は普通のタイツで十分で,明らかに下山用品が多すぎでした(笑)

頂上には,ほんのちょっとだけ雪が残っていました(^^)

頂上には,ほんのちょっとだけ雪が残っていました(^^)

SONY NEX-5N + E18-55mm

途中,富士山を間近に見える絶景を楽しんだり,「フォトポタ日記見てますよ」というありがたいお言葉をいただいたりしつつ,のぼり以上に時間をかけて,ゆっくりゆっくり下っていきました。

おぉ,フジヤマ! 6月には行くからね~!

おぉ,フジヤマ! 6月には行くからね~!

SONY NEX-5N + E18-55mm
「絵画調HDR」で撮ってみたら,ド派手な空・雲になりました(^^)

「絵画調HDR」で撮ってみたら,ド派手な空・雲になりました(^^)

SONY NEX-5N + E18-55mm
意外と寒くないダウンヒル。超のんびり,景色を楽しみながら下ります(^^)

意外と寒くないダウンヒル。超のんびり,景色を楽しみながら下ります(^^)

SONY DSC-TX10



反省&今後

今回は,もともと「タイム更新」というより,シーズン始めの「足慣らし」というつもりだったのですが,慣らすどころか両足とも攣りかけるというダメダメぶり。

月間100km未満の走行距離でタイムアタックしちゃあいけませんね。

そのほかの反省点は以下のとおり。

【荷物を背負うと重い】
当たり前だよ(笑) グラム単位で軽量化した自転車に対し,背中に2キロも荷物を背負っちゃいかんです。
逆に言うと,おいらは標準的体重に比べて5kg以上軽いのですが,筋力や技術うんぬんより(無いし。笑),低体重はすごい武器なんだなぁ,と再認識。
【SIS調整は念入りに!】
フロントインナー×リアロー(27T)ではFDのプレートが激しく擦れていました。普段履きのSHAMALには25Tを使っていて,そこでの調整ではなんの問題も無かったのですが,27Tだと微妙にチェーンラインが変わり,擦ってしまうようです。命綱の27Tは念入りに調整しておかないといけないですね。
【ダメなときは勇気あるリタイアも!】
丸一日経った月曜日も,まだ左脚ふくらはぎはパンパンに張っていて,ものすごく痛みます。ちょうど,ガングリオン手術跡のあたりが傷み,歩くのも億劫な状態です。まぁ,たぶん大丈夫だとは思うのですが,頑張りすぎてアキレス腱断絶!とかにならないよう,走ってみて明らかにダメそうなときは,素直に諦めることも必要ですね。まだ50年以上,595に乗り続ける予定ですし・・・(笑)

こりゃぁ,6月のFHCのためにも,もっともっと走りこまないといけないですなぁ・・・。

と言いつつ,いつものようにそんな走る時間は作り出せない(今週は家族が里帰りだったのです)ので,日々,ローラー台で頑張りましょう(秘密兵器も購入したし。フフフ・・・)

次回は4月上旬に上る予定です~(^^)

キラ~ン! 光明が差す595号。がんばろうね・・・。

キラ~ン! 光明が差す595号。がんばろうね・・・。

SONY NEX-5N + E18-55mm

■「ヤビツ峠」カテゴリー内の前後記事
2012年03月26日 | カテゴリ:  ヤビツ峠 | ID: 10287
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