The Final ヤビツ in 2010
暮れゆく富士山。さようなら~,また来年挑戦するからね!!
手前は湘南平です。
今週の水曜日、おそらく、今年最後になると思われるヤビツアタックに出かけてきました。
2010年はあと2ヶ月ほど残っていますが、もう寒くなってきていて、我が左脚(ガングリオン持ち)も痛くなってきたし、ヤビツ峠は標高700mもありますから、寒さも格別です(特にダウンヒル・・・)。
というわけで,おそらく今年最後となるヤビツアタックでしたが,その結果はどうだったのでしょうか・・・?
超軽量化作戦発動!
先日紹介しましたが、パンク修理セットやドリンク,デジカメ,携帯電話など、携行品を少なくすることで1.5kg以上も軽量化することを発見しました。
今回のヤビツアタックでは、予告通り、このセコい(笑)軽量化作戦を発動してみました。
今回の軽量化作戦では、下記のものを置いていきます。
物品 | 軽量化 [g] |
---|---|
パンク修理セット一式 | 318 |
携帯電話 | 166 |
財布 | 81 |
ドリンク半分 | 300 |
デジカメ | 248 |
トライボックス | 82 |
前後ライト バックミラー | 70 |
チューブレスタイヤ | 130 |
【合計】 | 1397 |
携帯電話&財布は若干抵抗がありましたが,まぁ,ヤビツは電波が入らないし,お金も150円あれば自販機でコーラが飲めるので十分です。
コストは0円(PRO3 Lightは別だけど)でこれだけ軽量化でき、LOOK号の車重は7.3kgまで軽くなりました
3月まで、アルミフレームのRHC号では携行品も含めると10kg以上あったのを思い出すと、感慨深いものがあります。
ただ,さすがにこの寒さではウィンドブレーカー(200g)は必需品ですので,我慢してもって行きました。逆に,カタログ値では180gだったPRO3Lightが,実測したら170gだったのはうれしい誤算です(^^)
世にも珍しい,カタログ値(180g)よりも軽い,PRO3 Light。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこっそりと,STIカバーを戦闘色(?)の赤に変更しています。前夜の作業は割と大変でしたが・・・。
RICOH Caplio GX100ucchannさんの真似をして,リーチアジャストもしていたりします(^^)
RICOH Caplio GX100
作戦遂行の障害は至るところに!
木曜日に会社を休み,超軽量化作戦でヤビツに挑もうとしたのですが,どうもこの日は最初から「敵」が多数登場しました。
第一の敵(ツマ)
この日も,いつものように菜の花台駐車場か、伊勢原の総合運動公園まで車で行って、そこから超軽装備で走るはずだったのですが、思わぬところに敵(?)が潜んでいました。
なんと、この日はツマが車を使いたいとのこと。
ヤビツ(っていうか名古木)まで自走していくしかありません。
しかし、この超軽装備作戦は、ヤビツアタックが片道でわずか12kmしかないから可能なのであって、家から名古木までの35kmを加えてしまうと、片道47km、往復で90km以上もパンク修理セットなしで走ることになり,リスクが高すぎます。
そこで、小田急の秦野駅までは重装備(っていうか普通の装備)で自走し、駅のコインロッカーに荷物を全部押し込んで、超軽装備に変身してからヤビツに向かうことにしました。
う~む、我ながら名案である(^^)
自走したおかげで,こんなのどかな道(金目川CR)を走れたからウレシイ(^^)
RICOH Caplio GX100遠くには冠雪した富士山。今近くに行くからね~(←そんなに近くまではいかない)
RICOH Caplio GX100
第2の敵(APEC)
朝9時半に家を出て、秦野まではのんびり走り、秦野駅に着いたのは11時半でした。そして、駅前駐輪場(!)にLOOK号を停めて、すぐ横の公衆トイレで着替え。
割とリスクの高い停め方。でも,右隣も結構いい自転車さんです。あ,左隣もお安くはないか・・・。
RICOH Caplio GX100この日の朝はむちゃくちゃ寒くて、真冬用のタイツとジャージを着込んで出かけたのですが、タイムアタックでは猛烈に発熱するので、とても無理。
そこで、秋用ジャージとショーツに着替え、さらに各種備品を取り外し、コインロッカーに向かいます。
が・・・。
今回最大の敵。ご理解したけど,ご協力できないよぉ~(涙)
RICOH Caplio GX100こ、こんなところにまで敵の手が・・・。
そう、7日から始まるAPEC(アジア太平洋経済協力)の保安対策の一環として、駅のコインロッカーが使用停止になっていたのです。
「ご理解とご協力」って言われたって、こっちは、もう薄ら寒い格好に着替えちゃっているし、備品類は全部外しちゃったし、どうしてくれるんじゃ~!
APECなんて、警備が簡単な、南極か北極でやってくれよ~(笑)
で、しょうがないので荷物を全部背負って、駅近辺をぶらぶら流していたら、ヨーカドーを発見!
「たぶん、コインロッカーがあるんでは?」という予想は大正解。しかも、コインが戻ってくれる無料ロッカー。
一応、悪いのでお買い物をしたし(キットカット1個)、これで、戦闘準備は整ったぞ!!
ついに完成! 超軽量状態のLOOK号。今のおいらではこれが限界(^^)
あ,余分なケージを外し忘れた・・・。
いよいよ挑戦じゃ~! p(^^)q
いつも以上に長~~~い前フリですいません。これから先はすごく短いのご安心ください(涙)
名古木の交差点でEdge705のバーチャルトレーナーを表示させて計測開始です(トレーナーは10月12日に記録した自己ベスト=41分59秒にセット)
漕ぎ出しはびっくりするくらい軽くなっていました。ダンシングしたときの左右の振りもめちゃくちゃ軽いし,ちょっと踏めば,踏んだ分だけすっと加速してくれます。やはり,1.5kgの軽量化は半端ない効果があります!!
しかし、その感動もつかの間。スタートから300mほどで現れる「豆腐屋さんの前の急坂」で早くも失速し,ぐんぐんトレーナー様から離されていきます。ここ2週間まったく乗っていなかったせいか、それとも、初の自走&アタックのせいか、太股が痛くて痛くてぜんぜん速度を上げられません。
また、思っていた以上に左脚の様子がよろしくなく、大きな力を加えると膝の外側やふくらはぎに鋭い痛みが走ります。
やはり、ここまで寒くなってくると、当社従来比200%サイズのガングリオンの痛みは侮れません。
やむを得ず、前回のNoguさん企画TTのときと同じく、
- ダンシングを多用してごまかす
- 手で太股を押して手伝ってあげる
- 少しでも緩くなるよう、カーブの外側ぎりぎりを走る
などの、とてもセコい技を多用してみましたが、それでも、ちっとも楽にならない。
この秋4回目のヤビツでしたが、初めて「あれ、ギアが足りない」という状態でした。27Tで足りないなら、もう、あきらめるしかないよ~(涙)
で、結果は?
事前準備では、次々と現れる敵を倒し、夢の超軽装備で望んだヤビツアタック。
しかし、敵はおいらの中にいました(正確には左膝の内側ダ)。
前回はucchannさんや,ぶちょーさんに追いつけませんでしたが,今回は,10月12日の自分に追いつくことができませんでした。結局、セコい工夫を重ねて追い上げるも,バーチャルトレーナー様まであと100mくらいのビハインドのままゴール。
背水の陣で望んだ今年最後のヤビツアタックの結果は,
42分32秒
自己ベストの33秒落ちです。悲しい~
【本日の走行データ】
コース :家→秦野→名古木→ヤビツ
所要時間:42分32秒
走行距離:11.6km
最高速度:41.5km/h
平均心拍:172bpm
最大心拍:183bpm
ケイデンス:73rpm
消費エネ:803kcal
(早くも)来年に向けて
というわけで、「今年中に人類を30分台でヤビツ頂上に送る」という公約は守れなくなってしまいました。
別に誰に迷惑をかけるわけではないからいいのですが、やっぱり、悔しい限り。
42分も走って、たった2分短縮すればいいだけなのだから、その差はわずか5%のスピードアップです。
あと少し,目の前まで着た(のかな?)だけに、悔しさもひとしお。先日のNoguさんの気持ちが分かるような気がします(レベルは違うけど)。
さようなら,秦野の町。また来年!
RICOH Caplio GX100
まぁ、今年は、自分の体力増強以外のことは、やれるだけやったので(フレーム交換、Edge705活用、超軽量化作戦)、あとは、自分の体力を増強するだけです。
(「それやってないんかい!」というつっこみがありそうですが。笑)
今年の冬は、固定トレーナーをぐるぐる回し、来年春のヤビツ再開、ひいては富士ヒルクライム挑戦を目指し、さぼらずがんばっていく所存です。
あ~、悔しかったな~(^^;)
帰り道も金目川CR。とっても気持ちがいい~(^^)
RICOH Caplio GX100今度,家族でも走ってみたいな~
RICOH Caplio GX100いかん,日が暮れてきた。いそげ~(^^)
RICOH Caplio GX100本日のラスト。鏡のような相模川河口。
RICOH Caplio GX100
【おまけ】
まず誰も気がつかないとは思いますが,左上のスティッカーがちゃっかりと変わっています。来年に向けてがんばろう!
p(^^)q
- ■「ヤビツ峠」カテゴリー内の前後記事
-
- 1件新しい記事:2010年ヤビツアタックを振り返って
- 1件古い記事 :男達のヤビツTT(この秋3回目)